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ムービー・トピックス
2007  2006
 
映画「クライマーズ・ハイ」キャンペーンで原田眞人監督来静 2008/06/25 
横山秀夫作品の最高峰『クライマーズ・ハイ』、待望の映画化。1985年8月12日、日航機墜落――世界最大で最悪の単独航空機事故発生。地元群馬の新聞社で、「全権デスク」を命じられた主人公・悠木和雅を軸に、真実を追う記者たちの壮絶な1週間を描いた作品。メガホンをとった原田眞人監督(沼津市出身)が映画「クライマーズ・ハイ」のキャンペーンで来静、作品について語った。
「子供の頃、「スーパーマン」のクラーク・ケントがデイリー・プラネットの記者だったのを観て、新聞記者ってカッコいいなーって思ったのから始まって、「大統領の陰謀」や「ヒズ・ガール・フライデー」など好きだったし、新聞記者が主役の映画や小説は興味があったし、常に身近に感じていて、この原作を読んだ時にも、いつかやりたいな…というのがありました」
「また、僕自身の日航機事故墜落体験というのがあって、あの事故の晩、テレビに釘づけになって見ていたんですけど、一番衝撃を受けたのは、美谷島健君という9歳の男の子が一人で飛行機に乗っていたということで、僕も子供を一人で飛行機に乗せて送り出したことがあるので、親御さんの気持ちを考えたりすると、すごくショックでした。今回、それを主役の堤真一に体験させているわけですが、そのために、女房、子供とは一緒に住んでいないという原作とは違う家庭環境にして、空港で息子を送り出してるんです。それ以外にも、僕が、911(2001/09/11)の日に乗客として飛行機でロスに向かっていて、一番最後にアメリカ本土に降りた飛行機(タイ航空)だったという体験があって…、そういうものがすべて重なって、『クライマーズ・ハイ』は、自分の体験としても絶対映画でやりたいという部分が強かったですね」とすごいエピソードを話してくれました。
監督が「“言葉のボクシング”みたいなもの」と言う、記者同士のぶつかり合い、特に悠木と県警キャップの佐山(堺雅人)の絡みは重要なシーンになっている。「全権のポジションにいる結城が、狭山を裏切らざるをえないという部分が出てきた時の、ジレンマというのは、この作品のなかのまさにへそ!一番大きなアンビバレンス―二律背反!!」と説明する。
「キャスティングで、一番最初に堤真一を決めたので、どういう佐山だったらそれそれが生きるか…堤真一は太陽のようにスケール感のある役者でどちらかというと、攻めの人間。受けであるべき佐山が攻めて、攻めの悠木が受けにまわらなければならないというのが芝居としても面白いし、魅力があるので、堤真一と一番違うタイプの役者っていうのを探して、一見ナヨナヨしている奴が、グアッと攻めたら…というのを考えて、堺雅人をキャスティングしました」
「僕はオーバーアクトというのが嫌いで、型どおりのアツイ芝居も大嫌いなんだけど、人間である以上、自分自身で熱くなる瞬間っていうのは結構あると思うんですね。だから、本当の真実があって熱くなるっていうのは、今回どんどん取り入れていきました。堺雅人にも『感情のブレーキをかけるな!もっと出せ』ってあおりました。 いつもの堺雅人と全然違うと思います。 あの、帰って来た時の目つきは、彼がそこまでためたものを、現場で出してくれたんです」と堺さんの演技を絶賛。
いかに新聞社のシーンを本物っぽく見せるかについては、「編集局の中の人物は、すべてエキストラ格の人物も、俳優をオーディションで選んで、どの部署にいて、どんな仕事をしてと、ニックネームから趣味までキャラクターを全部決めているんです。事件があった1週間のチャートを作って、誰々は何時の出勤だから、何時の時間帯には誰と誰がいて…という感じで行動しているんです。真実に近づいてやっているということがかもし出す、本人たちの気迫みたいなものは、観ている人に伝わるんですね」とリアルさの追求にはこだわった。
「日航機事故ではなく、新聞記者たちの話なので、逆に僕は、原作以上に遺族関係の話をえぐりたかった。事故の真相に関しても、もう少し突っ込みたかったというのはありますけど、遺族に対する配慮という点では、美谷島さんの許可を得られるかどうかがポイントでした」と振り返る。「一番最初、原作の横山さんと打ち合わせした時に、遺族と日航職員のやりとりも含めて、遺体安置所のエピソードも描きたかったので、『横山さんが実際に取材をしたことを教えてください』と言ったら、横山さんから『あなたは日航機墜落事故の映画を作りたいんですか?それとも、クライマーズ・ハイを作りたいんですか』と…。横山さんが十何年もかけて悩んできた、遺族会、その他のつきあいの中で、遺族を出すならこれだけと限定している原作ですよね。だから、遺族に関しては、新聞記事を求めに来る母親と息子のシーンだけにしました。事故を描くというプレッシャーはなかったですが、遺族の現場を使わないということのプレッシャーはありましたね。リサーチしていく中で、隔壁破壊が墜落の原因ではないだろうというのが出てきて、最後に、親を亡くした子の気持ち、子を亡くした親の気持ちという部分で、『再調査をしないとだめじゃないの?』と僕は思っているので、遺族たちの気持ちも含めて、『再調査を望む声は多い…』とちょっと控えめなテロップを入れているんです」
「ヒーローはいなくて、出てくるのは愚直な人間ばかり。でも愚直なまでに働くことことがこれだけ面白い人間関係を作るというところはぜひ、見て欲しい。あまりにも人間を描かない映画が多くなっているので…」と。
映画のタイトル“クライマーズ・ハイ”とは、登山中に興奮が極限に達し、高さへの恐怖心が麻痺する状態。監督に、撮影中にクライマーズ・ハイのような状態に陥ったかを聞くと、「多分、日航機墜落の第一報が入ったバタバタしているシーン、あそこを撮影している時がそれだと思います。あのシーンっていうのがへそで、あそこから撮って、編集もあそこからやっているんですよ。あのシーンが出てくるたびに、あのシーンがらみで、クライマーズ・ハイになっているかもしれません」と答えてくれました。
映画「僕の彼女はサイボーグ」公開大ヒット御礼舞台挨拶で小出恵介来静 2008/06/15 

「僕の彼女はサイボーグ」の大ヒット御礼舞台挨拶が、静岡ピカデリー1、MOVIX清水で開催されました。公開から2週間が過ぎ、すでに観たという熱心なファンを含め女性客がほとんどの場内は、異様なムード…小出さんが登場すると泣き出す人もいたようです。
役作りや、撮影中のことを話してくれた小出さんでしたが、CGの撮影は、突き飛ばされたり、ぶつかったりと激しかったそうで、失神したという驚くべきエピソードも紹介!後半の車にぶつかるところだそうですので、これからご覧になる方は、お見逃しなく!

