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内観
駿河ダイニング 伽音(かのん)
(静岡市葵区呉服町)
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早くもリピーター続出、地産地消とモダンが融合した新感覚ダイニング
2005年7月にオープンした和風ダイニング。ほとんどメディア宣伝していないにもかかわらず、早くも週2回・3回とリピートするファンが出現するなど、大きな話題を集めている。お目当てはさまざまだろう。店内は外国人が見る日本の佇まいをイメージした、クラシカルでオリエンタルな空間。席はカウンター、ボックス、テーブル、掘り炬燵と用途に合わせて選べる。メニューは駿河ダイニングのタイトルどおり、静岡県産の農畜産物や魚介類・水産加工品をとりそろえ、調味料も醤油は大須賀町の栄しょうゆ、みりんは藤枝・杉井酒造の飛鳥山みりん、ソースは浜松のトリイソースというように地元の逸品ぞろい。静岡新聞社刊のお取り寄せカタログ「静岡いっぴん堂」の中身をまるごと集めたようなラインナップだ。当然、酒はオール静岡酒。とりわけ典型的な静岡酵母の酒として通好みの國香をほぼ全種類そろえるあたり、静岡らしさが何たるかをちゃんと理解している証拠。しかも飲んで食べて4000円いくかどうかというリーズナブルさ。仕入れコストがかかっているだろうに…と内心心配になりながらも、静岡の街中にこれだけ気概のある店が登場したことを素直に喜びたい。
 ご主人のこだわり
酒肴地酒
地産地消のナビゲータートリオ
國香の蔵元、有東木のわさび、梅ヶ島の原木しいたけ、富士宮の駿河若シャモと有精卵、浜北の黒豚etc・・・生産者を丹念に訪ね歩き、仕入れた地元食材の魅力を真摯に伝えたい―そんな思いで結集した3人。「料理人としてこれだけの食材を任されるのはこの上ない幸せ」「静岡の酒を一人でも多くの人に知ってもらうためにも可能な限り価格を抑えた」「まっとうな商いがどこまで通用するか挑戦している」と3人は熱く語る。
数えるほどしか入手できない駿河若シャモの刺身盛合わせ。当日さばいた鶏の内臓系が生で食べられるのは他にはなく、魚と見紛うほどの鮮度とまろやかさにビックリ。メニューはどれも「生産者の顔が見える食材」をモットーに地産地消を体現している。 仕入れ担当の平井武さんが厳選した静岡酒8銘柄。とりわけ國香は純米大吟斗瓶、大吟、特別純米中汲み、特別純米無ろ過、本醸造の5種類をそろえた。60ml×3種類楽しめる國香セット1000円、大吟醸セット1500円、吟醸セット900円がオススメ。

地酒リスト
正雪(神沢川酒造場)、英君(英君酒造)、初亀(初亀醸造)、
磯自慢(磯自慢酒造)、杉錦(杉井酒造)、志太泉(志太泉酒造)、
喜久醉(青島酒造)、開運(土井酒造場)、國香(國香酒造
※掲載内容は取材時点のものでその後変更されている場合もあります。【最終更新】2007年10月

地酒ライター
Profile
鈴木真弓・コピーライター、しずおか地酒研究会主宰。静岡県の技と味にこだわって取材活動十数年、ご縁の多かった地酒の造り手・売り手・マジメな?呑み手の応援に努めています。「しずおか蔵元ウォッチ」「酒造りの蔵から」、静岡新聞社刊「地酒をもう一杯」もぜひ見てくださいね。

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