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静岡の地酒が呑める店
しずおか蔵元ウォッチ
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内観
五十海 しぃぼー
(藤枝市五十海)
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呑む人も呑まない人も足を伸ばしたくなる、看板のない隠れ家居酒屋
国1バイパス藪田インター近く。スーパー富士屋駐車場に隣接した、看板のない、土色のシックな建物が見えてくる。日中は郊外らしい広々としたのどかな一帯だが、夜ともなるとあたりは暗く静かで、その建物だけがスタイリッシュなたたずまいで浮かび上がってくる。店内はカウンター、テーブル、フローリング、座敷と区切られ、若いスタッフがキビキビと動く。週末ともなると女性客で満杯だ。オーナー岡村佳明さんは藤枝市大東町で創業53年の老舗居酒屋「岡むら」の2代目。店構えは今風のゆとりとセンスを持ちつつ、母しずえさんが「岡むら」で体現してきた、“赤ちょうちん”らしい人情を大事にしている。店名「しぃぼー」はしずえさんの愛称(ちなみに3月19日に島田駅前に新規開店した姉妹店「岡むらのぼる」は父の名前そのものズバリだ)。メニューはリーズナブルな創作料理を中心にパスタ類、丼もの、デザートもそろう。お酒は地元「志太泉」「初亀」を中心に、人気の地方銘柄6種ほど。「女性も日本酒をよく呑んでくれますよ」とはオーナーの嬉しいお言葉。ふだん呑まない人も、ついつい呑んでみたくなるよな、雰囲気のよさと料理のおかげかもしれない。
岡村 佳明さん ご主人のこだわり
酒肴 地酒
人情と洒落心の熱いオーナー
岡村 佳明さん
母しずえさんが営む居酒屋岡むらに23歳で入り、母の背を見ながら修業してきた。母や、母を支える地域のおなじみさんたちに鍛えられ、「居酒屋は人間力を養う原点の場だ」を実感し、遊酒岡むら(藤枝市大東町)、喰処ばぁ幸(吉田町住吉)、岡むらのぼる(島田市日之出町)を合わせた4店のオーナーとなってからも、若いスタッフにお客さんとの対話を大事にするよう指導する。2年前にオープンしたこの店は女性ファンで一杯。メニューや雰囲気のみならず、接客のよさが人気を支えている。
定番人気の「牛スジ塩キャベツ」と「豚角煮中華パンサンド」。大半の単品メニューが525円とリーズナブルで頼みやすい。女性ならたっぷり呑んで食べても4000円はかからない。   静岡の酒は地元「志太泉」「初亀」の2本立て。グラス1杯売りと片口(グラス3杯分)でオーダーできる。グラス1杯は1合(180ml)に店主の気持ちをプラスした200ml入り。

地酒リスト
初亀(初亀醸造)、志太泉(志太泉酒造)(以上、静岡)
楯野川(山形)、早瀬浦(福井)、黒龍(福井)、醸し人九平次(愛知)、司牡丹(高知)
※掲載内容は取材時点のものでその後変更されている場合もあります。【最終更新】2006年3月

地酒ライター
Profile
鈴木真弓・コピーライター、しずおか地酒研究会主宰。静岡県の技と味にこだわって取材活動十数年、ご縁の多かった地酒の造り手・売り手・マジメな?呑み手の応援に努めています。「しずおか蔵元ウォッチ」「酒造りの蔵から」、静岡新聞社刊「地酒をもう一杯」もぜひ見てくださいね。

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