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静岡の地酒が呑める店
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内観
割烹 海さか (うなさか)  
(静岡市葵区昭和町)
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地酒の扱いも30年、静岡を代表する料理職人の確かな仕事に出会える店
静岡・江川町通りに面した、格子窓の風情ある外観。店内は料理職人の店らしく、さりげない季節感と隅々まで行き届いた清潔感に包まれる。迎える店主・榊原榮さんは、料理人になって40数年、静岡の地酒を扱うのも30余年という超ベテラン。「海さか」を、地元の食通や県外のセレブに愛される、静岡を代表する割烹料理店に育て上げた。旬の素材を匠に生かす技が、日本料理の真髄をあますところなく表現するのは当然のこと、店に飾る生け花や竹の器なども自ら手がける榊原さん。料理表現が芸術センスの結集であることを教えてくれる。静岡酒を呑み始めた30数年ほど前は、静岡吟醸もまだまだ品質が安定せず、10年がかりで5千本を試飲しまくったという。こういう職人が繁華街で確かな仕事をしている場面に出会えるというのは、その町の文化水準を物語っているのかもしれない。こういう店に指示される地酒が何銘柄も存在する静岡は、今なら銘醸地だと胸を張って言える。
榊原 榮さんご主人のこだわり
酒肴地酒
静岡を代表する芸術系料理職人
榊原 榮さん
若い頃は野球でならし、足を痛めてリハビリ中、滞在していた知人の旅館で厨房を手伝ううちに、料理の世界に魅了された。各地の名料亭で修業し、海さかをオープン。今では珍しいくらいになったスタンダードな伝統割烹のスタイルを堅持する。自作の竹の器は売り物になるほどの出来映え。リクエストすれば快く使ってくれる。
春のコースの先付けと前菜。うすい豆、わさび茎三杯酢、白魚の梅肉煮など、旬の風味といろどりがセンスよく盛られる。コースメニューがメインだが、単品も毎日30品ほどそろう 30年ほど前、まだ静岡酒が世に手探り状態で出かかった頃から地酒を扱い、10年で5000本を覚えたという筋金入り。静岡酒の取扱で定評のある松永酒店(静岡市葵区)の秘蔵古酒(10年以上)なども4〜5種類そろう

地酒リスト
正雪(神沢川酒造場)、臥龍梅(三和酒造)、忠正(吉屋酒造)、
初亀(初亀醸造)、磯自慢(磯自慢酒造)、志太泉(志太泉酒造)、
おんな泣かせ(大村屋酒造場) 、開運(土井酒造場)(以上、静岡)
久保田 萬寿(新潟)、八海山(新潟)、黒龍(福井)
※掲載内容は取材時点のものでその後変更されている場合もあります。【最終更新】2008年8月

地酒ライター
Profile
鈴木真弓・コピーライター、しずおか地酒研究会主宰。静岡県の技と味にこだわって取材活動十数年、ご縁の多かった地酒の造り手・売り手・マジメな?呑み手の応援に努めています。「しずおか蔵元ウォッチ」「酒造りの蔵から」、静岡新聞社刊「地酒をもう一杯」もぜひ見てくださいね。

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