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しずおか蔵元ウォッチ
「萬燿」 万大醸造合資会社
(伊豆市)

修善寺から中伊豆に向かう途中、天城山の山裾の里にある蔵元。「萬燿(ばんよう)」「あらばしり」の名で伊豆の観光旅館や土産物店を中心に親しまれている。平成5年には日本で初めて黒米を原料にした四段仕込みの酒「目ざめても夢の中」を発売し、旅館や料亭では食前酒として人気を集める。「伊豆のにごり酒」「下田美人」「八幡の杜」「天城山」「天城隧道」「天城」「花吹雪」「伊豆の寒梅」などご当地銘柄も数多く、伊豆の地の酒のよさを伝えている。

 
 
温泉が湧くのどかな山里に、「万大醸造」の文字が鮮やかな煙突がそびえる。蔵の入り口では高さが7メートルはあろうかという堂々とした山門が迎える。古い寺の庫裡を移築した鶴生館(かくせいかん)があり、庭の奥には大きな酒樽を改装した茶室や、酒神様が祭られている。蔵元の佐藤守令さん・久枝さん夫妻は、今では一軒となってしまった伊豆・修善寺の酒蔵として「機械仕込みの大手の酒とは違う手仕込みのよさ」を大切にしている。飲みやすい、買いやすいがモットーで普通酒や本醸造が中心だったが、杜氏の星野啓治さん(越後杜氏)が平成11年静岡県新酒鑑評会純米の部で県知事賞(第1位)を獲得したのを記念し、純米吟醸を発売した。意欲ある星野さんの技量を見込んで、洗米装置や麹室なども改築し、品質の向上に努めている。佐藤社長が力を入れた本格三年焼酎「鬼の念仏」も好評だ。

「黒米四段仕込み清酒・目ざめても夢の中」
720ミリリットル 1,050円

修善寺の町おこしで栽 培された黒米を原料に、四段仕込みで丁寧に仕込んだ。食前酒に最適。
「伊豆の地酒あらばしり」
720ミリリットル 700円

辛口の清酒。この味で700円はお買い得。
「鬼の念仏」
1,200円

県内の蔵元では数少ない本格焼酎。酒カス、米を原料にしたすっきり辛口の味。
※伊豆特産品のリキュール類「わさび酒」「やまもも酒」「白枇杷酒」「ニューサマーオレンジ酒」「いちご酒」「梅原酒」も人気で、商品は門より、200メートルあがった本店で販売している。
 
  
 
蔵元が吟醸造りの環境を整えてくれるから張り合いが出ますと語る杜氏の星野啓治さん 

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※掲載内容は取材時点のものでその後変更されている場合もあります。【最終更新】2008年9月

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