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しずおか蔵元ウォッチ
「富士正」富士正酒造合資会社
(富士宮市)
慶応2年(1866)創業、現社長・佐野直次さんで8代目を数える伝統蔵。戦前からの吟醸・純米酒造りの伝統を戦後米不足の時代も守り続け、昭和40年代に「天然醸造」と銘打った純米酒を東京で発売して話題になった。静岡の酒が注目される以前から低酸度のきれいな酒質で評価され続け、97年には名古屋国税局新酒鑑評会首位賞、全国新酒鑑評会金賞のダブル受賞に輝く。
富士正酒造 写真
 
 
白糸の滝に近い富士宮市下条には、同じ地区に富士正、白糸の2軒の酒蔵があり、富士山麓の酒造の伝統を守り続けている。「千代乃峯」「富士正」の酒銘で親しまれてきた富士正酒造。「客の顔色を見て造るんじゃなくて、自分がうまいと思って造る酒」。アルコール添加全盛時代に純米酒を復活させたり、淡麗型全盛の今、父親世代の晩酌酒をイメージした超辛口酒を出したりと、酒造りに対する佐野社長のポリシーは実に明解で、夫人の睦子さん、南部杜氏の古川隆さん、番頭の功刀(くぬぎ)さんらがこれをよくサポートし、社長が望む酒を送り出している。とくに睦子さんが作るホームページでは、蔵元の姿勢や酒蔵の作業や暮らしぶりが紹介され、県内酒造会社では珍しく、ネット通販も行っている。ネットを通じて蔵の魅力を知った遠方の人々が見学に訪れるなど、ファンの裾野は着実に広がっているようだ。佐野社長は昨年オープンした道の駅「あさぎり」の社長も務め、店内で販売する富士宮の地場産品の開発・育成に尽力している。

「富士正純米吟醸」
720ミリリットル 2,100円
1.8リットル 5,250円

原料米/山田錦(精米歩合45%)
酵母、静岡酵母

山田錦45%精米の高品質な純米吟醸。静岡酵母の軽快さが純米の旨味とミックス。
富士正純米吟醸
  
「富士正大吟醸」
720ミリリットル 3,360円
1.8リットル 10,500円

原料米/山田錦(精米歩合40%)
もろみを40日かけて丁寧に仕込んだ
フルーティーな逸品。
富士正大吟醸
  
「骨ある男の酒 げんこつ」
720ミリリットル 1,050円
1.8リットル 1,733円

日本酒度+8

辛口。「げんこつおやじ」をほうふつとさせる骨太の味。
骨ある男の酒 げんこつ
 
 
南部杜氏の古川隆さん
 
見学者にもろみの説明をする
古川杜氏
 
なまこ壁の風情ある蔵の前で
利き酒を楽しむ見学者

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※掲載内容は取材時点のものでその後変更されている場合もあります。【最終更新】2008年2月

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