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旨いじゃん!静岡おでん
おでんイメージ
写真提供・フォト スギヤマ
北風が吹きすさぶ冬、身もココロも温めてくれる、お・で・ん。グツグツ煮えたぎる真っ黒のスープ、じっくり味がしみこんだ牛スジ、豚モツ、大根、そして黒ハンペン‥。この静岡独特の食文化である、真っ黒スープの静岡おでんを特集。その秘密と魅力にせまった!

静岡おでんが食べられる店
静岡おでんの会のメンバーが実際に食べ歩いて調査し、作成した「おでんマップ」掲載店(※一部です)
おでんマップ掲載店

レシピ
静岡おでんの会、レシピ担当の栄養士・西野優子さんに静岡おでんの会の公式レシピを教えてもらった。「おでんには肉、魚(黒はんぺんや練り製品)、こんにゃく、大根、昆布、玉子、カツオぶし、青海苔などの具が入っていて、栄養学的にもバランスがとれています」と西野さん。さらにおでんに合う、茶飯の作り方も教えてもらった。この二つ、セットで食べればなおカラダにいい!
静岡おでんの会公式レシピ
おでんと一緒に食べたい
茶飯のレシピ

「静岡おでん」まるわかり
だもんで静岡おでんおでん研究の第一人者といわれるルポライター新井由己氏が静岡おでんにディープにせまる書き下ろし。これ一冊で静岡おでんがわかる!
「だもんで静岡おでん」
新井由己著

静岡新聞社(定価1050円)

「日本全国おでん物語」
新井由己著
生活情報センター(定価1470円)

著者のホームページも
必見です!

「おでん博物館」
http://www.odengaku.net

2008静岡おでんフェスタ開催! 2月8日(金)〜11日(月・祝)
静岡の街中に静岡おでんの屋台がズラ〜リ登場!今回は、焼津おでんや、青森、小田原、姫路のご当地おでんも出店。詳しくはこちら→イベント情報へ


おでんバトルは「海ぼうず」が優勝!B1グランプリ出場権獲得!
表彰式2月8日(金)〜2月11日(月・祝)にかけて、静岡街中で開催された「静岡おでんフェスタ」。静岡おでんの屋台40店が街中に出店したほか、全国各地のご当地おでんも登場。街中がおでんの香りに包まれた。14店舗が出場した「おでんバトル」は「海ぼうず」(静岡市駿河区)が優勝。B級グルメの祭典「B-1グランプリ」(10月に久留米で開催予定)に参戦する静岡代表の座を獲得した。準優勝は「おがわ」(静岡市葵区)、3位は昭和ホルモン(静岡市葵区)
全国各地のご当地おでんも出店
静岡おでんのほかに焼津、青森、小田原、姫路のご当地おでんも登場。でも一体どんなおでん?そこで各地域のおでんの会の方などに特徴やおすすめの具材を聞いた。
■日本一の食材で作る「焼津おでん」
焼津おでん探検隊
基本的に静岡おでんと同じだが、焼津が誇る日本一(生産量や水揚げ高など)の食材、黒はんぺん、なると巻、そしてカツオのヘソ(心臓)が入っている。(写真提供/焼津おでん探検隊)
焼津おでん
■北国が生んだ素朴な味「青森おでん」
青森おでんの会

おでんに青森伝統の生姜味噌がかけてあるのが特徴。珍しい具材としては「大角天」という、薄くて大きなさつま揚があげられる。
青森おでん
■おでんダネの種類が豊富「小田原おでん」
小田原おでん会
地元の業者などがアイデアを出して作った30種類以上の具材(小田原おでん会公認ダネ)が入っているのが特徴。中でもえび天や、鳥あげつくねがおすすめ。
小田原おでん
■生姜醤油でさっぱり食べる「姫路おでん」
姫路おでん普及委員会
なんとおでんに生姜醤油をつけて食べるのが姫路流。スープは関西風。おすすめの具は牛すじ、タケノコなど。生姜醤油をつけることによって素材の旨味がさらに引き出されるのだとか。 
姫路おでん

青葉横丁・おでん街を“おでんの聖地”に!
青葉おでん街この「静岡おでんフェスタ」を大道芸ワールドカップに続く、静岡の一大イベントへと盛り上げたいと話す東川さん。「ゆくゆくは焼津、小田原、姫路、青森など、全国に7〜8つある地方のおでんを集めて、静岡で全国大会を開催したい。そして青葉横丁・おでん街を“おでんの聖地”にしたいですね」と話す。
そして、韓国や中国にもおでんはある、富士山静岡空港の開港(来年3月)を睨んで、おでんをキーワードに近隣国からの集客も呼び込みたいと息巻く。「B1グランプリに出場するのは静岡おでんだが、おでんだけではなく、お茶や、みかんなど“静岡”を売り込むことも目的の一つと話す。「地域ブランドによる食の町おこしを静岡おでんが先頭になってやっていきたい」と熱く語ってくれた。静岡おでんの会会長東川和夫さん

静岡おでんとは?
身近すぎて、その存在をあまり意識したことがなかった‥。これが大方の静岡人の静岡おでんに対する意識なのでは。ではそもそも静岡おでんって一体なに?

