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内観
鳥料理 山参鶏肉店
(沼津市沼北町)
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鶏肉と地酒―厳選食材の奥の深さをじっくり味わう
鶏肉は、肉屋さんにも鶏肉専門店があるように奥の深い食材だ。部位によってさまざまな味が楽しめ、品種や育て方による違いも消費者に少しずつ浸透し、静岡でも「駿河若シャモ」のようなブランド鶏肉が登場した。そんな鶏肉の魅力を存分に味わえる、その名もずばりの鳥料理専門の店。実家が鶏肉専門店という和食料理人・山本宏さんが、刺身からラーメンまで、鶏肉で楽しめるありとあらゆる料理を提供する。そのパートナーにチョイスしたのが地酒。洗練された香味が特徴の静岡酒は「自信を持って選んだ鶏肉の旨味をしっかり味わってもらうため、焼き鳥などもあえてミディアムに仕上げる」という山本テイストにぴったりフィットするという。日本酒も鶏肉以上に奥の深い世界。どの鳥料理をどの酒で味わおうか、なんて考えてみると底が知れない。食いしん坊の地酒ファンならどっぷりハマってしまいそうだが、店は若者や女性客向けのハイセンスな構えで人気の芋焼酎もそろっているから、とにかく気軽にのぞいてみることだ。
山本 宏さんご主人のこだわり
酒肴地酒
老舗鶏肉店生まれの料理人
山本 宏さん
実家は沼津で創業100年の老舗鶏肉専門店「山三鶏肉店」。東京、浜松、伊豆などで和食や寿司の修業をし、2005年7月、屋号の「三」を「参」に替えて独立。低価格の焼き鳥チェーン店が台頭する中、「ホンモノは必ず残る!」の信念で料理も酒も妥協せず、直球勝負で挑む熱血家だ。日本酒党のためには魚の酒肴も用意してくれる、ご本人も熱〜い日本酒党。
初めての客にはビックリ!の若鳥半身唐揚げ。沼津は焼き鳥や唐揚げの店が多く、半身は店によって揚げ時間が微妙に違い、その店の実力を知るバロメーターになるという。当然、ささ身やレバーの刺身は食材選びのバロメーターだ。トマトの浅漬けは和食料理人ならではの遊び心。 地元にこんなに素晴らしい酒があるなら、地酒にトコトンこだわりたいという山本さん。とくに沼津の白隠正宗は蔵見学をして若き当主高嶋さんの姿勢に共鳴したという。燗酒は喜久醉の特別本醸造(1・5合で650円)、他の吟醸クラスも1合500〜600円と良心的な価格で提供する。

地酒リスト
白隠正宗、初亀(初亀醸造)、志太泉(志太泉酒造)、
喜久醉(青島酒造)、開運(土井酒造場) (以上、静岡)
※掲載内容は取材時点のものでその後変更されている場合もあります。【最終更新】2008年4月

地酒ライター
Profile
鈴木真弓・コピーライター、しずおか地酒研究会主宰。静岡県の技と味にこだわって取材活動十数年、ご縁の多かった地酒の造り手・売り手・マジメな?呑み手の応援に努めています。「しずおか蔵元ウォッチ」「酒造りの蔵から」、静岡新聞社刊「地酒をもう一杯」もぜひ見てくださいね。

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