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四季の薬膳レシピ
藍石(らんせき)
漢方医(薬)師、
薬膳研究家
藍石先生
中国黒龍江省出身。1982年黒龍江中医薬大学医学部卒業、医師。新潟大学医学部内科留学後、岐阜薬科大学薬草研究室研究員を経て、2000年からミズモト学園東海調理製菓専門学校(浜松市)薬膳部長となり、薬膳の知識、技能両面を教えている。

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夏の味は酸味
夏イメージ
夏といっても、緑のみずみずしい初夏のころ、陽射しが厳しい盛夏のころ、時折、秋風を感じる晩夏のころでは、それぞれ趣が違う。
夏の季節をはっきり感じる日は、汗がたくさん出て、喉が乾き、体力の消耗が大きい。そんな時は、清涼飲料や解熱消暑の効果がある寒涼、滋潤、酸味の食を利用して、体を冷し、水分を保ち、元気を回復しよう。 例えば、冷しそうめんや冷菓子(錦玉羹、わらび餅、水羊羹、葛餅など)は、ふと心が和むような涼感がある。また、西瓜、キュウリ、ニガウリ、緑豆、白キクラゲ、蓮の葉、野菜の絞り汁、うなぎ、アヒル、鮎なども夏によいものである。しかし、解暑の食は、主に寒涼の品なので、用い過ぎると脾胃の消化効果を下げる恐れがある。酸味はさわやかな味で、食欲を増進させ、料理の味を引き立てる。また、殺菌作用、食中毒を防ぐ効果があるので、夏の食卓にかかせない味である。甘みを加えることにより、喉の乾き、体力を補うことに効果的である。

料理名または、写真をクリックするとレシピがご覧になれます。

鰻
鰻(うなぎ)
鰻は、昔から夏バテ、夏痩せを防いでくれる貴重な栄養食として知られている。蛋白質、脂肪、ビタミンAに富み、高カロリーの食品で、体力をつけるので、「土用の丑の日」に限らず、夏場には欠かせない栄養源である。
うざく うざく

苦瓜・ゴーヤ
苦瓜(にがうり・ゴーヤ)
沖縄を代表する夏野菜(沖縄ではゴーヤという)。最近は全国的に人気があり、食べると体が涼しくなる。夏バテを吹っ飛ばすにはもってこいの食材。苦瓜の魅力はなんといっても苦味。ふだん苦いものを食べない方も夏には食べられるようになることがある。炒め物、揚げ物、生食と多彩に活用されている。
苦瓜と玉子の炒め 苦瓜と玉子の炒め

冬瓜
冬瓜(とうがん)
低カロリーで水分たっぷり。利尿作用があり、むくみの解消や、泌尿系病気に有効である。体を冷す野菜なので、のぼせの解消にも役立つ。中国では、暑気あたり、糖尿病によるのどの渇きなどに効果があるといわれている。発汗によって水分が失われやすい夏は、スープにして冷してから食べると、十分な水分補給ができる。
冬瓜冷やし煮物 冬瓜(とうがん)冷し煮物

梅
西瓜、梅、山査子(サンザシ)
梅:腐敗防止、殺菌、整腸作用で食中毒を防ぎ、嘔吐、食欲不振、下痢、腹痛に用いる。 西瓜:体の熱を冷まし、夏バテを防ぎ、利尿、むくみ、喉のかわきによい。山査子:胃腸に働きかけて消化機能を促進し同時に血液循環を円滑にする効果があり、特に肉食の消化を助け、高脂血症に有効と言われる。
西瓜入り酸梅湯 西瓜入り酸梅湯
(梅、山査子、西瓜のジュース)

鮎
鮎(あゆ)
鮎は、姿、形、香りのよい魚で、清流を泳ぐ川魚の王といわれている。たんぱく質、ビタミンA、カルシウムが多く含まれており、骨を丈夫にし、疲れ目、夏の疲労、倦怠感を回復させる滋養魚である。
鮎の砧巻き 鮎の砧巻き

アロエ
アロエ
アロエは、苦味剤として、解熱、健胃整腸、便秘、消化不良、美肌に有効である。皮をむいた新鮮なアロエは流出した汁と一緒に食べるとなめらかで、食感が良く、サラダ、冷や奴の食材として最適。
アロエ入り冷や奴 アロエ入り冷や奴

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