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内観
魚魚六
(静岡市清水高橋)
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地酒ファンの魚屋の店
以前、酒屋さんが経営する居酒屋を紹介したことがあるが、今回は魚屋さんがオーナーの店。しかも住宅街で戦前から店を構え、業務用ではなくご近所のお客さん相手の、絵に描いたようなまちの魚屋さんだ。一見の客を対象とする観光地の店とは違い、地域にしっかり根を下ろし、信頼を築いてきただけに、説明されなくてもどことなく解る。どのメニューも“ハズレ”がないということを。オーナー杉山竜男さんは朝6時には市場に顔を出し、魚屋の仕事をひとしきり済ませ、夜は24時までしっかり居酒屋おやじ。自身も食べること呑むことが大好きで、自分が楽しめるメニューを喜んで作っている。とにかくバイタリティと包容力がある人で、地酒にハマってお客さんと蔵元訪問したり日本酒の会を開いたりもした。今はマイペースで焼酎ファンとも上手につきあっているが、地酒への愛着は変わらない。魚好きの酒屋の店と、酒好きの魚屋の店。当然、リーズナブルな価格でホンモノが味わえる。こういう店があるのも、静岡が、魚と酒がうまい土地だからこそ、だ。
杉山 竜男さん ご主人のこだわり
酒肴 地酒
地酒&料理好きの魚屋さん 
杉山 竜男さん
戦前から清水高橋で魚屋を営む「魚六(うおろく」の現オーナー。居酒屋は平成4年に開業し、開業3年目ぐらいから地酒を充実させるようになった。もともと料理好きで食べ歩きが趣味。メニューも自分で楽しんで考案する。チャーハン、カレー、オムレツなども作ってくれるので家族で気軽に寄れる。呑んで食べて予算は一人3000円ぐらい。ご本人がこういう店で呑みたいという理想を実践しているんだなあと実感!
さすが清水の魚屋。マグロのカマもよくある顎カマではなく、1頭に2個しかない横ヒレのカマ(焼くのに1時間かかるので要予約)が味わえる。フライはお母さん担当。魚の鮮度がいいから風味バツグンだ。写真は刺身盛合わせ・小いわしフライ・杉山さんお気に入りの鉄板焼納豆。   地酒は県外も含めると常時20種はある。3種セレクトができ、本醸造コース1000円、純米・純吟コース1350円、吟醸コース1500円で楽しめる。仲間同士でセレクトを上手に利用すればいろんな種類が味見できる。最近は女性客のほうが日本酒をよくオーダーしてくれるそう。

地酒リスト
高砂(富士高砂酒造)、正雪(神沢川酒造場)、満寿一(満寿一酒造)、
初亀(初亀醸造)、磯自慢(磯自慢酒造)、喜久醉(青島酒造)、
始郎(若竹 大村屋酒造場) (以上、静岡)
くどき上手(山形)、越乃寒梅(新潟)、手取川(新潟)、清泉(新潟)、〆張鶴
(新潟)、真澄(長野)、義侠(愛知)、大黒正宗(兵庫)、王禄(島根)、東長
(佐賀)ほか
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※掲載内容は取材時点のものでその後変更されている場合もあります。【最終更新】2005年2月

地酒ライター
Profile
鈴木真弓・コピーライター、しずおか地酒研究会主宰。静岡県の技と味にこだわって取材活動十数年、ご縁の多かった地酒の造り手・売り手・マジメな?呑み手の応援に努めています。「しずおか蔵元ウォッチ」「酒造りの蔵から」、静岡新聞社刊「地酒をもう一杯」もぜひ見てくださいね。

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