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静岡の地酒が呑める店
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内観
日本料理四季
(静岡市葵区 静岡グランドホテル中島屋)
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繁華街の老舗ホテルで手軽に味わえる、正統派の会席料理&生粋の地酒
ホテル内の日本料理店と聞くと、敷居が高そうに思えるが、繁華街で、広々と落ち着いた雰囲気で、本格的な会席料理が楽しめる店が少なくなった今、この店の存在はとても貴重だ。敷居が高そうというのは私の見当違いで、会席コースは3570円から7875円まで1000円単位で揃っている。1万円以内で選べるというのは、ホテル料理店としてはかなり良心的だろう。やはり長年親しまれてきた地元ホテルだけのことはある。日本酒はオール静岡酒。しかも地元静岡市の銘柄を長年変えることなく大事に扱ってきた。「日本酒は専門外」と苦笑いする丸山料理長だが、料理人の世界に入ってから一貫して焼津グランドホテルと静岡の板場で腕を磨き、「四季」のスタイルを体現しつづける生粋の職人だけに、どんな酒もどっしり受けとめてくれる。厨房で若い弟子たちを指揮する様子を観察させてもらったが、職人がチームで働く姿はやはり清々しい。この連載で訪問するのは個人店が多いので、ほとんどが手作業の調理という仕事を共同で取組み、長年、ブレることなく安定したスタイルを保ち続ける価値を今回、改めて実感した。酒造りのそれとも確かに通じることだ。
丸山堅治さん ご主人のこだわり
酒肴 地酒
中島屋の日本料理の担い手
丸山堅治さん
高校卒業後、一貫して焼津グランドホテルと静岡グランドホテルの和食厨房で腕を磨き、一昨年から静岡の料理長として7人の若手料理人を指揮する。焼津は観光宿泊客、静岡は地元の接待客と、客層がまったく違う環境だったため、ニーズに合わせて料理の内容、スタイル、サービスを提供する術もお手の物。酒は240ml(とっくり)と720mlボトル売りのほか、お好みのサイズでOK。持ち込みも可能。
夜は会席料理(3570円〜7875円)がメイン。季節によって特選素材が決まっており、各会席中、多彩なアレンジで楽しませる。8月は鰻、9〜10月は松茸と戻り鰹。写真は8月の会席料理で日本酒との相性もいい酢の物「蟹の砧巻き」。   日本酒はオール静岡酒。地元静岡市の静ごころ、忠正、満寿一や、県内銘柄では量販タイプの富士錦、花の舞の大吟醸クラスをじっくり呑ませる店は、実はあまり多くない。クラッシュアイスを使った涼しげな酒器が、四季おりおりに楽しめる日本酒らしさを演出する。

地酒リスト
富士錦(富士錦酒造)、静ごころ(三和酒造)、忠正(吉屋酒造)、
満寿一(満寿一酒造)、花の舞(花の舞酒造) (以上、静岡)
※掲載内容は取材時点のものでその後変更されている場合もあります。【最終更新】2007年8月

地酒ライター
Profile
鈴木真弓・コピーライター、しずおか地酒研究会主宰。静岡県の技と味にこだわって取材活動十数年、ご縁の多かった地酒の造り手・売り手・マジメな?呑み手の応援に努めています。「しずおか蔵元ウォッチ」「酒造りの蔵から」、静岡新聞社刊「地酒をもう一杯」もぜひ見てくださいね。

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