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静岡の地酒が呑める店
しずおか蔵元ウォッチ
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内観
旬菜うさぎ
(浜松市田町)
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大人が心地よく酔える店。
最近、成熟した大人の余暇やライフスタイルをセンスよく紹介する雑誌をよく見かける。自分はまだその領域には程遠いなあとため息をつくばかりだが、それでもお酒を呑むひとときだけでも、グラビアの中のオトナ気分を味わいたい・・・そんな夜に足を向けたくなるのがこの店。オーナーの前田光子さんは「器の店か食べ物の店を持ちたい」という夢を実現すべく、かの『西堀』で本格的な板前料理を学び、5年前に『うさぎ』をオープンした。前のオーナーから引き継いだままの、壁が打ちっぱなしの無機質な店内だが、酒も料理も器も「自分だったらこう楽しみたい」という思いをたっぷり込め、女性スタッフとともに朗らかにサービスする。日本酒は開運のレトロブランド「遠州灘」をはじめ、県内外の逸品ブランドをそろえる。内容が充実しているのに表立って押し付けないところが、オトナには心地よいのかもしれない。
オーナーの前田光子さん ご主人のこだわり
酒肴 地酒
大人のくつろぎを心地よく演出してくれる
前田光子さん
厨房で技をふるう一方で、カウンターに立つときはマダム雑誌のモデルばりにピシッと決める。なんとなく国際線のファーストクラスでサービスしてもらうような、リッチな気分になる・・・。それでいてお酒も料理もリーズナブルで懐にやさしい。女性が日本酒を紹介する店のモデルのひとつになりそうだ。
静岡を代表する名店「西堀」で技を磨きつつ、「西堀さんにはかなわないから」と家庭料理で勝負。それでも素材の持ち味を品よく活かす味付けは、さすが西堀仕立て。写真はシメサバと、遠州特産・エビイモ入りのおでん。   「地元に素晴らしい酒があるのに、わざわざ遠方の入手しにくい銘柄にこだわる必要はないと思って」と語る前田さん。そう言いつつ、県内の銘柄でも選び抜いた逸品をそろえる。開運の「遠州灘」は県内でも取り扱う店が少ない貴重なレトロブランドだ。

地酒リスト
初亀(初亀醸造)、喜久醉(青島酒造)、小夜衣(森本酒造)、
開運(土井酒造場)、國香(國香酒造)、杉錦(杉井酒造)、
志太泉(志太泉酒造)(以上、静岡)
墨廼江(宮城)、黒龍(福井)、立山(富山)、八海山(新潟)、誠鏡(広島)ほか
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※掲載内容は取材時点のものでその後変更されている場合もあります。【最終更新】2003年2月

地酒ライター
Profile
鈴木真弓・コピーライター、しずおか地酒研究会主宰。静岡県の技と味にこだわって取材活動十数年、ご縁の多かった地酒の造り手・売り手・マジメな?呑み手の応援に努めています。「しずおか蔵元ウォッチ」「酒造りの蔵から」、静岡新聞社刊「地酒をもう一杯」もぜひ見てくださいね。

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