午後は、映画とSBSテレビで放送中の「ROOKIES」のPRで本社を来訪。撮影から少し時間がたっていますが、映画についてお話を伺いました。「話のスケールが大きい世界の中で、自分が中心にいて、映画を引っ張っていくという立場を経験させてもらったことが大きかったですね。機材1つにしてもCGにしてもお金がかかってるし、緊張感というか、みえないプレッシャーがありましたね」振り返る。
韓国のクァク・ジェヨン監督については「現場に入って演技に関してのコミュニケーションをとる時に、監督が何を言わんとしているかわからないことがありました。たとえば、『こっちにこういうふうに動いてくれ』とか『こういう表現をしてくれ』言われても、なんでそういうふうにしたいのかがわからないんですよ。理解できないというか、そういう隙間は自分で1つずつ埋めていきました。1つ1つの動きに対して、自分で感情を流し込んでいったり、整理して、気持ちを追いつかせていく感じで、そういうのは大変だったけれど、いい勉強になりました」
綾瀬はるかさん同様、コミュニケーションをとるのには苦労されたようです。
「クァク監督はすごくオリジナリティーがありましたね。こだわりの深さは、尋常じゃないところもあって…。衣裳の選び方も、ふつうは衣裳合わせで決めたらそのままで済むんですけど、監督は毎回現場に来て、現場で決めたりするんですよ。小道具とかも、すごく細かくおっしゃるし、対カメラマンさんに対してですけど、カメラワークに対してもすごーく細かいんです。細部に対してもこだわりが深くて、それが監督の全体的な世界観を作ってるんだと思いました。この人は見えてるんだなってスゴク感じましたね。だから、ついていく気になるっていうか、ちょっと無茶なことを言われても、やってみようと思えました」
「演出についても、監督は撮りたい画が決まってるわけですよ、カット割とかできてるし、ほとんどそれどおりにやってくし、そこにはめていくんです。なんでそう言うのか、わかんないんですよ。たとえば日本の監督さんなら聞けるし言えるじゃないですか?そこを詰めていけなかった…」
「結構CGはすごかったです。『はい、じゃ地震が起こりました、用意スタート!』って言われてどういうことなのか、わけがわかんないわけですよ、監督の頭の中にあるイメージに頼るしかないんです。自分でイメージしきれないですから、監督の言われるままにやってましたね。だから、どういうふうになっているのか、出来上がったのを見る前は不安でした。ちゃんとハマっているのか、CGに対してそのふさわしい表情ができてるのかとか…。 『サイボーグが首がくるくる回ります』って言われても、どういうふうになるのか考えてもキリがなかったんで、結構ノリでやってました」
「でも出来上がりをみたら、不自然な感じがしなかったので、不思議だな〜と思って…」と言う小出さん。「それは、小出さんの演技力があったからじゃないですか」とふると、「いや〜」とチョッピリ照れながら苦笑。
「いい意味で、自分の演技に対する考え方がぶち壊されたって、自分の想像力とか、自分の中で整理するとが演技じゃないんだなっていうか、自分が納得できてやれる範囲ってすごく小さいと思ったんです。それを超えたところに多分面白いことがあるんだって、今回やってて思いましたね。1つ1つ自分が理屈をつけていくだけじゃないんだなっていうのがすごく新鮮で、いわゆる演出をされるっていう時に、そこでは動けないとか、振り向けないとかいうのがなくなったんですよ。今後に対してとてもプラスになった気がします」
ジローについて聞くと、「要領が悪すぎて、イラ〜っとくるでしょ?いい奴で、愛すべき奴だってことはわかると思うんですけど、自分では直接かかわりたくないかなー」と意外な答えが。「自分とは違うキャラを演じるのは、切り替えてできるから、それはそれでやりやすいし、今回は1つの違った世界だと思ってやってました」。ジローと小出さんは 正反対だそうです。「ROOKIES」の御子柴キャプテンも「全然違いますね〜僕はああいうアツさじゃないです」「なんでしょうね〜今まで自分とは遠いキャラばっかりなんですよ〜自分に近いなと思ったことはないです。理解はできても共感することはあまりないような…」。
最後に映画について「いろんな見方ができるというか、一見大ざっぱなラブストーリーってみえますけど、実際観てみると、味が濃くて、いい意味で欲張りな映画だと思います。観た人によってシーンごとの解釈も違うし、好きな場面とかも違うと思います。そういうのを楽しめる映画じゃないかと思います」とコメント。
本当にていねいに質問に答えてくれた小出さんでした。
取材協力:ピカデリー1
映画「ダイブ!!」キャンへペーンで、熊澤尚人監督来静 2008/06/06 

高さ10mからの飛び込み空中バトルに、イケメン男子キャストがガチンコで挑む、弱小ダイビングクラブが生き残る道は、なんとオリンピック出場!?と飛び込みに魅せられた少年たちを描く、映画「ダイブ!!」
映画のPRで来静された熊澤監督に映画について伺いました。
「今回の話をやるのにあたって、高校選抜とか、大学選手権など、たくさんの試合の取材に行きました。飛び込みは簡単にいうと6種類あって、後ろ飛び込み、ひねり飛び込みなど、演技自体がバリエーションにとんでいて、ビジュアル的にも非常にダイナミックなんですね。そういった映像的な面白さを映画で表現したいなと思いました」
映像にリアリティーを出すために、日本で一番高いクレーンと、最後の大会では、アメリカから「スパイターマン」で使われたスパイダーカムを借りての撮影だったそうです。
「日本では飛び込みを知らない人たちの方が多いんですが、ルールとか、飛び込みがどういったものかということを全部説明してしまうと、映画ではなくなってしまうので、そのへんはなるべく説明過多にならないようにしながら、飛び込みのことを何も知らない人が観ても『面白いよね』と思えるようにしたかった」と日本ではまだまだマイナーな競技の映画化には苦労されたようです。

「それと、できる限り透明感のあるみずみずしい映画にしたくて、キャストもフレッシュな感じにしたかったんで、主役の3人は、オーディションで真っ白なところから決めました。本当に、10メートルからの飛び込みはすべて彼らがやってます。最初は飛び込みができないところから始まって、朝から晩まで飛び込みの練習漬けにさせて、みんなで大浴場に入って、畳の雑魚寝で寝るという合宿を3回位やってるんですよ」「元オリンピック選手で、今コーチをされてる金子恵太さんに特訓してもらって、そのうちプックリとして割れていなかったお腹に腹筋ができて割れてきて、林(遣都)君も肩幅もできて…、飛べるようになった頃には、ポスターのようなこういうアスリートの体形になっていました。CGではない自前のリアルな肉弾ですよね。訓練の成果です」とポスターを眺める監督。

「3人はライバルじゃないですか。で、ライバルゆえにお互いに認め合ってはじめて友達になれる話が作りたいと思ったんです。『あいつのここはすごいよな、でも負けたくない』っていう、相手のすごいところを認めながら、あいつがここまで頑張るから、俺も負けないように頑張るんだっていう関係―そういうのが男の子同士、本当の友達になれるんじゃないかなあ」
「遣都たち3人も、初対面だし、お互い意識したと思うんです。でも最後の方はホントに3人が仲良くなってました。本当にリアルにひと夏一緒に過ごして、とある映画作りの中で、できてきた友情―絆みたいなものが、映画の中にも出ていたと思います。そういうのも映画的に面白いと思う…」と満足げに話す監督。「林君が体現してくれてると思うんですけど、素直にコーチに言われたように練習して、家帰っても練習やってという、こういう姿って、本当は大切なんですが、昨今言われなくなっちゃったですね。やっぱりこういうことで生まれるものって本当ににあるはずだと僕は思います。若い世代は、失敗を怖れずに、がむしゃらに頑張ることによって、結果ではなくて得ることがあると思うんです。無我夢中で頑張ることの大切さが伝わる映画にしたかった」と熱く語る。

今回の撮影は、静岡市葵区西ヶ谷の県立水泳場でもロケが行われました。北京派遣選手選考会のシーンで、建物の外観がバッチリ出てきます。映画には、職員の山本敬樹さんが、沖津飛沫の祖父の伝説のスイマー役で出演し、モノクロのスワンダイブのシーンなどを熱演!演技指導にも携わったそうです。

