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内観
舎利とねた ○庵
(富士宮市青木平)
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地酒―富士山―鮨の“美感トライアングル”をたん能できる別荘造りの店
富士山の景色は静岡県民には見慣れたものだが、山頂や稜線がくっきり見えた日はとても得をした気分になる。静岡の酒が静岡県民の口に合うのも当然といえば当然だが、富士山を眺めながら、美味しい鮨をつまみながら呑めたとしたら、口に合うどころじゃない、陶酔感さえ覚えるだろう。地酒―富士山―鮨の“美感トライアングル”を一挙にたん能できる店、それが○庵だ。富士宮市郊外の高台の別荘地にあり、たたずまいも高原の別荘そのもの。ご主人高橋裕さんはドライブでこの地に立ち寄り、富士山のあまりの美しさに心動かされ、横浜で経営していた鮨店をたたんで平成3年に転居してきた。妻・美千恵さんも偶然立ち寄った『酒舗よこぜき』で地酒の薫陶を受け、女性では県内初の『酒匠』資格を取得。以来、鮨と酒、夫婦二人の競作で極上の味を提供し続ける。午後のアイドルタイムも休憩をとらないのは、「夕焼けの赤富士を観てもらいたいから」との配慮。スローなペースに身をゆだね、あるがままのおいしさ・美しさを楽しむ悦びを教えてくれる素敵なご夫婦だ。
高橋裕さん・美千恵さんご主人のこだわり
酒肴地酒
遠来の客を惹きつける力を持つ
高橋裕さん・美千恵さん
知人の別荘を訪ね、「富士山があまりにもきれいで、帰りたくなくなった」のがきっかけで平成3年に横浜から転居。通りすがりに見つけた酒舗よこぜきで、店主横関さんが兵庫の蔵元と電話で備前焼の話をしていたのを偶然立ち聞きし、「備前の窯元なら紹介しますからうちに来ませんか」と声をかけ、以来、地酒と深〜い縁ができた。「日本酒は遠来の客を呼べる力がある。お酒がよければどんな料理でもまた来たいと思わせる」。いいものとの出会いは偶然ではなく必然かもしれない、と感じさせる素敵なご夫婦だ。
旬のネタと赤酢を使ったすし飯が絶妙にマッチした自慢の鮨(5250円のコース)。備前の陶器に並ぶと皿に描かれた絵のようだ。食後には抹茶と手づくり和菓子が付く。  「ソムリエのように料理に合わせてお酒を少量お出しする」スタイルを10年前から続ける酒匠の妻・美千恵さん。客の95%が日本酒を呑み、美千恵さんのセレクトに委ねる。

地酒リスト
高砂(富士高砂酒造)、正雪(神沢川酒造場)、初亀(初亀醸造)、
磯自慢(磯自慢酒造)、喜久醉(青島酒造)、開運(土井酒造場)(以上、静岡)
義侠(名古屋)、十四代(山形)、菊姫(石川)、天狗舞(石川)、黒龍(福井)、
久保田(新潟)、清泉(新潟)、群馬泉(群馬)、龍力(兵庫)、梅錦(愛媛)、
南(高知)ほか
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※掲載内容は取材時点のものでその後変更されている場合もあります。【最終更新】2008年3月

地酒ライター
Profile
鈴木真弓・コピーライター、しずおか地酒研究会主宰。静岡県の技と味にこだわって取材活動十数年、ご縁の多かった地酒の造り手・売り手・マジメな?呑み手の応援に努めています。「しずおか蔵元ウォッチ」「酒造りの蔵から」、静岡新聞社刊「地酒をもう一杯」もぜひ見てくださいね。

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