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内観
地酒と地魚 鯛や
(静岡市紺屋町)
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地酒&地魚で発見できる、静岡のおいしさ、豊かさ、温かさ
この時期、転勤や就学で静岡暮らしを始めた人も多いだろう。新しい土地に慣れるには、その土地の食文化に親しむのが近道だ。さらに地酒を味わえば、その土地の気候や水や人柄までも分かるだろう。静岡の酒の、都会的な香りと地方の純朴さが同居した味わいは、静岡人と相通ずるところが大いにある。そこで初めて静岡を訪れる人、静岡のよさを再発見したい人にオススメしたい。“地産地消”なんて言葉が飛び交う20年以上も前から、単純に「地ものが美味しいから」とのモットーで、地酒と地魚にこだわり続けてきた店がここ。ベテラン店長杉本修己さんからは「磯自慢ならカマの塩焼きをポン酢でいただく」「桜えびのかき揚げは喜久醉の純米が合うね」なんてコメントがさらりと出てくる。静岡を、日本酒を好きになってもらうため、何より最初に美味しいものと出会ってほしいと願う私としては、駅の近くにこういう店があることがホントにホントに心強い。
店長の杉本修己さんご主人のこだわり
酒肴地酒
地酒と地魚の名コーディネーター 
店長 杉本 修己さん
「鯛や」ひとすじのベテラン。地酒と地魚に定評のある店の看板料理人として、ある意味、静岡の食文化を背負う存在ともいえるが、ご本人は意識して地ものを扱ってきたわけではなく、地ものが本当に美味しいと思うから、といたってマイペースだ。無名の地酒を売り続ける苦労も当然あっただろう。今では「磯自慢、初亀、喜久醉、國香あたりは黙っても売れますよ」と晴れやかに語る。
ながらみ、黒はんぺん、生桜えび、そして鯛や自慢の桜えびしんじょう揚げ。静岡の春を訪ねる旅行客だったら、最高の思い出の一つになるだろう酒肴たちだ。旬の地魚や山菜などがてんこ盛りのおまかせコース(2600円〜)、初亀・磯自慢・喜久醉クラスがチョイスできる呑み放題コース(5000円)もオススメ。
  新潟出身のオーナーが開店当初から地酒や地魚にこだわり続け、全国の銘酒を人海戦術でかき集めた。静岡の大吟醸も20年前から扱い、地酒の振興に努めてきた。燗酒は忠兵衛(忠正)と初亀急冷美酒。ハッキリ言って他県では大吟レベルの実力酒を燗酒に使えるなんて、静岡はホントに豊かなまちだ!

地酒リスト
高砂(富士高砂酒造)、正雪(神沢川酒造場)、忠正(吉屋酒造)、
満寿一(満寿一酒造)、初亀(初亀醸造)、磯自慢(磯自慢酒造)、
喜久醉(青島酒造)、開運(土井酒造場)、國香(國香酒造) (以上、静岡)
田酒(青森)、十四代(山形)、〆張鶴(新潟)、天狗舞(石川)、黒龍(福井)ほか
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※掲載内容は取材時点のものでその後変更されている場合もあります。【最終更新】2008年5月

地酒ライター
Profile
鈴木真弓・コピーライター、しずおか地酒研究会主宰。静岡県の技と味にこだわって取材活動十数年、ご縁の多かった地酒の造り手・売り手・マジメな?呑み手の応援に努めています。「しずおか蔵元ウォッチ」「酒造りの蔵から」、静岡新聞社刊「地酒をもう一杯」もぜひ見てくださいね。

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