静岡おでんのルーツ
 真っ黒スープに、牛スジ、豚モツ入りの静岡おでんのはじまりは、大正時代、廃棄処分されていた牛すじや、豚モツを、捨てずに肉系の煮込みにしたのが、はじめだとされている。また当時から、由比や焼津は練り製品の産地だったことから、黒はんぺんなどの練り製品がおでんの具に使われるようになったと言われている。

青葉おでん街のはじまり
青葉公園通りの屋台群
 
戦後、青葉公園通りには約200台ものおでん屋台が軒を連ねていた(左記写真参照)。その様は当時、”無敵艦隊”とも呼ばれたほど圧巻だった。夜、仕事帰りにおでん屋台で一杯というのが、静岡市民のささやかな愉しみだったのだ。その日本一の屋台街が、昭和32年都市開発の名のもと、撤去される運命に。昭和43年にすべてが撤去され、多くの屋台は姿を消したが、一部は青葉おでん街などに移転し、今もなおその灯りをともしている。

真っ黒いスープの秘密
おでんイメージ
他県民が驚く、あの真っ黒いスープはどうやってできるのか。静岡おでんのベースである、牛スジや、濃い口醤油を入れても、一日ではあんなに真っ黒にはならない。どこの店も、スープを捨てずに鰻屋の秘伝のタレのように継ぎ足して使っているので、あんなに真っ黒になる。多くのお店は、終業後、毎日スープをこして冷蔵庫に保管し、翌日それにスープを継ぎ足して作っている。また黒はんぺんなどの練り製品を入れることによってさらに色が黒くなるのだとか。あの真っ黒スープにはその店が醸す長年の時間も刻まれているのだ。

静岡おでんの五ケ条 
静岡おでんを全国にアピールしようと立ち上がった「静岡おでんの会」が定義した「静岡おでんの五ヶ条」。駄菓子屋におでんがあるのは静岡独特って知ってました?またおでんの串は太さ2.5ミリ、長さ6寸(18センチ)の店が多いそうである。

おでんマップを作成し、静岡おでんのPR活動を行っている、静岡おでんの会。その発足は、2001年2月にアイセル21(静岡市)で開催された講座「静岡おでん考」がきっかけだった。「(自分の)子供がねー、コンビニのおでん(関東炊のおでん)になれちゃって、家のおでん(静岡おでん)を食べなくなっちゃってね」。この講座を企画した、アイセル21の杉山幸信さんはつぶやいた。子供の頃、おでんを食べに行った駄菓子屋もコンビニにおされ、次々とその姿を消している。「このままでは静岡の食文化である、静岡おでんがなくなってしまうのではないか」そんな一抹の不安から、この講座を企画したという。三回講座で終了したこの講座だが、終了時に講座だけにとどめておくのはもったいない、と有志が結成してできたのが、この「静岡おでんの会」だ。2002年11月に完成した「おでんマップ」は実際にメンバーが手分けして200軒以上を食べ歩き、「誰でも気軽に食べられる店」として52軒を選んで掲載した。

2008年現在、静岡おでんの会の会員は約50名。一般会員の「サポータークラブ」と業者会員の「マスタークラブ」に分けられ、人数は半々。サポータークラブはマップを作るための調査活動や、他県から静岡おでんを食べにやってくる観光客のもてなし役を務めるほか、老人施設や幼稚園などに出向き、PR活動を行っている。マスタークラブは静岡おでんの“味の追求”を行うとともに、地元の子供達にもっと静岡おでんを知ってもらうべく、今後食育講座も開催する(アイセル21にて4月より開講予定)。静岡おでんの会では一緒に静岡おでんを通じて静岡を盛り上げてくれる仲間を随時募集している。
■静岡おでんの会 (持舟窯内) 電話 054-256-2804
http://oden.cocolog-shizuoka.com/
協力・参考/静岡おでんの会、アイセル21(杉山幸信さん)
「だもんで静岡おでん」(新井由己著)
その他のご当地グルメ :  浜松餃子   富士宮やきそば


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