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静岡の地酒が呑める店
しずおか蔵元ウォッチ
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内観
河良
(静岡市清水江尻東)
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静岡酒に合う料理、呑んだ人が癒される料理でもてなすプロの店
席数15ほどの小さな店でメニューは300円から。日本酒はオール純米酒で県内外のプレミア銘柄ぞろい。しかもたっぷり1合で純米酒500円〜600円、純米大吟醸でも850〜1000円。そう聞くだけで日本酒好きの読者なら行きつけにしたいと思うかもしれない。いや、実際にこの店の料理を味わえば、日本酒目的じゃなくても行きつけにしたくなるし、この店の料理なら自然に呑みたくなるだろう。店主・河本昌良さんは京都、東京、静岡の老舗料亭で板前を務め、鮮魚関係の仕事も経験したベテラン料理人。メニューはひと手間もふた手間もかけた京風の洗練された味付けで、上品で飲み飽きしない静岡の酒に実によく合う。「いい酒に出会うと、よーし、この酒に負けるものかと燃えてくる。國香など料理人としての魂をゆさぶられましたよ」と、静岡酒ファンを泣かせるようなことを言ってくれる。「呑む人にはとくに体にいいものを食べてもらいたい」と食材や調味料を吟味し、デザートやお茶にまで気配りする。行きつけの客は「他人に教えたくない店」と言っているらしいが、私は静岡酒ファンのためにも声を大にして紹介したい!
店主の河本昌良さんご主人のこだわり
酒肴地酒
日本酒の実力を存分に引き出す料理人
河本 昌良さん
京都、東京、静岡の老舗料亭で修業し、平成10年に「河良」をオープン。当初、日本酒は業者まかせの量販酒だったが、自分の料理と合わないと思い始め、いい酒を探し求め、篠田酒店に出会ってからは地酒にトコトンこだわるようになった。1升4000円のたまり醤油「関が原だまり」、杉井酒造の手作りみりん「飛鳥山」、体にやさしい温泉水「寿鶴」など調味料も吟味し、素材の持ち味を引き出す。料理と酒が互いを引き立てあう、お手本のような店だ。

魚は冷凍ものはいっさい使わない。切り身にしたあとは臭みを出さないようにタオルで包んでおく。魚料理はすべて骨抜き。醤油は料理に合わせて7種類も使い分ける。写真は鯵の南蛮漬け、生うに豆腐、ナマコ酢、鳥羽浦村産カキのオイル漬け、太刀魚の西京焼き、ブリ頭の煮付け、おでんの京風煮、鯛の潮汁、つまみ鮨、紫芋ようかん大吟醸粕ソース。  県内外のプレミア銘柄でオール純米酒。亀のような高価な限定酒でも1合1300円を上限にする良心さ。回転がいいので一升瓶がすぐカラになり、管理状態も問題ナシ。焼酎や地ビールも充実している。東京から来たという客が「清水でこんなにスゴイ銘柄が、こんなに安く呑めるなんて」と感激していた。

地酒リスト
臥龍梅(静ごころ(三和酒造))、亀(初亀醸造)、磯自慢(磯自慢酒造)、
喜久醉(青島酒造)、小夜衣(森本酒造)、波瀬正吉(土井酒造場)、
葵天下(山中酒造合資会社)、國香(國香酒造) (以上、静岡)
田酒(青森)、天の戸(秋田)、栗駒山(宮城)、綿屋(宮城)、四季桜(栃木)、
大信州(長野)、久保田(新潟)、八海山(新潟)、義侠(愛知)、松の司(滋賀)、
羅生門(和歌山)、王禄(島根)、東一(佐賀)ほか
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※掲載内容は取材時点のものでその後変更されている場合もあります。【最終更新】2008年5月

地酒ライター
Profile
鈴木真弓・コピーライター、しずおか地酒研究会主宰。静岡県の技と味にこだわって取材活動十数年、ご縁の多かった地酒の造り手・売り手・マジメな?呑み手の応援に努めています。「しずおか蔵元ウォッチ」「酒造りの蔵から」、静岡新聞社刊「地酒をもう一杯」もぜひ見てくださいね。

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