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静岡の地酒が呑める店
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内観
寿司割烹 船正
(静岡市吉野町)
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匠の寿司屋が地酒も特化。鬼に金棒の地酒ファン必須の店
魚がおいしい季節、新酒しぼりたてがお目見えする季節になると、外食を何回か減らしてでもお寿司屋さんのカウンターで呑みたくなる。もちろん寿司屋以外でも魚や新酒は楽しめるが、魚に特化し、旬や産地を熟知し、専門ルートで希少なネタを仕入れることのできる老舗寿司屋の大将のウンチクは、それ自体、立派な酒肴。加えてしぼりたてから熟成酒まで多様な日本酒が味わえる貴重なこの時期、地酒の知識も思い入れがあれば言うことなし。船正はそんな酒呑みの理想に適う、しかも、女性も初心者も入りやすいオープンな店だ。昭和47年の創業以来、一代でのれんを築いた大将の村岡正美さんは、食材選びも料理の技も客あしらいも匠レベル。魚と酒はそれを選んで勧める店主への信頼感が大切なだけに、安心してまかせられる。地酒に関しては静岡酒の目利きとして私も万全の信頼を置く松永酒店から仕入れ、しぼりたてはいち早く、さらにビックリするようなレア熟成酒もそろえる。酒ぞろえをアピールする看板を出していないので外からはわからないが、だからこそ初心者も入りやすく、思わぬ出遭いに感激ひとしお。1回で何度もオイシイ思いができるはず。
村岡 正美さんご主人のこだわり
酒肴地酒
寿司と地酒の匠 
村岡 正美さん
昭和47年に創業し、一代で静岡を代表する名店に育て上げた。頑固な職人さんと思いきや、女性向けのセットメニューやランチ丼を出したり、寿司ネタのカロリー表示をしたり、自前でホームページを作ったりと実にフレキシブル。水曜と金曜は自分で打った手打ち蕎麦も出す。「寿司屋で若いお客が減ったのは自分たちの責任。日本酒も寿司ももっともっと若者に好きになってもらわなきゃね」と明言。なるほど時代感覚に敏感だからこそ老舗は続くのだと実感した。
酒好きの取材者に配慮?し、自家製からすみ、三河産このわた、越前の塩うに、そして名物白子焼をドンとご用意。これに旬のお造り、にぎり寿司、大将の手打そばまで味わえるのだから、酒呑みは言うことなし!?  静岡の寿司屋の心意気とばかり、忠正や満寿一といった市内銘柄を大切にし、静岡酵母使用の銘酒を徐々に増やした。写真の英君、瓢月(初亀)、志太泉はおそらくここでしか呑めない超レアヴィンテージ

地酒リスト
正雪(神沢川酒造場)、英君(英君酒造)、忠正(吉屋酒造)、
満寿一(満寿一酒造)、初亀初亀(初亀醸造)、磯自慢(磯自慢酒造)、
志太泉(志太泉酒造)、喜久醉(青島酒造)、開運(土井酒造場)、
國香(國香酒造)、花の舞(花の舞酒造)(以上、静岡)
八海山(新潟)、黒龍(福井)ほか
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※掲載内容は取材時点のものでその後変更されている場合もあります。【最終更新】2008年5月

地酒ライター
Profile
鈴木真弓・コピーライター、しずおか地酒研究会主宰。静岡県の技と味にこだわって取材活動十数年、ご縁の多かった地酒の造り手・売り手・マジメな?呑み手の応援に努めています。「しずおか蔵元ウォッチ」「酒造りの蔵から」、静岡新聞社刊「地酒をもう一杯」もぜひ見てくださいね。

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