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静岡の地酒が呑める店
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内観
四季食彩 吉おか 
(静岡市清水区中之郷)
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日本酒復権の兆しを象徴する郊外の人気料理店
現在、日本酒の消費量は全アルコール類の中でわずか8%と落ち込んでいる。理由の一つとして、世界中から多種多様の食材や調味料がもたらされ、国籍豊かな料理が気軽に味わえるようになった今、国産米だけを原料にしたシンプルかつアルコール度数の高い日本酒が、食中酒としてマッチしなくなったという声も聞く。その声に反応し、梅酒や焼酎や低アルコール酒などを手がける蔵元も増えてきたようだが、私は、今こそ日本酒の基本は和食との調和にあることを、堂々と主張すべきではないかと思っている。長年、ホテルや割烹料亭で腕を磨いた吉おかのオーナー吉岡憲一さんも、「日本酒に格別なこだわりはなかったが、自分が作る料理に一番合うから」と銘柄を増やし、次第に日本酒ファンが集まるようになり、呼応して酒肴メニューが増えていったという。郊外の隠れ家的存在だが、開店3年目に入り、今では週末は予約がとれないほどの人気。しかも日本酒を飲む客のほうが多い店になった。「東京では完全に日本酒が復権したでしょう、静岡はブームが2〜3年遅れて来るから、必ず日本酒の時代が来ますよ」と吉岡さん。日本酒マニアではない和の料理人からこういう反応を得ると、無性に嬉しくなる。
店主吉岡憲一さんご主人のこだわり
酒肴地酒
吉おか 店主
吉岡憲一さん
焼津グランドホテルに4年勤めた後、東京の高級料亭でみっちり板前修業を積み、2005年6月に独立開店。居酒屋よりもワンランク上で料亭ほど肩肘はらない、気軽さと上質さを兼ね備えた郊外型の店を作り上げた。静岡市街から電車で通ってくるファンも多いという。郊外であっても駅から近い店は酒飲みには大歓迎だ。
日替わり単品や定番メニューのほか、会席コース4000円〜、うな重やそば・うどん等の食事メニューも充実。日本酒ファンが増え、酒肴類も増えてきた。写真は10月の会席コースの前菜・お造り 日本酒のラインナップは、吉岡さんのパートナーである女将の小田京子さんがセレクト。若い女性客が増え、今では焼酎よりも日本酒党のほうが多くなった。味わいのある作家モノの酒器も魅力

地酒リスト
正雪(神沢川酒造場)、英君(英君酒造)、初亀(初亀醸造)、
磯自慢(磯自慢酒造)、小夜衣(森本酒造)、花の舞(花の舞酒造) (以上、静岡)
男山(北海道)、一の蔵(宮城)、上喜元(山形)、くどき上手(山形)、
黒龍(福井)、松の司(滋賀)ほか
※掲載内容は取材時点のものでその後変更されている場合もあります。【最終更新】2007年10月

地酒ライター
Profile
鈴木真弓・コピーライター、しずおか地酒研究会主宰。静岡県の技と味にこだわって取材活動十数年、ご縁の多かった地酒の造り手・売り手・マジメな?呑み手の応援に努めています。「しずおか蔵元ウォッチ」「酒造りの蔵から」、静岡新聞社刊「地酒をもう一杯」もぜひ見てくださいね。

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