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内観
酒蔵 千寿
(浜松市田町)
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千寿オールラインナップ
お酒を味わうとき、いろいろな銘柄を試せる店と、いろいろなタイプを試せる店がある。どちらも日本酒の味わいの広さや深さを実感できることに相違ない。この店は店名が示すとおり、磐田の地酒「千寿」の蔵元ゆかりの店で、千寿ばかり15種余りそろっている。ひとつの銘柄でほぼ全種類が試せるということだ。樽酒、にごり酒、純米、吟醸、しぼりたてにひやおろし・・・。米の醸造酒がこれほどバリエーション豊かな味を創り出すことを再認識したが、純米吟醸・舞車が1合500円という安さにもビックリ。もともと千寿酒造会長の親友が創業し、一時期、蔵元が経営にかかわり、平成15年から現店主・徳増浩一さんの店になったが、酒の価格は変わっていないという。純吟が500円以下で呑める店は私も初めてだ。これに、経験豊かな料理人夫婦でもある徳増さんと妻の佳世さんが、舌の肥えた熟年客も満足させる酒肴を提供。遠州の食通が憧憬するという浜名湖のササガニ、ドーマンガニも予約で味わえる。酒杯が進むのは、信頼できる料理人あってのこと、と改めて実感した。
徳増浩一さん・佳世さんご主人のこだわり
酒肴地酒
千寿ひとすじのベテラン料理人夫婦
徳増浩一さん・佳世さん
この店が千寿酒造直営だった平成9年から厨房を任され、腕と人柄を見込まれ、平成15年に蔵元から店を託された。それまで外へ勤めに出ていた佳世さんも厨房に立ち、今では浩一さんよりも佳世さんお目当ての客のほうが多いとか。寡黙なご主人と朗らかな奥様の絶妙なコンビは、実に絵になる!
地魚、とりわけ遠州の食通はカツオで店を吟味するといわれるだけあって、カツオ選びには手を抜かない。人気のにんにく巻は、青森産の上質なにんにくを豚肉で巻いてタレで焼いたもの。夏バテ気味の方にはとくにオススメ!   千寿がほぼ全種類そろい、しかも純米吟醸・舞車は1合500円、燗酒の本醸造が2合700円という驚きの安さ。日本酒を敬遠しがちな若い人もこれならすんなり入っていけるかも。日本酒が、造りによってこれだけ種類が豊富でお手軽な飲み物だと実感してもらいたい。

地酒リスト
千寿(千寿酒造
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※掲載内容は取材時点のものでその後変更されている場合もあります。【最終更新】2008年4月

地酒ライター
Profile
鈴木真弓・コピーライター、しずおか地酒研究会主宰。静岡県の技と味にこだわって取材活動十数年、ご縁の多かった地酒の造り手・売り手・マジメな?呑み手の応援に努めています。「しずおか蔵元ウォッチ」「酒造りの蔵から」、静岡新聞社刊「地酒をもう一杯」もぜひ見てくださいね。

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