「飛び込み台が舞台のお話なんですが、実は、日々の積み重ねの練習や陸トレも観てもらいたくて、通常の映画よりそういう練習風景をたくさん映画の中に入れてあります。そういった練習の積み重ねが、最後の大会の晴れ舞台にきちっとつながってるってところを観ていただきたいですね」「中学生、高校生の男の子にとってバイブルになり得るスポーツ映画だと思います。また、『夢なんてないよ』とか『将来どうしたらいいかわかんないよ』などとついつい思ってしまいがちな20代の若い子たちにも、この映画を観ると、ちょっとは勇気をもらえると思うし、がむしゃらにやることによって変わるきっかけが得られるんじゃないかと思います。もちろん親子でも観てもらえる作品だと思いますし、大人にも楽しんでもらえるように作ったので、最近元気がなくなった年配層の方も『昔は俺もこういう気持ちでやってたんよな』っていう気持ちが思い出せると思います。ちょっと、欲張りすぎましたか?(笑)」と盛りだくさんのコメントをくれました。

今年ははオリンピックイヤー!北京五輪代表の寺内健さんも寺内健一郎役で出演しています。「ダイブ!!」を観ると予習になってわかりやすいし、飛び込み競技を身近に感じることできると思います。
がむしゃらに一つのことに打ち込む姿を通じて得られる、大切な何かを教えてくれる爽やかな青春感動作!!
「ダイブ!!」は6月14日(土)よりロードショー公開です!
映画「相棒-劇場版-」キャンペーンで水谷豊さん来静! 2008/05/26 
頭脳明晰な杉下右京と熱血漢の亀山薫。警視庁の窓際部署"特命係"の二人が、抜群のコンビネーションで難事件の真相を解明していく人気の刑事ドラマ「相棒」がついに映画化され、映画「相棒-劇場版- 絶体絶命!42.195km 東京ビッグシティマラソン」は、観客動員270万人、興収32億円を記録(5/28現在)!大ヒット御礼・舞台挨拶で、杉下右京役の水谷豊さんが来静、作品についてお話を伺った。
「2時間ドラマで始まった時に、最近、大人が見るドラマがないということが言われていました―それは僕自身も感じていましたし、大人をテレビドラマに振り返させるそういうドラマを作ろう!というのが目的にありました。エンタテインメントとしても、刑事ものの事件としてもかなりの世界まで思い切って行こうという思いがあって、街場のちょっとした情話的な事件も起きながら、警察内部のことや政治の中にどこまで入っていけるかということにも向かっていきました」と、スタート当時を振り返る。「今までこういうことを表現するドラマはなかったですから、大人には新鮮に感じたと思います。シリーズになってからは、少し若い人たちにも見てもらいたいということから、それぞれのキャラクターを色濃くしていく作業が自然に起きていました」
映画化に対しては、8年以上前、ドラマが始まった時に監督が、「これは映画にしても大丈夫なだけの構えがある」とおっしゃって、水谷さんも脚本を読んで、「かつてこういう刑事ものはあっただろうか…通常の2時間ドラマとは違うな」っていうのを感じていたそうで、監督と「そうなったらいいですね」と話していたそうです。
ドラマと劇場版の違いを聞くと、「右京があれだけ、翻弄されたり追いつめられたりすることはテレビでは起きないのですが、映画では用意されていて…」と、映画では、ドラマの右京さんと違い、体当たりのアクションシーンがあるのも、映画の見どころの1つ。メイキング番組でも、爆発のシーンが危機一髪だったということを放送していましたが、「今回の爆破というのは僕にとっても衝撃的でしたね。スーツの背中が焦げて…」とかなり危険な撮影だったようです。「本当はもっとみんな騒いでいたんですよ、何か起きたと思ったぐらい。僕だけですよ、何にも感じていなかったのは(笑)」と右京さん口調で話す水谷さん。
杉下右京については、「キャラクター設定などが、だんだんやりながら変わることがあるとしたら、おそらく自然に変わっていくことだと思います。台本というのは、そもそも音楽と違って音符が書いてないものですから、どのトーンでセリフを言ったり、どのくらいのスピードで話すというのは書いていないのですが、杉下右京という人物の背景―どういう育ち方をして、どんな経歴かということを想像していくと、僕の場合杉下右京はああなってしまったんですねぇ」
映画の中で重要なシーンに出てくるチェスについては、「東大のチェス同好会の方が指導してくださったんですが、チェスのルールは難しいんですよ。ですが、最低でも自分がわかるようにやりたい、そうしないと観ている人もわからないでしょうから。和泉監督の素晴らしいアイデアがあそこには盛り込まれていて、その時起きていることのスリリングな展開とか、犯人とのやりとりや、人としての駆け引きを見事に演出して下っています。チェスのルールはわかったけれど、あのシーンつまらなかったねぇと観ている人に言われたら悲しいですからね。チェスはよく知らないけど、あのシーン面白かった!と言われたらうれしいですね」
「映画ですからエンタテインメントとしても成立しなければいけない。しかし今を生きているという意味では、今、世界や日本のどこかで起きている――敢えてこのことを、訴えようというのではなく、当たり前のように普通に起きていることを、普通に生活していてどう思うか。押しつけがましくなると、おそらく観ている人というのは、「それわかるけど、押しつけがましいよ」となると思うのですが、「相棒」は当たり前のように、それを普通に取り入れているというところを観ている方が感じてくれるのではないでしょうか」と「相棒」の魅力を分析。また、「警察官ですから、犯罪者を最後まで追いつめなければいけない。ですが、それだけでは終わらないんです。やはり人として、どうしても受けなければいけないところというのがあって、いつもそこのバランスを忘れないようにしています」と右京の人間的な部分も語る。
皆さんもぜひ知りたいと思っている、最強コンビ・亀山とのやりとりについてお聞きすると、「最初、作り上げていく時には、話し合いをしていましたが、語らずしてわかるという世界ができてきますから、自然とそうなるとやはりいいですねぇ」と右京さんと薫ちゃんの二人の呼吸はピッタリのようです。
