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しずおか蔵元ウォッチ
「君盃」君盃酒造株式会社
(静岡市)
明治初め、当時、静岡市駿河区小坂にあった満寿一酒造(現・静岡市葵区山崎)から枝分かれし、昭和初期に現在の静岡市駿河区手越に移転。「駿河正宗」という銘柄で市民に親しまれていた。戦時中は市内18の蔵元とともに静岡共同醸造組合に統合されたが、昭和25年復活。このときから「君盃」の名を使っている。唐代の詩人王維の送別の情を歌った詩にちなんだ粋な酒銘である。生産量150石という小さな蔵だが、社長自らが醸し、静岡市内の酒店だけで売る地元に密着した地酒らしい酒。
君盃酒造 写真
 
 
安倍川橋を西へ渡ってしばらく進むと、酒造元のシンボル・酒林が吊るされた旧家が見えてくる。入口が小売店になっているので、酒林がなければ蔵元と気づく人は少ないかもしれない。ここ数年、玄関扉に「全国新酒鑑評会入賞」「名古屋国税局新酒鑑評会入賞」の文字が目に付くようになった。君盃は蔵元の市川誠司社長自らが杜氏となって酒造りをしている自醸蔵。市川社長は造りを始めて2年目に全国に入賞し、平成13年には全国と名古屋ダブル入賞を果たし、平成16年には全国の鑑評会で金賞を受賞した。県内で数社ある自醸蔵の中ではめざましい成績である。杜氏を雇っていた頃から市川社長を知っているが、大変物腰のやわらかい、穏やかで誠実な人で、君盃の味も社長の人柄を象徴するようにきれいでひかえめな味だった。杜氏を雇わず息子さんと二人で酒造りを始めてからは、酒造家魂に火がついたのか、君盃の味も骨太の強さを感じるようになった。「造るからには金賞を目指したい」と意欲的に語る市川さん。社長業に製造、営業、配達、集金まで一人で何役もこなす多忙な日々を送る。これから酒造りを重ね、またいち段と自信みなぎる酒造家の顔を見せるだろう。蔵元自身の意欲や誠意が伝わる酒は、賞の有無にかかわらず、飲み手を熱くさせてくれる 。

「君盃 純米吟醸」
720ミリリットル 1,580円

1.8リットル 2,956円
原料米/美山錦 減農薬米
(精米歩合50%)
日本酒度+2 酸度1.4

君盃 純米吟醸
「君盃 大吟醸」
720ミリリットル 3,364円

1.8リットル 6,626円
原料米/兵庫県産山田錦(精米歩合40%)
全国新酒鑑評会・名古屋国税局新酒鑑評会入賞の真価を味わう逸品。
君盃 大吟醸
「純米酒 天領の瀧」
500ミリリットル 1,050円

1.8リットル 2,520円
原料米/美山錦 減農薬米(精米歩合55%)
美山錦(減農薬米)で仕込んだ味わい深い純米酒。
純米酒 天領の瀧
 
 
仕込み蔵の中
 
誠実な人柄が酒質ににじみ出る
蔵元杜氏の市川誠司社長

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※掲載内容は取材時点のものでその後変更されている場合もあります。【最終更新】2008年9月

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