ランチタイムでもネルドリップでていねいに一杯だてしてくれる「ルシャンボラン」(静岡市葵区鷹匠)のハウスコーヒー豆は、この店のもの。「ルシャンボランブレンド」は販売していないが、ちょっといいコーヒー豆は「自分をもてなす」ゆっくり時間のために、最適なアイテムのひとつ。店内には薄い緑色をした生のコーヒー豆が40種以上並ぶ。「コーヒーのおいしさを追求したら、煎りたてが答えだった」という、ご主人の山田ユタカさんが、豆200gからその場で焙煎してくれる。まさにできたてのコーヒーが味わえるというわけだ。鮮度を保つため、豆で買ったらすぐに冷凍室へ入れ、飲みたびに挽くのがオススメとのこと。
もともとが製あん業の菓子店ならではの「あんみつ」は1週間かけてつくる小豆の甘納豆と、伊豆の天草でつくる寒天を使用。沖縄の黒糖と素炊糖(サトウキビの砂糖)をブレンドしたコクのある黒みつか、さっぱりした白みつで召し上がれ。みつに溶けるあんと磯の風味豊かなプリプリした食感は、上品な大人の味わい。薄みつに漬け込み、豆がつぶれないように練り上げた小豆に、小麦粉種をつけ六面を焼いた人気の「きんつば」にも、北海道十勝産の大粒小豆がぎっしりだ。
京都の和菓子職人だった祖父から受け継いだ技法を手に、2005年12月にオープンした。「わらび餅」は3種類あり、鹿児島産わらび餅に、沖縄今帰仁産の黒糖、抹茶には宇治産の抹茶を、それぞれ混ぜ込み毎朝練り上げる。弾力のある食感となめらかな舌触りにひかれ、友人に、みやげにと予約がかかる。また吉野葛を使用した「くず餅」は、定番4種類に「さくら餅」「よもぎ餅」「紀州南高梅」など、月替わりの一品が登場。作り置きはせず売り切れ次第終了なので、予約が確実だ。
静岡で一番初めに求肥入りの最中を作った「庵原庵」が、「さらにおいしい最中を」という、渾身の思いを込めて作ったのがこの「たま最中」。石川県産のもち米のみで作った最中種に、北海道十勝産の特級小豆で仕上げた極上のあんが詰まったもの。かわいらしいひと口サイズでさっくりと軽い食感なので、ひとつまたひとつと、手をのばしたくなる。添加物を一切加えず、できたて、詰めたてが味わえるのも人気の秘密。包装も上品なので、晴れの日の贈りものにもふさわしい一品だ。