最後に「とにかく、大勢の人に観てもらいたいと思って作った作品です。作品以上に語ることはないですから、一度相棒ワールドにいらしてください」と右京さんの笑顔でコメントしてくれました!
夜は、静岡東映劇場とMOVIX清水で舞台挨拶を行いました。英国紳士風のスーツ姿の水谷さんの姿が見えると、満席の会場からは歓声が巻き起こり、水谷さんが登場!
まずは、水谷さんから「その前に一つよろしいですか?」と右京さんのセリフが飛び出し、会場は笑いばかりではなく、悲鳴に近い声が。
水谷さんにとっての「相棒」の存在、「相棒」の魅力などを熱く語ってくれた上に、サスペンダー姿や、相棒のキャストのものまねまで披露!映画の見どころについて「あそことあそこはいいですよ〜」と言うと客席は大爆笑。
「僕にとって25年ぶりの映画が「相棒」でよかったと思いました。そして間違いなく、「相棒」よかったと思うのは、このように多くの方が観てくださっているということに触れた時です。皆様、本当にありがとうございました」と感無量な様子で話す水谷さんに、温かい拍手とが声援が贈られ、「「2」があるといいなと、杉下右京も思っているんですよ」とのコメントを残し、観客の声援に最後まで応えながら、会場を後にした水谷さんでした。
「相棒-劇場版- 絶体絶命!42.195km 東京ビッグシティマラソン」は、5月1日(土)より上映中です!
ぜひ、大きなスクリーンで相棒ワールドを堪能してください。
取材協力:MOVIX清水
映画「僕の彼女はサイボーグ」キャンへペーンで、綾瀬はるかさん来静 2008/05/23 
韓国のみならず、日本でも大ヒットを記録した「猟奇的な彼女」「僕の彼女を紹介します」のクァク・ジェヨン監督の最新作 「僕の彼女はサイボーグ」で、史上最高にキュートで強い“彼女”を演じた綾瀬はるかさんがキャンペーンで来静、映画についてお話を伺った。
「最初はサイボーグ役ということは聞いてなくて、クァク監督が日本で撮るということだけだったので、なんとなくチョン・ジヒョンさんをイメージしていたんです。そうしたらサイボーグの役だって言われて「えっ!?」みたいな…(笑)。今までの違うなという感じで、イメージがしにくくて、海外ではいろいろあるけれど、日本人がサイボーグをやるとどんな感じになるんだろうって全然わからなくて、一応「ターミネーター」などを参考のために観ましたけど、迷いましたね」と戸惑いがあったようです。
サイボーグの演出については「監督からゼスチャーや表情などで指導してもらいました」と言う綾瀬さんですが、「通訳さんはいらっしゃったけれど、言葉が通じないので、日本語の細かいニュアンスまでを監督に伝えるのが難しくて、伝わり方の行き違いはあったりしました。共演の小出君と、監督が言ったことについて、「こういうことだよね」と二人で確認しあったりして…」と日本の監督とは違った難しさがあったようです。
撮影期間は3ヵ月、「1月、2月の撮影はスッゴク寒かったんです」また、苦労したシーンは、サイボーグは基本的にはまばたきしない!ということで、「雨のシーンなどは、雨が目の中に入ってくると反射的にまばたきをしてしまったり、風の強い時は、目が乾いて涙が出てきてしまったり…。あと、立って寝るっていうのがサイボーグのスタイルなんですけど、長回しのシーンでは微妙な揺れも許されなくて、目がピクピクしたり…顔のアップのシーンは絶対に動けなくて大変でした。(笑)」と振り返る。
「サイボーグのCG的なシーンは、撮影中はこうなると思ってやってくださいって感じだったので、映画を初めて観た時に「ああ、こうなったんだ!!」と面白いなと思いました」
2008年は主演映画の公開が目白押し!「映画もテレビドラマもどちらも違って好きですね。自分がどれだけその役に愛情を、また作品に対して思いが込められて、自分がベストが出せるかっていうのが、戦いだと思っています」と力強く答えてくれた。
「ラブストーリーなんですけど、時空を行き来したりとか、ラブコメディみたいな部分もあれば、途中から違う映画のようにSFみたいな部分もあったり、いろんな要素がつまっていて、最後には予想しずらいような意外な展開で結末を迎えるので、いろんな部分で楽しめる映画だと思います」と自信たっぷりにコメントしてくれました。
可憐だけどパワフルすぎる“彼女”とちょっと頼りない“僕”のラブストーリーの結末は…?
「僕の彼女はサイボーグ」
は5月31日(土)よりロードショー公開です!
映画「実録・連合赤軍―あさま山荘への道程」初日舞台挨拶2008/05/10 
「実録・連合赤軍―あさま山荘への道程(みち)」が静岡シネ・ギャラリー初日迎え、永田洋子役の並木愛枝(なみきあきえ)さん、森恒夫役の地曵豪(じびきごう)さんによる初日舞台挨拶が静岡シネ・ギャラリー1F、サールナートホールで行われました。
映画の中で狂気に満ちた二人を演じていたとは思えない、かわいらしい並木さんと、落ち着いた口調で淡々と話す地曵さんを目の前にして、客席の雰囲気は「…!?…」。どこへ行っても「映画と違いますね〜」と言われるそうです。
撮影は、宮城県の宮城県鬼首で行われ、「あいにく暖冬で雪が少なかったけれど、北国の冬はかなりきつかった」と語る並木さん。というのも、監督も話されていたように、暖房器具もなく、オーディションの時からの条件で、衣裳さんもメイクさんもいない、誰もケアする人がいない現場だったから。しかし、監督は「山荘で生活してほしいぐらい」の勢いだったとか。恐るべし若松監督!
精神的にどんどん追い込んだ状態になっていく永田と森の役づくりに関しては、「合宿みたいな感じで、24時間一緒に撮影をしている本番とオフがきっぱりと分けることができない状態だったので、常に緊張感を保てて、いい意味での追い込み方になった」と並木さん。
「撮影はほぼ、山岳ベースが順撮りで、総括して仲間が死んでいくと、亡くなった仲間は撮影現場からいなくなって、当然、食事の時とかにもいなくなるんですが、それが本当さびしいんです。そういう気持ちが、彼らとどこかしらリンクしていたんじゃないか…と演技していました」と地曵さん。

