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内観
魚河岸 大作
(静岡市黒金町)
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全国にも誇れる駅ビル名物居酒屋
静岡駅ビルパルシェがオープンした23年前に同時開店し、静岡の地魚と酒にトコトンこだわる駅ビル名物居酒屋として親しまれる大作。焼津や由比などから直接仕入れる駿河湾の幸は常時50種以上。わさび漬け、ひもの、たたみいわし、塩辛といった酒肴もオール自家製。魚嫌いが直ってしまうイキのよさ・手づくりの味わいを存分に楽しませてくれる。私自身もこの店で苦手な魚をいくつか克服したクチだ。酒は静岡市の満寿一ひとすじ。店主・久保田満夫さんは子どもの頃から、紺屋町で初代大作を営んでいた父に連れられ、蔵元に遊びに行き、父から「お前が学校へ行けるのも満寿一さんのおかげ」と言われて育ってきた。地酒にそれだけ思い入れのある店主が駅ビルに居るというのは、蔵元にとっても呑み手にとっても心強い限りである。これだけ中身の充実した居酒屋が県庁所在地の駅ビルにあること自体、静岡市民の誇りにしていい。
店主の久保田さん(右)と弟子の小野田さん(左) ご主人のこだわり
酒肴 地酒
駅ビルの名物店主
久保田満夫さん(右)
父が紺屋町で、兄が現在も新静岡センター横で「大作」を営み、久保田さんは駅ビルのこの店と伝馬町「ととや」を経営し、息子さんが東京の料亭で修業中。料理人の血統は脈々と受け継がれる。「うちはお客さんの年齢層が高かったけど、最近は魚の名前も知らない若い人が増えたねえ」と感慨深げ。弟子の小野田渡さん(左)も実家は老舗の魚屋。静岡の魚好きにとって久保田一家と大作チームはかけがえのない存在だ。
店主ご自慢の自家製たたみしらす干。最高級の海苔を使用し、磯の風味もバツグン。テイクアウトもできる。刺身のうまさは言うに及ばず、本マグロのカマ、マグロの胃袋、燻製、いわしのつみれ汁、桜えび磯辺揚げなど静岡らしい魚料理も盛りだくさん   酒は蔵元直送「満寿一」ひとすじ。子どもの頃、酒蔵でタンクの搾り口から滴り落ちるしずくをなめて「アルコールがこんな美味しくなるのか」と仰天した経験が今も忘れられないという。吟醸原酒「大作」はこの店オリジナルの1合徳利タイプ

地酒リスト
満寿一(満寿一酒造
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※掲載内容は取材時点のものでその後変更されている場合もあります。【最終更新】2004年6月

地酒ライター
Profile
鈴木真弓・コピーライター、しずおか地酒研究会主宰。静岡県の技と味にこだわって取材活動十数年、ご縁の多かった地酒の造り手・売り手・マジメな?呑み手の応援に努めています。「しずおか蔵元ウォッチ」「酒造りの蔵から」、静岡新聞社刊「地酒をもう一杯」もぜひ見てくださいね。

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