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ムービー・トピックス
2008  2007  2006
 
映画「鴨川ホルモー」キャンペーンで本木克英監督来静2009/03/12 
『鹿男あをによし』の万城目学のデビュー作にして、最高傑作がついに映画化!謎の祭り“ホルモー”に巻き込まれた大学生たちの恥ずかしいまでにアツイ青春を描き出す、「鴨川ホルモー」のキャンペーンで本木克英監督が来静。濃ゆ〜い作品の魅力をたっぷり語ってくれました。
「複数の知人に、『オフビートな笑いが詰まっている原作で、本木向きだ』と言われていたんです。で、原作を読んで面白いと思って、映画化の話を聞いた時に『やりたいな』と手を挙げました」
「原作の発想が奇想天外だし、みんな“オニ”にビックリしているんですけど…、基本は青春群像劇で、しかもあまりさえないといいますか、イケていない人たち―どちらかというと京大には入ったけれど、流行には乗っていない人たちの話というのが、僕自身ピンときたところで、青春ドラマが軸としてきちんとできていたので、あとは映像で思いっきり遊ぼうという感じで撮りました」と振り返る。
「スタッフたちと観たことのない映像を作ろうと言ってました。なんだこれは!!という衝撃といいますか、驚きを与える世界を作ろうと取り組んだんですけど…。犬(「と私の10の約束 」)、妖怪(「ゲゲゲの鬼太郎」)と続いて、久しぶりに人間を扱った映画を作れるなという喜びがあったので、いつになくのびのびと撮ることができました(笑)」

本作は、山田孝之、栗山千明など若手実力派俳優たちが、個性豊かなキャラを熱演しているところも見どころの1つ。
「キャスティングはプロデューサーと相談して、決めていったんですけど、僕のイメージは、映画をやっている間は、俳優さんたちの名前を思い出せないぐらいに映画に取り組んでくれる人、大学生になりきってくれて、撮影の間中はこの仕事だけに打ち込んでくれるっていう条件だったのです。みんな、京都に合宿のような形で滞在してくれて、一生懸命やってくれました。VFXはあとから作らなければならないので、実際そこには何もないのを、すべてイメージしながら、足元にいま、“オニ”が何匹いて、このぐらいの大きさの“オニ”がこんな行動をしているということを、説明しながら演出していったんです。僕も大変だったんですが、俳優さんも大変だったと思います。

何度もコンテの打ち合わせを重ねて、数百カットありましたから、それを準備して、現場に持っていって撮ろうとすると、現場の雰囲気に合わなかったりする修正もあって、VFXが絡むところは苦労しました」
「“オニ”は原作の場合は、“ホルモー”の競技の面でも含みを持たせる書き方をされていたのですが、映像の場合はすべて、隅々まで具現化しなければならないので、そこが大変だったのですけれども、スタッフがこれほど面白がってやってくれた作品は初めてかな〜というぐらい頑張ってくれて。すべてが原作と脚本に書かれているわけではないので、その行間を表現する喜びがみんなスタッフにはあったんじゃないかと思います。“オニ語”は、パパイヤ鈴木さんの指導のもとに、大真面目に練習しました。そこでふざけると、観る者からすると、ふざけた途端に終わってしまうので、終始一貫真剣にやれと演出しました。笑わせようとすると、観客からすると『楽しんでるのはお前らだけだろう』とわかってしまいますから、そういういう気持ちにさせないようにと、現場では心がけています」
「撮影期間は2ヵ月ぐらいです。スタッフが京都の時代劇をやっているスタッフだったので、たくさんの京都の穴場を観られたと思います。日頃、時代劇ばかりやっているので、現代劇、しかもコメディーということで、はりきって探してくれまして、通常、観光地で紹介される以外の場所もふんだんに取り入れられているんじゃないかと思います。あと、京都のいくつかの撮影不可能だった場所が、許可を出してくれたことがラッキーでした。京大の吉田寮とか、裸踊りをする吉田神社とか、粘り強く交渉してくれて…本当によかったですね。日本人は京都に惹かれるし、行くと目に見えない魅力を感じるから、そういうところが画の中に出ればいいなと撮っていったんです。歴史とか、文化とか、日本人が京都へ行くと感じる雰囲気の中で学生たちがバカなことをして、無駄な時間を過ごしているという世界ですね」

