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内観
まる井
(静岡市葵区常磐町)
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独りでじっくり盃を傾けたくなる、大人のための地酒Bar
前回、ホテルアソシアの「たち吉」「勘炉」で腕を振るった佐藤祐次さんの店を紹介したが、今回も同系統の店。「勘炉」の美しき店長&利き酒師として誉れ高い河井美子さんが、酒を愛する人のための、本格的な酒Barを2007年12月にオープンさせた。
「まる井」というのは、河井さんのお祖父様が藤枝市上青島の国道一号線沿いで営んでいたまる井食堂にちなんで。目と鼻の先にあった青島酒造(喜久醉)の杜氏や蔵人も通った人情食堂だった。勘炉の閉店後、「自分が客だったらこういう店に行きたい」と思う理想の店を創ろうと一念発起し、いい酒をじっくり呑ませる、大人の隠れ家的なBarを開店させた河井さん、人情を大切にした祖父の思いも忘れないようにと、「まる井」の名を継ぎ、酒や肴の一つひとつに誠心誠意、もてなしの心を込める。勘炉時代から客筋のよさや河井さん自身の朗らかな接客ぶりにも定評があっただけに、この店も、女性や一見客が独りでも気負うことなくくつろげる雰囲気を大切にする。
日本酒はオール静岡酒。料理メニューは基本的に酒肴のみ。余計なものを置かず、酒をトコトン大事にしようとする河井さんの姿勢は、静岡の街中に、大人が「酒文化」を語れる店を、確かに、力強く復活させたと思う。
河井 美子さんご主人のこだわり
酒肴地酒
静岡の大人の酒文化の担い手
河井 美子さん
祖父が藤枝で営んでいた「まる井食堂」の伝統を引き継ぎ、持ち前の明るさと、前職「勘炉(ホテルアソシア静岡ターミナル1階)」で培った地酒の知識をフルに生かし、大人がくつろげる本格的な酒Barをオープンさせた。トレンドを追いかける店が軒を連ねる静岡の繁華街で、正統的な酒文化の担い手が誕生した。二次会、三次会利用の遅い時間から混むので、初めて訪れる際は早めの時間がおススメ!
料理は基本的に酒肴のみで、ほとんどが1品500円。珍味「鱈の魚卵の塩辛」は日本酒にもウイスキーにも相性ぴったり。煮物も静岡の酒に合う薄味の上品なものばかり きき酒師でもある河井さんが厳選した静岡酒のラインナップ。燗酒はお気に入りの銘柄を錫製の湯煎「かんすけ」で丁寧につけてくれる。洗練された酒器もお楽しみに

地酒リスト
臥龍梅(三和酒造)、忠正(吉屋酒造)、初亀(初亀醸造)、
磯自慢(磯自慢酒造)、杉錦(杉井酒造)、志太泉(志太泉酒造)、
喜久醉(青島酒造)、若竹( 大村屋酒造場)、開運(土井酒造場)、
國香(國香酒造)(以上、静岡)
※掲載内容は取材時点のものでその後変更されている場合もあります。【最終更新】2007年12月

地酒ライター
Profile
鈴木真弓・コピーライター、しずおか地酒研究会主宰。静岡県の技と味にこだわって取材活動十数年、ご縁の多かった地酒の造り手・売り手・マジメな?呑み手の応援に努めています。「しずおか蔵元ウォッチ」「酒造りの蔵から」、静岡新聞社刊「地酒をもう一杯」もぜひ見てくださいね。
取材日記ブログ→「杯が乾くまで」

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