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内観
醸し人
(静岡市葵区両替町)
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静岡の看板繁華街に今冬デビュー
2003年11月30日にオープンしたばかり。カウンターとテーブル1つだけのこじんまりとした小料理店だが、“醸し人”の店名のとおり、好きな蔵元へは仕込みの手伝いまで行くという地酒通の店主・佐野成治さんの夢が結集した店だ。焼津の「たち吉」や静岡の「春夏秋冬・花見小路」でキャリアを積み、日本酒に関しては右に出るものがいない料理人としてファンをがっちりつかんだ佐野さん。大人がゆったりと満喫できるホンモノの食空間を追求し、客席わずか9席、メニューは基本的におまかせのみ、酒は大吟醸限定斗びん酒のみというデフレ居酒屋とは対極の店を創り上げた。もともとのご贔屓筋に加え、両替町に久しぶりにオープンした接待向けの高級料亭として早くも注目を集め、予約なしでは入れない状態。「店や料理人を信頼していただき、安心してくつろいでいただくのが本来の飲食業」と明言する若き料理人の心意気は、気持ちよいほど潔い。大吟醸の実力に見合った料理や食空間を提供するこういう店が、県都静岡の看板繁華街にひとつでも増えて欲しい。
オーナー料理人佐野成司さんご主人のこだわり
酒肴地酒
両替町にホンモノの大人のくつろぎ空間を!
オーナー料理人 佐野成治さん
焼津の老舗料亭「たち吉」、静岡の人気料亭「春夏秋冬 花見小路」でキャリアを積み、花見小路が東京銀座に出店した際も開店をサポート。日本酒と日本料理の真価を理解し、正当な対価を払う客層の存在を実感し、両替町に凱旋してきた。花見小路時代から酒通料理人として名を馳せ、自宅にも3台の冷蔵庫を持ち、初亀では蔵人体験もしたという根っからの地酒ファン。料理に使う水も初亀の仕込み水というこだわりようだ。
料理は基本的におまかせのみ、一人5250円から。お腹やお財布の具合に合わせてアレンジしてもらえる。写真は伊勢海老とフォアグラのウニソース、かれいのかぶら蒸し、タラバガニの小茶碗蒸し、本日のお造り。知人の陶芸家の特注食器も見ものだ  店名は愛知の「醸し人九平次」の蔵元から戴いたそうだが、メインは静岡酒5種。しかも大吟醸斗びん取り(鑑評会出品酒と同一酒)。「酒質のために開栓後の回転をよくしたいから」と90ccを400円くらいから出してくれる

地酒リスト
正雪(神沢川酒造場)、英君(英君酒造)、初亀(初亀醸造)、
喜久酔(青島酒造)、志太泉(志太泉酒造)、白隠正宗(高嶋酒造)(以上、静岡)
楯野川(山形)、早瀬浦(福井)、醸し人九平次(愛知)、
土佐しらぎく(高知)、東洋美人(山口)、醴泉(岐阜)
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※掲載内容は取材時点のものでその後変更されている場合もあります。【最終更新】2008年11月

地酒ライター
Profile
鈴木真弓・コピーライター、しずおか地酒研究会主宰。静岡県の技と味にこだわって取材活動十数年、ご縁の多かった地酒の造り手・売り手・マジメな?呑み手の応援に努めています。「しずおか蔵元ウォッチ」「酒造りの蔵から」、静岡新聞社刊「地酒をもう一杯」もぜひ見てくださいね。

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