「突入せよ!『あさま山荘』事件」に機動隊役で出演したことがきっかけで、この事件のことに興味を持ち、監督にぜひ出たいと願い出たという地曵さんは、役づくりに関しては、森恒夫役に決まってからは、いろんな本や資料で勉強されたそうで、「何であの時学生たちが、ああいうことをしたのか、今は若い人たちが政治に興味がないのに、なんで自分たちに関係ない国のことまで自分たちが心を痛めて自分を犠牲にしてやったのかということをわからないと、自分は芝居はできないと思ったので、本当に調べました」と基本的には森のことを理解できたとキッパリ。
並木さんの方は「大筋は調べましたが、実在の人物ですから、いったいどういう人なのかということまでは、あえて調べなかった。いろんな本も出てるし、ご本人も書かれているから読もうと思えば読めるけれど、あえてしなかったというのは、本に書かれていることっていうのは、誰かしらから見た永田の印象であったり、ご本人も自分の真髄はこれなんだと書いてなかったと思うので、自分がやりたかったように演じるべきだと思いました。真髄の部分は、自分の感じるままに、自分の感情と身体で表現しようと思ったので、人間についての勉強はしませんでした」と語る。

「この映画の演技は、お仕事とかではなく、仲間のことをずっと一日中考えていました。嫌いだから殺したわけでは決してなかっただろうし、今でも、あの時代の考えていて、(映画を)やる前とあとでは別人です。彼らの痛みとか悲しみとか熱とかいうものは、自分の中にずっと残り続けていくし、これからも死ぬまで関わっていくと思う」と地曵さん。
「つい三十何年前のことを、今の若い人は何も知りません。ほんとにベトナム戦争があったり、空港で殺戮があったりしたことを、どんどん忘れていって、世の中なにか良くなったかというとなにも良くなくて、昔となにが違うかというと、心が偉くなっただけ。監督が言いたかったのは最後に元久が言っていた「勇気がなかったんだ」っていう一言凝縮されていると思います。それが全てで、それで全てが解決するなんてとはないですけど、この映画を観ることによって、若い人たちがなにか感じてくだされば、自分若い方々にこういう映画を観てほしいと思ってます」と並木さんが締めくくった。
「実録・連合赤軍―あさま山荘への道程(みち)」は静岡シネ・ギャラリーで5月25日まで上映中です!
取材協力:静岡シネ・ギャラリー
映画「少林少女」完成披露特別試写会開催 亀山千広プロデューサーインタビュー2008/04/04 
昨年、県内各地でロケが行われた、映画「少林少女」の完成披露特別試写会が、伊豆の国市の韮山時代劇場で行われ、当日特別ゲストとして出席した、製作総指揮、亀山千広プロデューサーにお話を伺った。
「3年ぐらい前、チャウ・シンチーと会った時に、いつか一緒にやりたいねという話をして、「少林サッカー」をインスパイアして、女の子が日本で少林拳を広めていく話を作りたいと、一番信頼のおける本広監督に声をかけた。最初に作りたかったのはヒロイン・ムービー、女の子がカッコよくて強いって映画だったんです。「踊る〜」のヒロイン、すみれちゃんみたいな強い意志を持ってる女の子が主人公になる映画ってないかなと思ってたんですね」「できれば、アクションをキッチリ入れて、少林とくっつけて…」という感じで進み、「新人の女優さんだとやろうとしてることがチマチマしてきちゃうので、柴咲コウちゃんに「興味があるか」聞いたところ、一つ返事で「興味ある」と返事が返ってきて…」
柴咲さんも、「恋愛映画のヒロインならいくつになっても話はくるけど、身体を使うとなると、年齢が限られてくるから、アクション映画に挑戦したい」と思っていたそうで、「1年半前から、訓練を始めてもらった」「基礎から始めていって、半年ぐらい経ったら、みちがえるほど足が上がって、どんどん身体もしなやかになっていた」「思い描いていた一番トップの女優さんがやってくれることに決まってじゃあ、彼女にどんな格好をさせたらかわいいだろうかと、ミニスカートをはかせたいとなって(笑)、ラクロスがいいんじゃないかと。チアリーディングというのもあったのだけど、中国棒術という棒を使ったの拳法があって、それがラクロスと共通項があるんじゃないか」ということでラクロスになったそうです。
「映画そのものは強くなるっていうのは、相手を倒すために強くなるんじゃなくて、自分を鍛えるために強くなる。戦わないっていうのが少林拳の教えだから。じゃあ人はどんな時に戦わなければならないかというと、大切な人を守るってことで、あえて封印を解くっていうことにこだわって、決して強さを誇示するんではなく、本当に戦う時
っていうのはこういう時でしかないっていうことと、それでも相手を完膚なきまでに叩きのめさなければならないのか、どこか包み込むようにしなきゃならないのかっていうのが極めてシンプルなテーマです」「なにかというと、すぐ力に訴えて制圧することって起きますよね。尊厳を脅かされたら行かなければならないけれど、その先にあるのは、戦い続けることではないんじゃないか…強くなることは、戦わないことからできていくんじゃないかということを伝えたかった」と「この映画は相手を叩きのめして終わるという終わり方ではない」と作品に込めた思いを語る亀山さん。
県内ロケについては、「こういう映画なので、アジア中心のマーケットを狙って、そうすると日本だから富士山が見えるところがいいねと、あと「UDON」で本広監督が彼の地元をやって、今度は俺の地元をやるって冗談で言ってたんで」(笑) 「伊豆のフィルム・コミッションのみなさんが本当にいい場所を探してきてくれて、海があって山があって、自然が美しい。東京からも近いし、便利。こちらで撮ることは問題なかったし、やりやすかったですね。。コミッショナーの協力体制ができていて、地元の方が理解を示してくれたのはありがたかった」
「This is IZUっていう風景ではないけれど、ぜひ、地元の皆さんには観てもらいたい、あと柴咲コウちゃんのカッコよさも」と映画について話し出したら止まらない亀山さんでした。
「三島出身ということだけで、亀山さんに呼んでいただきました」とフジテレビの渡辺和洋アナも映画に出演。「カズのために東京の東宝の撮影所にセット作りまして、その日カズだけの撮りだったんです。ものすごく時間かかったシーンなんで…」と亀山さん。「見つけたらいいことありますよ」と渡辺アナ。ぜひお見逃しなく!!
「少林少女」は4月26日(土)よりロードショー公開です!
当日の舞台挨拶の模様はブログレポート
取材協力:FC伊豆
「ライラの冒険 黄金の羅針盤」PRで、西内まりやさん来静2008/04/02 
現在絶賛上映中の「ライラの冒険 黄金の羅針盤」の日本語吹替版でライラ役を務めている西内まりやさんが来静。昨年行われたオーディションでは、5000人を超える応募者の中からグランプリを獲得、見事ライラ役に選ばれた14歳のシンデラ・ガールです。アフレコに初挑戦の西内さんに映画のことをお聞きしました。
「今まで声優もしたことがなかったし、まず、声だけで演じるということが難しかったです。 最初は画面と台本を見ながらやるのが大変で、口の動き合わせたり、息をするタイミングや表情によって口調やしゃべり方を変えたりするのも難しかったけれど、監督さんから教わりながら慣れていきました」
西内さんのダイモンは“虎”だそうで、「ライラのように手ごろなサイズだったらよかったのに、大きくて大変そうだな〜と思いました」
「親友ロジャーと屋根に上って、「ロジャーがさらわれたら助けに行くから」と約束するシーンが大好きです」と物語の展開でも重要な意味を持つところがお気に入り。
「日本語吹替版のいいところは、内容もわかりやすいし、文字を追わずに、CGとかの素晴らしさや迫力を楽しめるところ」と西内さん。 出来上がった日本語吹替版を観た時には、「ダコタちゃんの顔でダコタちゃんの声が入っているのを観ているので、最初は違和感を感じて、私の声でいいのかな〜と思いましたが、最後の方には、自分ということを忘れて入り込んでいました。よかったと思います」と自信をうかがわせた。
現在、キャンペーンで全国を回っている西内さんですが、「皆さんが大きく拍手してくださってうれしいですし、いろんなところへ行ってお客さんと触れ合えていい刺激になっています。皆さんからパワーをもらって頑張っています!」 と元気いっぱい。 「将来は、自分が映る演技もしてみたいので女優もやってみたいし、歌とかもチャレンジしてみたいです」と目を輝かせる西内さんでありました。

午前中は、MOVIX清水で舞台挨拶が行われ、イオレクも登場!「ご覧になってこの映画の素晴らしさを感じていただけたと思いますので、観ていない方がいらしたら、ぜひ薦めてください」とPR。上映終了後、当日来場のお客さんから選ばれた方から花束のプレゼントが渡されました!