原作の万城目学さんは「映画として、やれることはやり尽くしている。これで面白くなければ、原作が面白くないということです」と絶賛されていますが、「気にしていらっしゃったのは、“オニ”とかホルモーはあくまでもサイドストーリーで、万城目さんが描きたかったのは、無意味に過ごす大学生たちの話なので、安倍と高村のシーンをあまり省略しないでほしいと言われて、あくまでも青春群像劇で…僕も理解していたつもりです」と個性豊かな学生たちの描き方には、自信を見せてくれました。
「あまり、先入観なしに観はじめてもらいたいんですね。そうすれば、不思議な世界へお連れしますので、あまり構えずにホルモーの世界に入ってきてください。若者向けの映画と、とらえられているのですが、そうでもなくて、自分が学生の頃の有り様を思い出してもらいたいし、共感してもらいたい」とメッセージをくれました。

「鴨川ホルモー」は4月18日(土)よりロードショー公開です!
映画「鑑識・米沢守の事件簿」 キャンペーンで川原和久来静2008/03/12 
「相棒」シリーズは、ミステリードラマとしてだけではなく、脇役にいたるまですべての登場人物にファンがつくほどの高いキャラクター性にも定評がある作品ですが、その中でも、ユニークな風貌で個性的な人気を誇るのが、警視庁鑑識課員・米沢守(六角精児)です。その鑑識・米沢守にスポットを当てた「相棒」初のスピンオフ作品、映画「鑑識・米沢守の事件簿」のキャンペーンで、特命チームの敵役的存在、捜査一課刑事・伊丹憲一役の川原和久さんが来静。映画の見どころ、「相棒」シリーズの魅力について伺いました。
今回のスピンオフ作品については、「『鑑識・米沢守の事件簿』という ハセベバクシンオーさんがお書きになった小説があって、それを、何かしらの形で映像にしたかったということがあって、映画化へ…まあ、作品ありきですね」と川原さん。
2時間ドラマから生まれ、現在シーズン7まで続いている「相棒」が愛される理由をお聞きすると、「何でしょうね〜?非常にバランスのいい作品だとは思っていますし、本がしっかりしていますし、基本は、右京さんを中心とした幹となるストーリーと、我々が枝葉で演じている部分のバランスがいいんですね。あと、舞台畑の俳優を配置した点ですかね。あんまりビッグな俳優さんをいっぱい使っちゃうと、どうしてもいろんなところで出さなければいけなくなっちゃうから、そうすると作品として1時間では納まりきれなくなっちゃうんですね。2時間ドラマから、シリーズ化されるとは思っていませんでした。シリーズ化されると聞いた時には絶対にキャスティングが代わると思っていましたから。そこを代えずにやっていただいたことが、今につながっていると思います。そこを代えていたら、バランスの悪いドラマになっていたかもしれないし…」と冷静に分析。
最近は、どんどん優しくなってきた伊丹刑事については、「最初のころのキャラクターだと、2時間中何分かの出番のキャラクターだから、情報が少ないし、1つの役どころをきっちりやればいいっていう世界だったのです。色も淡色で、たとえば嫌味な奴っていう単純な色合いで演ってたんですけど、それが段々回を重ねていくうちに、色を足す作業をしましたし、またそれが楽しかった。そうやって出来上がっていったんです」
捜査一課の3人(通称:トリオ・ザ・捜一)
  ←左から
三浦信輔役 大谷亮介さん
米沢守役 六角精児さん
芹沢慶二役 山中崇史さん
伊丹憲一役 川原和久さん
 
