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旬彩美酒 あづみ乃 
(藤枝市前島)
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駅玄関口で!日本の酒と料理の豊かさをひときわ実感できる店
冬が冬らしく寒い年は、日本酒がひときわ美味しく育つ。そして寒い時期は燗酒の味わいも増す。しぼりたて、無ろ過、にごりと、日本酒の種類が増えるのも新酒の時期ならでは。酒肴はやはりこの時期おいしい魚に限る。とにもかくにも、今の季節に魚料理と日本酒を楽しまないなんて人生の悦びを半減させるとさえ思う。藤枝の駅周辺にはこのところ、そんな悦びを実感できるイキのよい店が増えつつある。駅南口にあるこの店もそのひとつ。オーナー加藤正己さんは焼津や京都の老舗料亭で修業し、3年前に独立。低価格のカジュアル居酒屋が台頭する中にあっても、志太という銘醸地にふさわしい酒と料理を、品格を持って供したいという骨太の職人だ。客層はやはり人生の悦びが何たるかを会得しているような大人が多いが、「和食に一番合うのが日本酒だってことは、20代前半の若い子でも理解してくれますよ」と加藤さん。今年は各酒蔵とも仕込みに最適な寒さのもとで自信作が出揃うだろう。そんな年こそ、こういう店で日本の酒と料理の真髄をたん能してほしい。
加藤正己さん ご主人のこだわり
酒肴 地酒
骨太の料理職人
加藤正己さん
大井川町出身で焼津や京都の老舗料亭で修業し、藤枝の料亭に勤務した後、独立。日本酒と日本料理の価値を高めるために妥協のない食材選びや店作りに努める。店主にポリシーのある店には顧客が定着しやすい。店主の生き方を理解する顧客が新規客を連れてくるから、店の方向性もブレることがない。そのお手本のような店だ。
地酒を美味しくいただくためにおすすめの酒肴をおまかせで、とオーダーしたら、選りすぐりの地魚をキレのよい包丁さばきで並べてくれた。写真は2人分で3800円程度。   顧客には志太周辺の大手食品・飲料メーカー、医薬品メーカーの関係者が多く、県外出身の出張・単身赴任者も多いとあって、地酒の評判はすこぶる高い。お酒はちゃんと目の前で酒瓶から冷酒器に注いでくれる。

地酒リスト
正雪(神沢川酒造場)、初亀(初亀醸造)、磯自慢(磯自慢酒造)、
杉錦(杉井酒造)、志太泉(志太泉酒造)、喜久醉(青島酒造)、
おんな泣かせ(若竹 (大村屋酒造場))、花の舞(花の舞酒造)(以上、静岡)
うきたむ(山形)、久保田(新潟)、醸し人九平次(愛知)、美丈夫(高知)ほか
※掲載内容は取材時点のものでその後変更されている場合もあります。【最終更新】2006年2月

地酒ライター
Profile
鈴木真弓・コピーライター、しずおか地酒研究会主宰。静岡県の技と味にこだわって取材活動十数年、ご縁の多かった地酒の造り手・売り手・マジメな?呑み手の応援に努めています。「しずおか蔵元ウォッチ」「酒造りの蔵から」、静岡新聞社刊「地酒をもう一杯」もぜひ見てくださいね。

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