取材協力:MOVIX清水
映画「実録・連合赤軍―あさま山荘への道程(みち)」のキャンペーンで若松孝二監督来静2008/04/01 
「実録・連合赤軍―あさま山荘への道程(みち)」は、1972年2月、日本を震撼させた連合赤軍・あさま山荘事件を、40年間現役で映画を撮り続ける、鬼才・若松孝二監督が撮り上げた渾身の一作!東京、テアトル新宿での上映は、連日立ち見も出る大ヒット、全国での上映も大盛況が続いています。なぜ、今“連合赤軍”なのか? 映画に込めたアツイ想いを監督に伺った。
「誰かがこの事件をきちんと撮ってくれたなら、僕が作る必要はなかったんだけれど、映画化した3本の中で、「突入せよ!『あさま山荘』事件」を観た時にね、あまりにも警察側からの一方的なものに撮られいて、なぜこの若者たちが――みんないい学校に行ってて、黙ってそのまま卒業していけば、将来が決まってるような子たちが、なぜ?ということを、その時代背景をもとにきちんと描いてやらないと、あまりにもかわいそうだった。殺された連中が、「監督、作ってくれ〜作ってくれ〜」と叫んでいるような気もしたんで作りました」と語る。
メンバー5人が、あさま山荘に立てこもってからのシーンは、宮城県鬼首(オニコウベ)にあった監督の別荘を壊して撮影。「一番苦労したのはお金なんだけど、銀行も貸してくれることになって、なんとかめどが立ったんで…でも今、裸同然ですよ」と笑う監督。
撮影期間の3ヵ月、スタッフと俳優陣を拘束した。「なるたけプロを排除したんですよ。最初この映画に参加するんだったら、メイク、衣裳はいませんよ、マネージャー・お付きもだめですよと言ってあったんです。で、オーディションでふるいにかけた。ARATAも坂井真紀も知らなかったけど、本人たちがやりたいってオーディションに来てて…ARATAは長かった髪をバッサリ切って坊主頭になってきた」
当時のことを知らない、若い役者に対しての演出について聞くと、「最初、心構えチャラチャラした芝居をするんで、メイキングをみると相当怒ってるんですよ。でもみんな勉強したんじゃないですか。坂東君(大西信満)なんかは、風呂に入っても顔を洗わないとか、みんな山に入るっていう心構えを感じてから、変わっていったんです。夜中まで話し合って、自分たちで作っていった」
「テレビの視聴率は89.7パーセントだったんですよ!ようするに、うまくシナリオどおり連合赤軍はやられたんだよ。24時間放送して、こいつらは悪い奴らだ、悪い奴らだいってね、で、山荘に突っ込んだわけです。あの当時の後藤田警察長官のシナリオどおり。学生運動をどっかで歯止めをかけないとならないから、彼らがいい対象じゃなかったのかな〜。それ以降、学生運動はすべて失速したでしょ」と監督ならではのお話も。
あの若者たちがなぜこうなっていったのかという、この事件を描かないと、昭和は描けないんじゃないか。まして近代で、銃口を国家に向けたのはこれしかないんですよ。この時代、ある程度、勇気を持っていた。今よりも自由だったと思いますよ」
「やった人もやられた側も誇りを持っていいと思ってるんです。永田も森もかわいそう、みんな気の毒だった…」と、その時代をみてきた若松孝二監督の重みのある言葉が印象的なインタビューでした。
「実録・連合赤軍―あさま山荘への道程(みち)」は5月10日(土)より静岡シネ・ギャラリーで公開されます。
取材協力:静岡シネ・ギャラリー
映画「ぼくたちと駐在さんの700日戦争」のキャンペーンで石田卓也さん、脇知弘さん来静2008/03/27 
昭和54年、日本に起こった3大事件!インベーダーゲームの大流行!共通一次試験の開始!そして・・・ぼくたちと駐在さんの700日戦争!!この、“やったら、やり返すっ!!”のイタズラ合戦を描いた、各人気ブログランキング第1位を総なめの怪物ブログ小説「ぼくちゅう」、待望の映画化作品が「ぼくたちと駐在さんの700日戦争」です。
主人公“ママチャリ”率いる7人の高校生の中で、『武闘派でエロ担当・西条役を演じる』、石田卓也さんと、『肉屋の息子でデブ、トムヤンクン以外食べ物は全部好き』という千葉くんを演じる脇知弘さんに映画について伺いました。
二人ともオーディションで出演が決まった。「オーデイションではママチャリも孝昭も千葉くんも読んで(注:台本でセリフを)、その中でも西条君をやりたいなと思っていたので、決まった時はうれしかった」と石田さん。
「自分は西条をやりたかったんですよ〜」と笑わせてくれつつ、「千葉君は台本を読んでコイツ、俺じゃん!」と思ったそうで、「役に入るというより俺でした。役づくりというよりあっちが作ってくれました」と大笑い。
「西条は、まわりには怖がられているので、鋭さを意識したけど、気持ちはやさしいというところも出そうとした。性格的には自分に近いところもあってやりやすかった」そして、作るのに30分ぐらいかかったリーゼントに対しては、「そんなにしない髪型だったので、若干違和感があったけどやっているうちに慣れました」と、石田さん。
石田さんは1987年生まれ、脇さんは1980年生まれで、設定の79年には生まれてないお二人なのですが、違和感はなかったそうです。ロケ地の栃木県烏山がそれっぽいところだったそうで、「畑があって、高い建物がないから、日陰がない。畑とかの自然の匂いで癒されました〜。「コンビにも歩いて20分ぐらいのところで、誰かが絶対にいるって感じ」と笑いながら振り返る。
「撮影期間の1ヵ月は、みんなで合宿して仲良くなりました」「楽しかった思い出しかない」と撮影現場の雰囲気も、映画同様だったようです。
共演した佐々木蔵之介さんに対しては、「こんな面白い人だと思わなかった」と石田さん。「駐在さんの芝居は真面目にやればやるほど面白い」と、役者の先輩として学んだ点は多かったようです。麻生久美子さんは「めちゃめちゃきれいだった〜」とマドンナ的な存在だったようで、「ホントにセクシーで、大人の魅力タップリなのに、実は俺と2歳ぐらいしか変わらない…」とまたまた笑わせてくれる脇さん。
「思い入れのあるシーンは病院のシーン」と石田さん。「西条カッコいいんだよな〜最終的にみんなが泣くシーンとかキュンとするシーンはだいだい西条がからんでる」という脇さんに「いやいや、みんなカッコいいじゃないですか〜花火のところとかも感動するんじゃないですか」と照れる石田さんでした。
「友情の大切さを観てほしい」と石田さん。脇さんは「大人の人もですけど、最近の若い人たちに、昭和の古きよき時代といいますか…こんな時代もあったんだぞというのを観てもらいたい」とメッセージを。「2」はあるかの質問に「あるに決まってるじゃないですか!」「題名変わっちゃいますからね〜」「やる時は同じキャストで!そうでないとぼくちゅうでなくなっちゃう」と笑顔で締めくくった。
「ぼくたちと駐在さんの700日戦争」は4月5日(土)よりロードショー公開です!
当日の様子、舞台挨拶の模様はブログレポート[1][2
映画「カンフーくん」のキャンペーンでチャン・チュワン君来静2008/03/25 
7歳の小さな少年が愛する仲間を救うために悪と戦うアクション・エンタテインメント、「カンフーくん」。主役のカンフーくんことチャン・チュワン君がプロモーションのため来日!静岡にもやって来てくれました。
まずインタビューの前に、通訳の渡辺さんがチャン・チュワン君にかけた言葉が、「何か質問されたら、一言で返さないで、四言ぐらいで返そうね」でした。ちょっぴり恥ずかしがり屋のチュワン君に、映画について聞いてみました。
現在も武術学校に通うチュワン君ですが、「少林寺」で行われた2000名以上のオーディションで主役に抜擢!特別に本人が望んだわけではなく、子役を探しているというとで、武術学校の生徒全員でオーディションを受けたそうです。「はじめは信じられなかったけれど、台本を読むようになってから、本当に僕に決まったんだとだんだん実感が沸いてきた」とうれしそうに話してくれました。
映画初出演で、初主演のチュワン君ですが、「難しかったところは僕にはありません」とサラリ。
それでも、「武術では、今はまだ、一人の単独の形を勉強していて、相手と一緒になってやるというのは習っていなくて、人を殴るってこともしないけれど、映画の中ではお互い戦って、本当に殴るのではなくて、殴ったように演技をしなくてはいけないところが全然違いました」と、武術の練習と映画の違いには戸惑ったようです。
「撮影の待ち時間に、藤田ライアン君と野球をしたのが楽しかった」と、2ヵ月の日本での撮影期間中、「つまらなかったことやつらかったことはありません」としっかりした返事が。
一番の得意技は「羅漢拳」で、撮影の時に動きをとってくれました。右は「鷹拳」のポーズです→
ジャッキー・チェンが大好きというチュワン君。映画の中では、“こどもびいる”を飲んでしまって、「酔拳」を演じています。「習ったことはなかったけれど、難しいことはなかったよ」と、夜に行われた試写会の舞台挨拶の時には、「酔拳」を披露してくれました。
将来は、ジャッキー・チェンのようになりたいと目を輝かせてくれたチュワン君。クリクリ頭も可愛らしいし、なんとなく人を弾きつける魅力にあふれているチュワン君に期待しています!
出来上がった作品を観た時には「面白いと思った」「一番観てほしいところは、一番最後のアクション!」と力強く答えてくれたチュワン君。最後に「ぜひ、皆さん、僕の「カンフーくん」を観に来てください。ありがとう!」と元気にメッセージをくれました。
「カンフーくん」は3月29日(土)よりロードショー公開です!
舞台挨拶の模様はブログレポート
109×「魔法にかけられて」プレイベントが開催されました2008/03/08・09 
3月8日(土)・9日(日)の2日間、SHIZUOKA109でディズニー映画「魔法にかけられて」のプレイベントが開催されました。
正面玄関には、実際に映画でジゼルが着用したドレスが展示され、美しいドレスに買い物客もしばし足を止め、注目していました。
ディズニーのファンタジー映画ということで関心も高く、アンケートに答えると、オリジナルグッズや劇場招待券などがプレゼントされるので、店頭イベントブースには人が集まりなかなかの盛り上がり。映画の大型スタンディーの前の写真撮影は、映画のオリジナルフレームでプリントアウトされるので、プリクラ感覚で記念にと若い女の子たちにも好評でした。
 
