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しずおか蔵元ウォッチ
「志太泉」志太泉酒造株式会社
(藤枝市)
藤枝市街から瀬戸川沿いに6kmほど北上したのどかな山里にある。明治15年創業。創業者が地元志太で、太い志をもって泉のように湧き立つ酒を造ろうと「志太泉」を命名した。戦前は「三五の月」「ラヂオ正宗」「ミクニワイン」といった銘柄も販売していた。昭和50年代から酒質が一段と向上し、58〜60年度にかけて全国新酒鑑評会で3年連続金賞に輝く。市街より1〜2℃低いという平均気温、自家井戸から絶え間な く湧き出る南アルプス水源の瀬戸川伏流水など地理的財産にも恵まれた、銘醸地・志太を代表する酒蔵。
志太泉酒造 写真
 
 
志太泉の酒造に使われる仕込み水は、南アルプスに源を置く瀬戸川伏流水。源流部は家屋や工場がなく水質汚染の心配がない大自然で、上流の高根山南側には静岡県名水百選「宇嶺の滝」もある。水質は軟水で酒造に有害な鉄分や有機物が少ない理想的な水。これを井戸から汲み上げ、濾過をしないでそのまま使っている。蔵を訪れる機会があったら、ぜひ水をひと口飲ませてもらうといい。志太泉のきれいでまろやかな味は、この水に起因していることがよく解る。杜氏は平成6年から岩手(南部)の実力派・高橋貞実さんが務める。水に慣れ始めた3年前くらいから、きれいでまろやかな持ち味に旨味を加えた新しい志太泉を確立しつつあり、食中酒として新たなファンを広げている。専務で蔵元後継者の望月雄二郎さんは「酒造でもう一つ大切な米。うちのような小さな蔵でも最高級の山田錦が全使用米の3分の1まで占めるようになった。質の良い山田錦を安定確保できるよう、全国の産地をまわって発掘していきたい」と意欲を語る。水、米、造り手の三位一体で醸される日本酒は、水の美しさ、米のおいしさ、そして造り手の意思がそのまま投影された芸術品。この三要素に妥協しない蔵づくりを望月さんは目指している。(※注 平成16年度より、杜氏は田中幸夫さん(南部)が務めています)

「純米大吟醸」
720ミリリットル 2,415円
1.8リットル 4,830円

原料米/山田錦(精米歩合40%)
オール 山田錦40%精米で4合瓶2000円台という飲み手にうれしい逸品。静岡酵母による上品な香りが特徴。
純米大吟醸
「吟醸」
720ミリリットル 1,528円
1.8リットル 3,058円

原料米/山田錦(精米歩合50%)
日本酒度+6

キリッとすっきり飲める。
吟醸
「特別本醸造」
720ミリリットル 1,260円
1.8リットル 2,572円

原料米/五百万石
(精米歩合50%)
日本酒度+7.0 酵母、静岡酵母 酸度1.2

きれいな旨味のある吟醸系特別本醸造
特別本醸造
 
 
志太泉を支える杜氏の
高橋貞実さん(左)と
専務の望月雄二郎さん
 
麹室の中で吟醸麹の
品温を確かめる
 
高橋さんのもとで修業中の
社員、遠藤隆弘さん(29)

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