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内観
海の席 なとり
(静岡市泉町)
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旬の魚に静岡の酒。たっぷり食べて満足のおつりが来る居酒屋
カツオやエビが美味しい季節になってきた。旬の魚の透明感のある味わいは、澄んだ香りと軽快な味が特徴の静岡の酒に実によく合う。ところが魚料理をカンバンにしている店で、静岡の酒の特徴をよく理解し、ていねいに出してくれるところが意外に少なく、あっても種類は多くない。食材の仕入れや調理に手一杯で酒まで気が回らないのかもしれない。名執(なとり)周一さんは「酒も大切な料理です」と言い切る貴重な魚料理人だ。10代の頃から漁船の賄い料理で腕を磨き、東京や焼津で鍛え上げ、5年前にこの店をオープン。肌感覚で熟知している魚と相性のいい静岡の酒をとことん揃えた。ゆうに200はある料理メニューは時価変動ながらすべて価格表示している。常時40種はある静岡酒も0,5合サイズで価格表示。二人でそこそこ飲んで食べて一人3000〜4000円程度だが、内容を考えたら「満足」というおつりがたっぷり来る。魚も酒も同じように大事にしている店主の気持ちが嬉しくなる。
執周一さん(右)と弟子の太田安彦さんご主人のこだわり
酒肴地酒
地酒&魚で食通や県外客を魅了する
執(なとり)周一さん(右)と
弟子の太田安彦さん

30代の若さながら静岡の食通や企業人の常連を魅了する名執さん。すし職人の父を持ち、伊豆下田で生まれ、10代で近海漁船の賄い役を務め、東京や焼津で板前修業を重ねた生粋の魚料理達人だ。魚の種類もさることながら、魚の特徴を活かして生、焼、煮、揚とさまざまな調理法で提供する。これに静岡の吟醸酒が揃うのだから、食通の客が県外客をもてなしたくなるのも無理はない。

料理メニューは220余。600円の土曜限定激安ランチ丼から平日ランチ、定食、丼、単品、コースと用途に合わせて気軽に頼める。万が一魚嫌いの人がいても安心できるよう肉料理メニューもある。生簀には20〜30種の海の幸。  日本酒は富士川以西の県内銘柄のほとんどを揃える。冷酒は0.5合サイズのグラス売りで、常設銘柄はすべて価格が表示されているから安心。常設以外に希少酒も入荷する。燗酒は辛口好みの人には若竹、甘口好みには喜久醉。

地酒リスト
正雪(神沢川酒造場)、静ごころ(三和酒造)、満寿一(満寿一酒造)、
初亀(初亀醸造)、磯自慢(磯自慢酒造)、杉錦(杉井酒造)、
志太泉(志太泉酒造)、喜久醉(青島酒造)、若竹(大村屋酒造場)、
小夜衣(森本酒造)、開運(土井酒造場)、國香(國香酒造)、花の舞(花の舞酒造
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※掲載内容は取材時点のものでその後変更されている場合もあります。【最終更新】2007年11月

地酒ライター
Profile
鈴木真弓・コピーライター、しずおか地酒研究会主宰。静岡県の技と味にこだわって取材活動十数年、ご縁の多かった地酒の造り手・売り手・マジメな?呑み手の応援に努めています。「しずおか蔵元ウォッチ」「酒造りの蔵から」、静岡新聞社刊「地酒をもう一杯」もぜひ見てくださいね。

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