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内観
酒 旬 まとい
(島田市本通り1丁目)
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すし そば打ち 陶芸 酒を愛するマルチ職人の店
料理人なら食材や味付けにこだわるのは当然だろう。酒にもこだわるなら、無条件でお近づきになりたいと思う。ところが『まとい』のご主人長谷川さんは、器を自分で焼き、メニューや壁絵も自分で描くという平成の魯山人のようなヒト。お近づきどころか尊敬してやまない料理人だ。すし職人として40年近いキャリアを持ち、島田駅前ですし店を19年、郊外で遊びココロ満点の居酒屋『五味箱』を7年経営し、その後この店をオープン。平成14年からは昼間、大井川川越会所跡横で『そば処 玄』を掛け持ちし、マルチの才能に磨きをかけている。まといでは酒を愛する者のために長谷川さんが手品のように次から次へと美味しいモノを出してくれる。ちょっとした酒肴から手間をかけた煮物や焼物、寿司に丼ものに手打ちそば…。デパートのお好み食堂のようなラインナップなのに、どのメニューもしっかり職人技してる。こういう料理人のもとで味わう地酒は、料理や器とのコラボレーションによっていろんな表情を見せてくれるだろう。
平成の魯山人 長谷川さんご主人のこだわり
酒肴地酒
料理で器で、職人技をたっぷり楽しませてくれる平成の魯山人!
長谷川安孝さん
島田で生まれ育ち、沼津や東京ですし修業をし、すし職人として40年近いキャリアを持つ。平成14年から手打ちそばの店『そば処 玄』も始めた。陶芸歴は16年。「燃料代と粘土代を捻出するため」と謙遜しながら毎年藤枝の『そば処 玄』で個展を開く。店の内装もメニューも壁絵も自らデザイン。『まとい』はまさに長谷川ワールドの結晶である。

自家製ゆべし、手打ちそばのかりんとう、しめ鯵の白板昆布巻、豚角煮と小松菜の煮びたし、サーモンのレモンじめ。酒呑み向けのメニューを頼んだらササッと出してくれた。隣に座っていた男性客はメニューを片っ端から注文していたので長谷川さんは刺身、串焼き、大根サラダ、酒蒸、モツ鍋、すし・・・というように出す順番に気遣っていた。  地元島田の「おんな泣かせ」は秋発売。呑み頃を迎えた銘酒の味を店主が焼いた酒器でいただく。酒は蔵元さんと一緒に呑むと気持ちのせいかその味わいが一段と深まるが、同じように陶芸家を目の前にその器で味わうと、酒も料理も厚味が増すような気がする。…そんな楽しみ方が出来るのも、この店ならでは。

地酒リスト
おんな泣かせ(若竹 大村屋酒造場)、磯自慢(磯自慢酒造)、喜久醉(青島酒造
正雪(神沢川酒造場
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※掲載内容は取材時点のものでその後変更されている場合もあります。【最終更新】2007年9月

地酒ライター
Profile
鈴木真弓・コピーライター、しずおか地酒研究会主宰。静岡県の技と味にこだわって取材活動十数年、ご縁の多かった地酒の造り手・売り手・マジメな?呑み手の応援に努めています。「しずおか蔵元ウォッチ」「酒造りの蔵から」、静岡新聞社刊「地酒をもう一杯」もぜひ見てくださいね。

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