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 夏も終わり、涼しい風が吹けば「お月見」シーズンの到来です。
 2008年の十五夜は9月14日。
 そして、もうひとつの名月「十三夜」が10月11日です。
 十五夜と十三夜に合わせて静岡県内各地でお月見イベントが開催されます。
 家族で眺めるのも風流ですが、日本の伝統文化に触れながら仲間と過ごすのも一興。
 虫の音をバックに、秋の夜長をのんびり過ごしてみてはいかがですか。
中秋の名月イベント一覧 伝統行事やお月見・お食事・句会など
お月見と風習と雑学 地方により風習もいろいろ。名月についてのマメ知識もチェック
 静岡県内の珍しい行事  雑 学  月の見え方いろいろ 

中秋にちなんだ珍しい行事

静岡県独自の「へそ団子」 静岡県では、ピンポン玉のような団子を積むのではなく、平たい丸形の中央がへこんだ「へそ団子(へそもち)」をお供えします。本来はその年に取れた新米で作ります。県中部の一部では、中秋の名月に関係なく、新米が取れたときにお月見をしたそうです。
静岡新聞社刊「静岡県民俗歳時記」参照
「小稲の虎舞」
全国的にも珍しい虎の舞
【南伊豆町】
毎年中秋の名月の前夜(旧暦の8月14日)、来宮神社祭典で「虎舞」が奉納されます。江戸時代の劇作家近松門左衛門の書いた『国姓爺合戦』(こくせんやがっせん)の一部を舞にしたものです。
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「お月見くださーい!」
子供たちのお月見イベント
【遠州地方】
浜松市天竜区と浜北区の一部で、中秋の名月の夜、子供たちが各家を回りお菓子をもらう「お月見泥棒」の風習があります。昔は月見団子をこっそりもらっていたのが、いつの間にか堂々と『お月見くださーい』と、袋にいっぱい菓子をもらうようになったそうです。
江戸期から受け継がれる
伝統の獅子舞
【下田市】
中秋の名月に合わせて下田市の田牛(とうじ)地区で、江戸期から地域に受け継がれる伝統の獅子舞が奉納されます。境内を縦横無尽に暴れ回る「けんか獅子」は、田牛八幡神社の例祭で、豊漁や家内安全、無病息災などを願い、奉納されています。
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満月の夜に神様を
お迎えする伝統行事
【掛川市】
事任八幡宮(ことのままはちまんぐう)で旧暦8月15日の夜に神様をお迎えする伝統行事として「十五夜祭」の神事が行われていました。以前は「事任八幡宮例大祭」がそれに当たりましたが、今は『まちの祭り』として親しまれています。
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お月見雑学

お月見の歴史
どうして中秋の名月は毎年変わる?
月を愛でる風習は縄文時代ごろからあり、最初の記録は909年(延喜9年)醍醐天皇とか。中国の月餅を食べる「中秋節」という行事が平安時代に日本へ伝わり、月見団子に変化。しばらくは高級貴族だけの月の宴会だったものが、江戸時代には収穫祭と重なって一般庶民に広まり、ポピュラーな行事になったそうです。
中秋の名月とは、旧暦8月15日の夜の月のこと。旧暦の1カ月は月の満ち欠けの周期によって決められていて、29日か30日で数えられています。
理論上、もっとも遅い十五夜は10月8日、もっとも早い十五夜は9月7日。ちなみに2009年は10月3日、その次の2010年は9月22日です。

どうして十五夜に餅や団子などをお供えするの?
中秋の名月は満月でしょ?
一般的にはススキを飾り、餅や団子を供えますが、地域によっては梨やサトイモ、栗、枝豆など旬の収穫物を供えます。これには収穫を感謝する儀礼的な意味があるそう。関西から中国地方を中心に里芋を供えることから、「芋名月」とも呼んでいます。また、ススキの穂を供えるのは稲穂の変化した形とも。
実は、この日の月は必ずしも満月とは限りません。むしろ満月であることの方が少ないのです。これは月と地球の公転軌道の関係で、新月から満月までの日数が15日とは限らないために起こります。
今年は、中秋の名月より1日遅れて9月15日が満月となります。

「中秋」か、「仲秋」か?
満月の呼び名あれこれ
この二つはよく混同されますが、「中秋」と「仲秋」それぞれに意味があります。
【中秋】 陰暦の8月15日
【仲秋】 秋半ばの一カ月。陰暦では8月
旧暦では7〜9月が秋で、月ごとに初秋、仲秋、晩秋と呼ばれます。仲秋は期間全体を表す語。
よって「中秋」が正解。
昔の人は偉かった。お月様ひとつにもさまざまな呼称がありました。月の世界が、漢字の奥深さで一層輝きを増します。 中秋の月を表すのは月今宵(つきこよい)、三五(さんご)の月。満月なら望(ぼう)、望月(もちづき)、天満月(あまみつつき)、月の鏡、冬の満月は月天心(つきてんしん)。こうこうと照らす月明かりは月光、月華、月明、月気、月の顔。

もうひとつの名月「十三夜」
月とうさぎ
日本では十五夜だけでなく旧暦の9月13日にも月見をする「十三夜」の風習があり、日本独自のもの。月見団子と栗や枝豆をお供えするため、「栗名月」「後の月」とも呼ばれています。十五夜と十三夜の両方月見をするものともされ、片方だけでは「片月見」といって忌まれていました。曇りが多い十五夜に対して、十三夜は晴れることが多いようで、月見には最適とか。2008年は10月11日。
日本では、月を見ると月の模様が「うさぎがお餅をつく」ように見えます。(下記の「月の見え方いろいろ」参照)
また、古来よりうさぎは、「月よりの使者」といわれています。月を呼ぶ、ツキ・運を招く、月うさぎとして永く親しまれ、その絵柄も縁起のよいものとして喜ばれています。


月の見え方いろいろ
古代から人々は月面の影に伝説や神話のイメージを重ねてきました。
例えばインドでは帝釈天を救おうと焼身した、黒くこげたウサギが。
カナダでは月に飛びついたカエル。
アフリカではなんとウサギが月の顔をひっかき、あの模様はその傷だそう。
下図は各国から見る月の模様です。あなたはどう見えますか?

うさぎのもちつき
(インド・日本)
女の人の横顔
(ヨーロッパ)
カニ
(ヨーロッパ)
ワニ
(中国)

(静岡市環境政策課発行「星空を見に行こう!」より転載)


同特集ぺージの掲載内容は、2008年8月31 日現在のものです。その後イベントなどが変更になる可能性がございます。2008年9月1日

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