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静岡の地酒が呑める店
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内観
酔処 野田屋
(焼津市三和)
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地酒を愛する小売店主のシークレット居酒屋
酒の小売店は取引先の飲食店に商品選びや品質管理、料理との相性などをアドバイスすることもある。こだわりの商材が多い静岡県の地酒を浸透させるにはなおさらのこと小売店主の力が不可欠で、私の飲食店選びもこだわりの酒小売店主に頼るところが大きい。そんな店主の中でも、他人の店に酒を納めるのに飽き足らず、自分で店を開いてしまったという超こだわり派がこの人。野田康司さんの店は自身が経営する野田屋酒店の裏に看板もなくひっそりとたたずんでいて、地酒をことさらウリにする雰囲気はないが、オール静岡酒で特別本醸造1合350円、純米酒1合400円という価格設定をみれば、黙っていても地酒を愛し、こだわり、普及浸透させたいという気持ちが伝わってくる。焼津の店らしく魚料理がメイン。カウンターの奥には12人入る個室があり、知人のジャズシンガーがシークレットライブを開いたりする。「趣味でやってる店だから宣伝はしない」という野田さんだが、口コミ新規客は後を絶たない。こだわりを持っている人が自然体で楽しんでいる雰囲気が心地よいのだろう。
野田康司さんご主人のこだわり
酒肴地酒
酒販のプロと板前を兼業する店主
野田康司さん
料理好きが高じて板前修業をし、その後自分で居酒屋を開いた野田さん。早朝、市場に仕入れに行き、昼間は得意先回りをし、夕方からは板前に変身するタフガイだ。酒通の溜まり場かと思いきや、全体の4割以上は女性客。看板のない店のせいか、お隣さんちの厨房かリビングで呑むような気さくな雰囲気がイイ。

焼津の店らしく鮮度バツグンの魚料理が中心。刺身、煮もの、焼き物、揚げ物など豊富に揃う。牛ステーキ(200g)800円も人気。地酒に合うよう、素材の旨さを生かしたシンプルな味わいが楽しめる。写真はきんきの煮付け。  オール静岡酒で特別本醸造1合350円、純米酒1合400円、吟醸0.5合400円という価格。電車とタクシーを使って来てもモトがとれる安さだ。しかも気に入った酒は買って帰れる。これぞ酒販併設店ならではの魅力!

地酒リスト
正雪(神沢川酒造場)、初亀(初亀醸造)、磯自慢(磯自慢酒造)、
杉錦(杉井酒造)、志太泉(志太泉酒造)、喜久醉(青島酒造)、
若竹 (大村屋酒造場)開運(土井酒造場)、國香(國香酒造
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※掲載内容は取材時点のものでその後変更されている場合もあります。【最終更新】2008年3月

地酒ライター
Profile
鈴木真弓・コピーライター、しずおか地酒研究会主宰。静岡県の技と味にこだわって取材活動十数年、ご縁の多かった地酒の造り手・売り手・マジメな?呑み手の応援に努めています。「しずおか蔵元ウォッチ」「酒造りの蔵から」、静岡新聞社刊「地酒をもう一杯」もぜひ見てくださいね。

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