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静岡の地酒が呑める店
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内観
治作
(沼津市添地町)
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酒通も食通も馴染みにしたくなる駅前の老舗割烹
地酒が充実した、駅前の老舗割烹料理店。交際範囲の広い人なら、主要都市ごとに1軒ぐらい馴染みの店を知っていれば何かと便利に違いない。地酒ファンは食にもウルサイからちゃんとした板前料理で、接待でもプライベートでも使える適度な落ち着きと入りやすい店構えで、終電ギリギリまで呑めるよう駅から徒歩圏内で・・・と条件を上げればキリはないが、沼津ならこの店を推したい。ふぐ料理を看板にしているので一見敷居が高そうにも見えるが、メニューは沼津ならではの新鮮な魚料理をはじめ、コロッケ・から揚げ・トンカツといったお惣菜グルメもそろっている。東京で修業中に静岡の酒に開眼した若主人・赤坂信明さんは、「キンキンの熱燗をくれ」「新潟の○○○はないのか」と日本酒選びに柔軟性を欠く?年配客にも地酒のよさを伝えようと奮闘中。師匠の父と母がさりげなくサポートする。店主一家のアットホームさも手伝って、カウンターに座ると敷居の高さなどどこへやら。こういう店が東海道沿線各駅にあれば、静岡の酒呑みは幸せだろうなあ。
若主人の赤坂 信明さんご主人のこだわり
酒肴地酒
ふぐと地酒で老舗割烹の次代を拓く若主人
赤坂 信明さん
父が開店し名店に育て上げた治作の暖簾を継ぐにあたって、父にない技を得ようと、東京の修業先ではふぐ料理の免許を取得。酒も、父が扱っていたのは灘もの1本だったが、修業先で覚えた新潟酒から入り、全国の隠れた地酒を少しずつ発掘。昔からの馴染み客や年配客に無名の酒や静岡の吟醸酒のよさを伝えるのは至難の技だったが、「自分自身、量は呑めないけれど記憶に残る酒を」と吟味した銘柄には絶対の自信を持つ。その心意気にほだされた地酒ファンも着実に育っている。
磯料理の充実ぶりは沼津の老舗割烹ならでは。涼しくなっていちだんと美味しくなる駿河湾の地魚をつまみに味わう地酒。日本人ならこの調和のよさを忘れないでいたいものだ。冬場の自慢のふぐコースは刺身・ふぐちり・ぞうすい付きで4800円から  若主人の赤坂信明さんは東京の修業先のオーナーが新潟出身だったことから、治作でも新潟酒を中心に扱い始めたが、東京の酒屋から「静岡にいい地酒がたくさんある」と教えられ、勉強するうちに呑み慣れ、愛着も深まった。静岡酒はこういう勉強熱心な若主人のいる店に愛されるのだ

地酒リスト
白隠正宗、正雪(神沢川酒造場)、初亀(初亀醸造)、
磯自慢(磯自慢酒造)、おんな泣かせ (大村屋酒造場
(以上、静岡)
十四代(山形)、飛露喜(福島)、〆張鶴(新潟)、菊姫(石川)、
十九(長野)、醸し人久平次(愛知)、東洋美人(山口)ほか
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※掲載内容は取材時点のものでその後変更されている場合もあります。【最終更新】2008年5月

地酒ライター
Profile
鈴木真弓・コピーライター、しずおか地酒研究会主宰。静岡県の技と味にこだわって取材活動十数年、ご縁の多かった地酒の造り手・売り手・マジメな?呑み手の応援に努めています。「しずおか蔵元ウォッチ」「酒造りの蔵から」、静岡新聞社刊「地酒をもう一杯」もぜひ見てくださいね。

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