“トリオ・ザ・捜一”についてお聞きすると、「僕は基本的にはその呼び方が嫌いなんです。世間ではそう呼ばれているし、認知されているんですけど、“トリオ・ザ・捜一”が一つのキャラになっちゃうのがイヤなんです。捜査一課の伊丹、捜査一課の三浦、捜査一課の芹沢であってほしくて、捜査一課の3人なのに、“トリオ・ザ・捜一”っていうとおマヌケなトリオみたいで、固定化するのは僕はあんまり好んでいないのです。いろいろなところの意向があるから抗えないんですけど…。3人案外バラバラですよ。僕と三浦刑事は比較的目を合わすのですけど、芹沢刑事に目線を送ると、あいつ、スルーしますからね(笑)。こっちから、目を合わせにいくから、こっちが下っ端のような感じになるんですよ。本来なら『先輩、どうなんですか?』って、こっちが見るのに合わせるってなるのに、全然目を合わせない…。面白いもんで、3人同じことをするのを嫌うみたいで、駆け引きがいろいろあるんですよ。 こんなことを記事にすると仲悪いんじゃないの〜なんて言われちゃいそうですけど…(笑)」と貴重な裏情報を話してくれました。
「鑑識・米沢守が、普段ドラマでは分量が決められていますから、そんなにいろんなことはできないのですが、今回スピンオフ企画で、彼が主役ということで、鑑識の側から見た世界観がふんだんに盛り込まれているということが、見どころですかね。鑑識の部屋もいくつもありますし、鑑識の部屋に行くまでの長い廊下もありますし…六角が走っています!あと、彼にとっての相棒である、萩原聖人君とのやりとりもそうですね。そんなに肩に力を入れずに、楽な気持ちで観ていただけると、普段、観られないものを観ることができると思うので、楽しんでください。さらに、レギュラー陣が、花を添えて、聖人(萩原聖人)とか、紺野さん(紺野まひる)、伊武さん(伊武雅刀)、染ちゃん(市川染五郎)、はいりさん(片桐はいり)たちゲスト陣がなかなかキワモノな芝居をしてくださっているところも見どころです」と、言葉を選びながら見どころを教えてくれました。伊丹刑事役とは、まったく違う(?)、とてもシャイな川原和久さんでした。
一日中、静岡のマスコミ各社の取材をこなした川原さんですが、夜は、静岡ミラノ1で行われた試写会に登壇。ファンには「イタミン」と呼ばれ、強面の顔と違い、愛されているキャラの川原さんが舞台袖に現れると「キャーッ」「イタミーン」「カッコイイ〜」と悲鳴が響き、川原さんは拍手に包まれて、ステージ上へ。昼間の取材中の服装とはガラリと変わり、伊丹刑事役のスーツ姿で登場。「ステキ〜」という声も聞こえました。
「相棒」の人気の秘密は、「地道にコツコツやってきた賜物といいますか、支えてくださった皆さんのおかげといいますか…」と真面目な表情に。
演じている伊丹刑事については、「一癖も二癖もある奴ですが、最近は人柄がよくなってきて、彼が持っているものと、僕が持っているものが融合したせいだと思うのですが…ヤツはひどい奴なんですけど、僕はいい奴なんです」と役柄のイメージとは違い笑わせる一面も。
見どころを聞かれ、「米沢守の事件簿だから知りません!(客席からの「かわいい〜」の声に、川原さんちょっとテレ気味に…)ただ、ドラマと違って、1時間50分、米沢のいろんな面が見られると思います。今回一緒に事件を探る萩原聖人とのコンビには注目です。せっかくここに来たので、伊丹的な見どころを言うと、長い廊下を伊丹が延々と歩きます。あと、あんまり言ってないのですが、僕が別の役で出ていますので探してみてください」とファンには映画を観る上で楽しみな情報を教えてくれました。
ライトがまぶしくて会場の皆さんの顔が見えないと、気遣いを見せながら、「わざわざお越しいただいて、ありがとうございます。楽しんで観ていただいて、思ったことをつぶやきながら、お家に帰っていただければ、誰かしら興味を持って観に来てくださるかもしれないですので、ぜひお願いします」と締めくくった。
せっかくですからと、おなじみのフレーズをリクエストされ、「実は最近(亀山と絡まないので)、ぜんぜん言ってなくて…」と、少し離れたところで役作りをして、司会のアナウンサーを「亀山とします!」と指差し、近づいて「こぉら〜!特命係の亀山ぁ〜!!」とやりとりを披露してくれる大サービス!司会の女性も「眉間のしわが…」と大感激!!会場からは悲鳴もあがり、大盛り上がりでした。


映画「鑑識・米沢守の事件簿」は3月28日(土)より全国ロードショー公開です!
(C)2009「鑑識・米沢守の事件簿」パートナーズ   取材協力:静岡ミラノ1 あさひてれび
映画「ノン子36歳(家事手伝い)」初日舞台挨拶開催2008/03/07 

3月7日より浜松シネマe_ra(イーラ)で絶賛上映中の「ノン子36歳(家事手伝い)」は、「空の穴」「青春☆金属バット」など、意欲的な作品を発表し続ける熊切和嘉監督が、「揮発性の女」に続き挑戦した女性映画で、三十路オンナの青春恋愛映画です。
浜松シネマe_ra(イーラ)で初日舞台挨拶が行われ、熊切和嘉監督が登壇しました。

ノン子(坂井真紀)は、東京で芸能人をやってみたが鳴かず飛ばず。マネージャー(鶴見辰吾)と結婚するが離婚。今は実家の神社で“家事手伝い”をしているが、家族とは折り合いが悪い。ところが、彼女の前に、二人の男――神社の祭りでヒヨコを売って一山当てようとする若者マサル(星野源)と、別れた夫が現れる…!!

