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静岡の地酒が呑める店
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内観
すしと板前料理 篤(あつ)  
(静岡市駿河区小鹿)
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すしの魅力と味わいの幅を広げる、産地厳選ネタ&厳選地酒ラインナップ
鮨好きの地酒ファンにとっては見逃せない魅力的な店が、またひとつ増えた。静岡市の済生会総合病院前に2004年11月オープン。清々しい店内のカウンターに並んだネタは、宝石箱のようにカラフルで輝いて見える。一番自慢で一番人気のマグロをはじめ、由比出身の店主・望月篤さんが地元の仕入れルートで入荷した「倉沢の幻の根付きアジ」「襟裳産の活子持ちボタンエビ」というように、オススメのネタは産地も書き入れ、毎日印刷してメニューに差し込む。「焼きトロレモン塩」「タイラ貝あぶりゆず塩」「シメサバたたきポン酢」なんて変わり鮨メニューも、見ているだけで想像力が刺激される。これに焼物・煮物・揚物の一品料理が加わり、メニューの幅は有名回転すしチェーン並みの充実ぶりだが、中身の差は子どもでも解るだろう。酒は静岡の銘柄10種をはじめ、希少古酒や人気焼酎など酒通ナットクのラインナップ。こういうお店にはできたら家族連れで、ホンモノの鮨の旨さと、いいお酒をしみじみ味わう姿を子どもたちに見せてあげて欲しいと思う。
店主・望月篤さん一家ご主人のこだわり
酒肴地酒
いなせな職人
店主・望月篤さん一家
静岡市内の名店で修業し、2004年11月に開業。妻の夏子さん、弟子の田形博人さんとともに明るく朗らか・清々しさたっぷりの店づくりに努める。修業時代のお客さんやレアな地酒をお目当てに来るお客さんで、郊外店のハンディもなんのその。ホンモノ志向のメニューですし好きの食通やお年寄りにも好評だ。回転寿司や大型チェーン居酒屋の台頭で、こういう職人一家の店が貴重な存在になりつつあるだけに、心から応援したい!
この日のオススメ「倉沢の幻の根付きアジ」は由比町倉沢沖に居ついてサクラエビを餌にし、脂のノリが絶妙だという。おそらく静岡市内のすし店ではこの日、この店でしか食べられなかっただろう。「そればっかり強調しないで。みんなオススメなんだから」と店主にいさめられたが、魚の新しい魅力を教えてもらったことは確かだ。 静岡の銘柄の充実ぶりは繁華街の人気店に負けない。店主は「酒屋が勧めるものを入れているだけだよ」とおっしゃるが、とくに「英君・10年古酒KOHAKU」や「葵天下・金賞受賞酒」なんてレアものは、通りいっぺんに銘柄を集めた店ではお目にかかれない。基本的に1合または4合瓶売り。4合瓶は飲食店とは思えないおトクな価格。ぜひお仲間でどうぞ。

地酒リスト
英君(英君酒造)、臥龍梅(静ごころ 三和酒造)、初亀(初亀醸造)、
磯自慢(磯自慢酒造)、杉錦(杉井酒造)、おんな泣かせ(若竹 大村屋酒造場)、
開運(土井酒造場)、葵天下(山中酒造合資会社)、國香(國香酒造)、
花の舞(花の舞酒造) (以上、静岡)
飛露喜(福島)、四季桜(栃木)ほか
※掲載内容は取材時点のものでその後変更されている場合もあります。【最終更新】2008年8月

地酒ライター
Profile
鈴木真弓・コピーライター、しずおか地酒研究会主宰。静岡県の技と味にこだわって取材活動十数年、ご縁の多かった地酒の造り手・売り手・マジメな?呑み手の応援に努めています。「しずおか蔵元ウォッチ」「酒造りの蔵から」、静岡新聞社刊「地酒をもう一杯」もぜひ見てくださいね。

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