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静岡の地酒が呑める店
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内観
季節料理 京枡
(富士市吉原4丁目)
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日本料理と日本酒の饗宴
寒い季節の酒造りがひと段落し、桜の開花のたよりとともに、待ち遠しかった新酒の季節を迎える。日本酒のいいところは、日本の四季に寄り添っていること。花のつぼみのように硬さや渋さも残るものから、一気に花を咲かせたような香り華やかなものまで、いろいろな味わいが楽しめる。この季節、静岡の酒はとりわけ、青々しく繊細な野草料理や駿河湾の白身魚などと相性がいい。そして、歓送迎など大切な会食の機会が多いこの季節、記憶にとどめたい食膳を分かち合いたいと思ったら、こういう店をお勧めしたい。京都で板前修業をし、昭和52年から吉原でのれんを張り、若い料理人を数多く育ててきた名人森田一夫さんの技が冴える。メインストリートから少し離れた閑静な住宅街に品よくたたずみ、厨房で絵になる森田さんと、朗らかな妻・慶子さんの夫唱婦随のもてなしが心地よい。季節感あふれる日本料理と日本酒の真髄を、心からたん能してほしい。
店主の森田一夫さんご主人のこだわり
酒肴地酒
料理と酒で日本の四季を奏でる名人
森田一夫さん
和食を究めること40年余年。1977年に吉原本町通りで開業し、1995年に現在地に新築移転。落ち着いた雰囲気で味わってもらおうと、客同士が顔を合わせない配慮の行き届いた店作りを心がけている。自身も愛飲し、客にイチオシするのは静岡酒がブームになるずっと前の、開店当初からつきあっている「正雪」。「今はメジャーになっちゃったけど昔は稀少酒だったねえ」と懐かしそうに語る。
熟練の料理人が旬の素材を繊細かつ鮮やかに仕上げる京風料理。写真はこの日のコース料理の一部。春を満喫できる野蒜の松前漬け、つくしの白和え、菜の花の柚子胡椒和え。焼き物は鮪の西京焼きにふき味噌と金柑煮。呑んだ後には年中味わえる定番人気「竹そうめん」がオススメ。  正雪は1977年の開店当時からのつきあいで、森田さん自身も30年来の愛飲者。華やかな香りが女性に大人気だ。酒通にはすっきり辛口の開運や國香が人気。高品質かつリーズナブルな高砂「楽」、数々の鑑評会で受賞した富士錦など見逃せない注目銘柄も。

地酒リスト
高砂(富士高砂酒造)、富士錦(富士錦酒造)、正雪(神沢川酒造場)、
若竹(大村屋酒造場)、開運(土井酒造場)、國香(國香酒造) (以上、静岡)
菊水(新潟)、大関十段仕込み(兵庫)、酔心(広島)、司牡丹(高知)ほか

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※掲載内容は取材時点のものでその後変更されている場合もあります。【最終更新】2008年8月

地酒ライター
Profile
鈴木真弓・コピーライター、しずおか地酒研究会主宰。静岡県の技と味にこだわって取材活動十数年、ご縁の多かった地酒の造り手・売り手・マジメな?呑み手の応援に努めています。「しずおか蔵元ウォッチ」「酒造りの蔵から」、静岡新聞社刊「地酒をもう一杯」もぜひ見てくださいね。

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