ブログレポートはコチラ
映画「ガチ☆ボーイ」のキャンペーンで小泉徳宏監督来静2008/02/21 
「ガチ☆ボーイ」は、人気劇団・モダンスイマーズ(作・演出:蓬莱竜太)の伝説的な舞台「五十嵐伝〜五十嵐ハ燃エテイルカ〜」を映画化。昨日を覚えていられない大学生・五十嵐が学生プロレスと出会い、頭で覚えていなくても体が覚えていることで生きる実感を取り戻していく青春感動ストーリーです。「タイヨウのうた」で大ヒットデビューを果たした小泉徳宏監督に映画についてお聞きしました。
主演の佐藤隆太さんについては、監督がプロジェクトに参加した時点で、五十嵐役に決まっていたが、脚本を読んでピッタリだと思ってスンナリ決まった。「こんな奴がプロレスやって大丈夫かというひ弱な感じを出したかったので、今回5キロぐらい落としてもらいました。彼とは年齢が同じなので、双方向な感じで一緒に作ってる感じだった」。また、「2ヵ月間北海道で合宿生活をしながら撮影してたんで、自然とお芝居でなくて仲の良くなっていく状態を作れました。スタッフとキャスト、現場全体の雰囲気も仲良くなれた感じはします」とも。
「映画のテーマとして頭は憶えられないけれどけれど、体は覚えているということがあるので、プロレスシーンにおいて嘘はつきたくなかった」とワイヤーとかCGとかスタントは一切なし。「これらを使うと説得力がなくなると思ったので、生身のカラダでやってもらうつもりでいたら、俳優のみんなが「自分たちでやります」と言ってくれて、モチベーションが合って、お互い同じ方向を向かっていたのは幸せだった」。俳優とスタッフの気持ちが一体となって出来上がった作品ということが伝わってきます。
「プロレスシーンは、危険とは隣り合わせなので、細心の注意を払いましたし、みのくちプロレスさんに指導をしてもらって、クランクインする2ヵ月前から怪我をしないための、受け身とかストレッチなどを徹底的にやって、技を練習していきました」と監督。
「プロレスは特に詳しくなかったけれど、逆に、それがかえって一般のプロレスに馴染みのないお客さんにも楽しんでいただける映画になるという確信はありました。なかなかプロレスというのは手段で、五十嵐君がどう生きているかというのがテーマで、プロレスを表現することが目的ではないので、女性でも楽しめると思います」とアピール。
「高次脳機能障害」という実際にある障害を演出される点で一番気を使ったのは、「実際の患者の方に失礼のないように描くということでした。嘘を描かないということが大前提で、物語の都合だけを考えて、実際と違うことを描くということは絶対にしませんでした。 実際の患者さんは、何を忘れて、何を憶えてるかということに明確な法則はなくて、実は、映画を作る者としては実に都合がよくて――都合がよすぎるんですよ、あまりにも、これは忘れて、これは憶えてるって勝手にできちゃうんで、だから僕らはあえて寝たら忘れるっていう枷を自分たちで作って、お客さんに伝えやすいように必要最低限の脚色をしたんです」。今までの症例だと眠ったら忘れてるというのは実はないのですが、ただ100人いたら100通りの症状があって、脳の不思議な神秘を考えると全くないとは言えないとお医者さんも言ってくださったそうです。
一番苦労したのは最後のプロレスのシーン。「時間もなかったし、、バンバン技を何回もできるお芝居じゃないんで、確実に一発でほしい画を撮るっていう、独特の緊張感が漂っていました」。また、五十嵐が最初に自分の部屋で目覚めて、部室まで行くまでの流れは、初めて、映画のシーンで描くところだったので、リアルに、でもリアルすぎてわかりずらくならないようにしたそうです。
「悲しいだけでの話には惹かれない、逆境に立ち向かって行くのが好きです」という監督は、「全体を通して五十嵐君の生き様、前向きに頑張っていく彼をみて、皆さんにも生きてる実感、生きていくってどんなことだろうという問題意識を持つきっかけになってくれたら嬉しいですね」と笑顔でこたえてくれました。
「ガチ☆ボーイ」は3月1日(土)よりロードショー公開です!
第31回日本アカデミー賞授賞式 最優秀賞発表!2008/02/15 
第31回日本アカデミー賞の授賞式が、都内のグランドプリンスホテル新高輪で開かれ、最優秀作品賞に「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」が選ばれました。「東京タワー〜」は、監督賞、主演女優賞、助演男優賞、脚本賞の5冠を達成!!各部門の最優秀賞は以下の通りです。
最優秀作品賞 「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」
最優秀アニメーション作品賞「鉄コン筋クリート」
最優秀監督賞 松岡錠司 「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」
最優秀脚本賞 松尾スズキ 「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」
最優秀主演男優賞 吉岡秀隆  「ALWAYS 続・三丁目の夕日」
最優秀主演女優賞 樹木希林 「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」
最優秀助演男優賞 小林薫 「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」
最優秀助演女優賞 もたいまさこ 「それでもボクはやってない」
最優音楽賞大島ミチル 「嫌眉山 −びざん−」
最優秀撮影賞蔦井孝洋 「眉山 −びざん−」
最優秀照明賞疋田ヨシタケ 「眉山 −びざん−」
最優秀美術賞松宮敏之・近藤成之 「それでもボクはやってない」
最優秀録音賞松鶴巻仁 「ALWAYS 続・三丁目の夕日」
最優秀編集賞小池 義幸 「それでもボクはやってない」
最優秀外国作品賞「硫黄島からの手紙」 ワーナー・ブラザース映画
話題賞(作品部門) 「キサラギ」
(俳優部門) 新垣 結衣
 
 
(C)2007「東京タワー〜o.b.t.o.」製作委員会 (C)2006-2007 フジテレビジョン アルタミラピクチャーズ 東宝 (C)2007「ALWAYS 続・三丁目の夕日」製作委員会
日本アカデミー賞公式のサイト

映画「L change the WorLd」の舞台挨拶開催2008/01/28 
「デスノート」で夜神月(やがみライト)=キラと、熾烈な頭脳戦を繰り広げたもうひりの天才「L」…。
そのLの最期の23日間――誰もが知りたかった謎を描いた全世界が注目のスピンオフ! 「L change the WorLd」の試写会が静岡オリオン座で行われ、中田秀夫監督、的場大介役の高嶋政伸、久條希実子役の工藤夕貴、三沢初音役の佐藤めぐみが舞台挨拶に登壇した。
取材協力:静岡第一テレビ/静活
第80回アカデミー賞ノミネーション発表!2008/01/23 
22日(現地時間)、第80回アカデミー賞のノミネーション作品が発表されました。「ノーカントリー」「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」が最多8部門、「フィクサー」と「つぐない」が7部門で続くというやや意外な展開に。また、浅野忠信が主演した「Mongol」(カザフスタン)が外国映画賞にノミネートされました。
授賞式は2月24日、ハリウッドのコダックシアターにて開催予定。
ノミネート作品はコチラ
(C)2007 Paramount Vantage. All Rights Reserved. (C) 2007 Warner Bros. Pictures
第65回ゴールデン・グローブ賞受賞結果発表!2008/01/13 
アカデミー賞の前哨戦と言われている、第65回ゴールデングローブ賞の最優秀賞が1月13日(日本時間14日)発表されました。今年は、米脚本家組合(WGA)のストライキの影響で授賞式が中止に追い込まれ、赤絨毯や監督、スターの姿はなく、受賞者の名前が読み上げられるのみという会見方式での発表となりました。
作品賞 
 ドラマ部門「つぐない」
 コメディ/ミュージカル部門 「スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師」
主演男優賞 
 ドラマ部門ダニエル・デイ=ルイス 「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」
 コメディ/ミュージカル部門 ジョニー・デップ 「スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師」
主演女優賞 
 ドラマ部門ジュリー・クリスティ 「Away From Her(原題)」
 コメディ/ミュージカル部門マリオン・コティヤール 「エディット・ピアフ〜愛の讃歌〜」
助演男優賞ハビエル・バルデム 「ノーカントリー」
助演女優賞ケイト・ブランシェット 「アイム・ノット・ゼア」
監督賞ジュリアン・シュナーベル 「潜水服は蝶の夢を見る」
脚本賞「ノーカントリー」
長編アニメーション映画賞「レミーのおいしいレストラン」
外国語映画賞「潜水服は蝶の夢を見る」
(C)2007 Universal Studios. All Rights Reserved.  (C)2007 Warner Bros. Entertainment Inc. and DreamWorks LLC. All Rights Reserved.  (C) Pathe Renn Production-France 3
映画「銀色のシーズン」のキャンペーンで羽住英一郎監督来静2008/01/10 

