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店内
手打ちそば誇宇耶
(東伊豆町稲取 )
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地酒、地の蕎麦、旬の味、三拍子揃った通好みのそば処
東伊豆海岸135号線、稲取温泉入口を過ぎて少し南下すると左手に「手打ちそば誇宇耶」の青看板が見える。観光地によくある駐車場の広い大きな店構え。一見さんはここが地酒通の店だとは気付かないだろう。店主山田桂市さんは自分で栽培した天城産そばに長野、福島の契約農家のそばをブレンドし、自家製粉している。薬味のわさびやネギも低農薬自家栽培。酒肴には新鮮な海の幸、シカ刺し、季節の山菜など。実家の裏山で作ったものをさりげなく出してくれる。そんな山田さんのこと、酒選びもハンパではない。そば修業した一茶庵で磯自慢を扱っていた縁で早くから静岡酒の実力に目覚め、静岡酒を看板メニューにしている。しかも小夜衣純米大吟醸1年熟成酒を誇宇耶ブランドにしたり、きんの介(杉錦)無濾過本醸造しずく取りなど蔵元との信頼がなければ入手できないプレミアものも揃う。時期によってブレンドの違うそばの風味と熟成の変わる酒の風味。その絶妙の味わいを楽しむこともできる。観光地でこういう店はめったにお目にかかれないだろう。
店主の山田さんご主人のこだわり
料理地酒
店主の山田桂市さん
「新酒の時期の無濾過、ひと夏越した後のひやおろし、1年以上の熟成など、一つの銘柄でもさまざまな味わいが楽しめるのが日本酒のよさ」と熱く語る山田さん。酒のことを聞くと、メニューにない秘蔵酒を出してくれる。そのうちに客と一緒に呑み始めてしまうことも・・・。
地酒のつまみを頼んだらサッと出してくれた。稲取漁港直送のホタルイカ、山田家自家栽培のワラビ、タラノメ、ネギ、山田さんのお父さんが仕留めてきたばかりというシカ刺し。店主の心づくしと伊豆の食の豊かさをしみじみ実感・・・! 店主の山田さんは観光地に置いておくのはもったいない?くらいの地酒通そば職人。地元稲取の旅館オーナーや酒販店・飲食店主に静岡酒の美味しさを普及する伝道師でもある。彼のおかげで稲取温泉ではちょっとした静岡酒ブームが起きつつある。

地酒リスト
高砂(富士高砂酒造)、君盃(君盃酒造)、忠正(吉屋酒造)、初亀(初亀醸造)、
磯自慢(磯自慢酒造)、杉錦(杉井酒造)、喜久醉(青島酒造)、
小夜衣(森本酒造)、開運(土井酒造場)、ほか県外酒2〜3種
 
※掲載内容は取材時点のものでその後変更されている場合もあります。【最終更新】2007年11月

地酒ライター
Profile
鈴木真弓・コピーライター、しずおか地酒研究会主宰。静岡県の技と味にこだわって取材活動十数年、ご縁の多かった地酒の造り手・売り手・マジメな?呑み手の応援に努めています。「しずおか蔵元ウォッチ」「酒造りの蔵から」、静岡新聞社刊「地酒をもう一杯」もぜひ見てくださいね。

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