興行収入71億円、観客動員535万人。06年の邦画実写No.1という大ヒットを記録した「LIMIT OF LOVE 海猿」の羽住英一郎監督が初のオリジナル脚本にチャレンジした「銀色のシーズン」。今度の猿は、“雪猿”、白銀の世界を舞台に、究極のスキーアクションと感動の物語で魅せる青春ムービー!PRのために来静した羽住監督に、映画の魅力についてうかがいました。
「海猿」の撮影のころ、「スキーをからめて」という話があって、「その時の第一印象では、ブームでもないのに、今さらスキーを題材にして映画を作ったところで誰が観るんだろう…」と思ったそうですが、「実際に実際スキー場に行ってみると、ここに出てくるような、階段の手すりを滑ったりとか、くだらない挑戦をしている連中に出会って、それを見た時に、「バカだなぁ、こいつら」と思ったんですよ」と振り返る。

「僕の言う“バカ”は褒め言葉なんですが、手すりを滑りきれたとしても何かもらえるわけでもないし、大会があるわけでもないのに、滑れるようになるまでずっとやってるんですね。それを見た時に感じたのが、子供の時ってそういうくだらない挑戦って、よく誰でもやってたじゃないですか。ブランコから飛び降りて、足引っ掛けでバーンって転んだりとか、自転車の両手離しやってひっくり返ってみたり、そんなことなんてしょっちゅうやっていたのに、大人になると当たり前だけどやらなくなってきますよね。自分がどこまでできるんだろうっていうくだらない挑戦をしなくなってきて、なんかどっかで妥協して自分の居場所を決めちゃってるんじゃないかなーって気がしたんですね。で、そういう連中を見ながら、こういういい意味での“バカ”を主人公にして、こういうテーマで映画を描けたら、スキーとかそういうのは関係なくて、誰が観ても伝わるテーマができるんじゃないかなって思ったのがきっかけなんですよね」と作品への込めた思いを話す。
冬の長野県白馬、北海道ニセコ町などで3ヵ月半、オールロケを敢行。「スタッフもキャストも泊まりこんでの合宿。普通の映画の撮影は、その日はなにを撮るか決まっているけど、雪山での撮影は、ダンドリとかスケジュールが、1回雪が降っちゃうと変わってしまうので、雪中心、自然中心の撮影でした。朝起きて、窓開けて、雪の状況がどうかということで、その日のスケジュールが決まっていくという生活で、そういうことを繰り返していくうちに、だんだんほんとに雪山で暮らしている人たちの、雪中心の考え方――細かいことを気にしても、大自然に人間がかなうわけがないからっていう大らかな空気感が俳優陣から出て、だから出演しているところ以外も、存在感を感じる、そういう感じが出せたような気がします」
また、今回邦画で使用されるのは初めてという、「スパイダーマン」の撮影にも使用された、ロープウェイのようにつるしたカメラがスピーディーな空中移動撮影を可能にする<スパイダーカム>という機材を導入。
「スキーをやったことのある人たちは、疾走感とか、気持ちよさってわかると思いますが、やっていない人が観ても、一緒に滑っているような映像を撮りたかった。後半、特にクライマックスは、こぶ斜面なので、カメラを持って一緒になって滑ることはできなかった。でもできないからといって、定点から被写体をフォローするだけだと、客観的な画になってしまって、感情がのってこないので、撮影を可能にする機材をということで、ハリウッドにある<スパイダーカム>という特殊な機材を使い、向こうのクルーにも参加してもらってカメラワークを実現しました」と監督。
「誰でも楽しめるエンタテインメント作品なので、普通に楽しんでもらえると思うんです。それと、誰もが途中であきらめてしまったり、やろうと思ったけど挑戦しないでいたことを、この映画を観て、あれをもう一度やってみようかなとか、ちょっと今年は挑戦してみようかなというような気分になれる映画だと思います。新しい年に劇場で観るのにふさわしい作品だと思うので、映画を観てそんな気持ちになってくれればうれしい。ぜひ劇場に足を運んでください」
「銀色のシーズン」は1月12日(土)よりロードショー公開です!
映画「マリと子犬の物語」のキャンペーンで船越英一郎来静2007/12/05 
2004年10月23日、午後5時56分、新潟県中越地方を震源として、マグニチュード6.8の地震が発生した。大きな被害をもたらし、失意の底にいた人々を勇気づけた奇跡のエピソードがありました。無人の村に取り残され、16日後に3匹の子犬たちと無事戻ってきた母犬マリ。この実話から生まれた、映画「マリと子犬の物語」のキャンペーンで、船越英一郎さんが来静、本作に込めた想いを語ってくれました。
「最初、この映画のお話をいただいた時、一番懸念していたのが、実際に被災された方がどのように受けとめて、受け入れてくれるのだろうかということ。完成すればつらかった思いをなぞってしまうことになるわけで、僕自身、最初はお受けするのを躊躇していた」「被災された方にお話をうかがうと「時と共に中越地震が人々の記憶から希薄になってしまう方がつらい。自分たちが乗り越えたということが風化されたくない」という言葉をいただいたんです。皆さんから励ましをいただいて、自分たちを勇気づけてくれた」と振り返る。
撮影は2月から5月GW後までほぼ3ヵ月、地元・長岡周辺でロケを行った。一時帰村の撮影では地元の方たち300人がエキストラとして参加。「そういう方が余震が襲ってきたり、現実はもっと悲惨だったと体験談を語ってくれまして…、実際は山古志村というのは、錦鯉、闘牛といった、ペットだけでなく生き物多いところで、実際に生き物を置いてきた人たちの生の声を聞くことができました。僕自身、震災体験などはないので、どんなに情報を入れようが、資料を読もうが、埋まらない穴みたいなのがあるんです。そういった地元の人の声や想いを聞かせていただいたことによって、そういう穴が少しずつ埋まっていった。映画に臨場感があったとすれば、それは地元の人たちと一体になって作り上げていったおかげです。それぐらい素晴らしい現場でした」としみじみ…。
長岡市で開かれた、エキストラに参加した皆さんと観た試写会では、「どのようにご覧になるのか、どういう反応をされるか心配だったけれど、とても感動的な試写会になりまして、観終わった後、皆さんが「素敵な映画をありがとう」とシャワーのように僕たちに浴びせさせてくれました。今、思い出しただけで、目頭が…。とても素敵な経験をさせてもらい、1人でも多くの方に観てもらいたいという使命感が帰来しました」
「守るべきものがあれば、人はどこまでも強くなれるんだ。1人じゃないんだ、支えあって助け合っていけば、どんな屈強でも、その先には希望があるんだよというのが一番のテーマだと思いますし、大切な方とのコミニュニケーションツールにこの映画を使っていただければ幸せです。ぜひ家族や大切な方とご一緒にご覧下さい」 と力強いコメントをいただきました。
「マリと子犬の物語」は12月22日(土)よりロードショー公開です!


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