「発端は、5年ぐらい前に考えていたプロットで、最初は、若い男・マサルの視点から考えていて、ふらりと田舎町に行ったら、元アイドルだった出戻りの女の人がいて…という中学生の男子の妄想から始まっていたのですが、それが、坂井真紀さんに出会って、ノン子の役に情が入っていったんです」
監督の作品には、「青春☆金属バット」「フリージア」に続き3本目の出演となる坂井さん。本作では大胆なラブシーンにも挑戦しています。坂井さんとは、「生の人間を描きたかったので、とにかく嘘っぽいことはやめよう」と話し合ったそうで、「いかにもベッドシーンというより、ノン子の日常として、当たり前に描きたかった」と監督。「高校生の頃からファンだったりして、『絶対きれいになってやる』のCMとか好きだったのですが、とにかく知れば知るほどとても魅力的な人で、あれだけキャリアがあるのに、新しいことに挑戦しようとしている姿勢もいいなと思っていました」とベタボレ。
撮影は、埼玉の寄居町と秩父市で行われた。4000匹のヒヨコを使ったシーンは圧巻ですが、やはり撮影は大変だったそうで、鶏の出ている重要なシーンの撮影は、なんと3日間かかったそうです。「ロケーションは良かったなーと思います。カメラマンが『天然コケッコー』の近藤龍人(りゅうと)君で、画がいいです。それはよく言われます」と自信たっぷり。
「基本的に、どうも立派な人間には興味がなくて、映画で描きたいのは、どこか屈折していたり、性格が悪かったり、セコかったりする人に愛情を感じてしまうのですが、今回のノン子はまさに、そういう人なので、最初は反感を呼ぶかもしれませんが、観ているうちにノン子に感情移入していただいて、最終的に彼女のことを好きになっていただけたら嬉しいです。本日はありがとうございました」と締めくくった。
「ノン子36歳(家事手伝い)」には、リアルな女性の本音がバッチリと描かれています。そのへんのリサーチには、なんと北海道にいらっしゃる監督のお姉さんも一役買っていらっしゃるとか…。お姉さんは、この映画をご覧になって泣かれたそうです。

当日、三重県伊勢市の進富座でも行われた舞台挨拶を終えて浜松入りした監督。浜松に来るのに…なんと、向こうでのお食事はうなぎだったんですって!?
シネマe_ra(イーラ)榎本支配人と
取材協力:シネマe_ra Special Thanks:K-MIX
WORKSHOP in 静岡開催!2009/02/28 
現在、映画「GOEMON」の第一弾全国キャンペーン中の紀里谷和明監督のWORKSHOPが、中村学園専門学校 森下町キャンパスで開催されました。
紀里谷監督が「写真家として、映画監督として知っている事を何でも教えるので、その代わりに何か他の人に良い事をしてくださいという会です」とおっしゃるWORKSHOPは、8年前くらいから行われているそうです。
中村学園の学生90人と一般からの参加者を合わせて100人以上の方が参加され監督の話に熱心に聞き入っていました。
紀里谷監督の5年ぶりの新作となる「GOEMON」は、誰もが知っている戦国時代を背景にしながらも、既成概念を跡形もなく破壊する美術と衣装の数々、デジタル技術を極限まで駆使した圧倒的な映像美、意外性に満ちた新解釈による緻密なストーリー、そして何よりも、リアリティーあふれる人間ドラマだけが伝えてくれる、体温のあるメッセージを持つ、別次元のエンタテインメント世界が繰り広げらていきます。
紀里谷監督は、映画に対して、とても熱い想いを持っている方で、質問を受けながら、『ものを作るということ』、『行動すること』、『実現すること」について語ってくれました。会場にいた参加者は、監督の言う「自分がなにをするべきか」を感じていたと思います。
 
映画についてのインタビューは後日アップいたします。
映画『ピューと吹く!ジャガー 〜いま、吹きにゆきます〜』FROGMAN監督来静&舞台挨拶登壇2009/01/12 
うすた京介原作、「週刊少年ジャンプ」(集英社)に連載中の大ヒットギャグマンガ『ピューと吹く!ジャガー』の劇場版アニメ「ピューと吹く!ジャガー 〜いま、吹きにゆきます〜」が、現在全国公開中です。全国各地を回っているFROGMAN監督の舞台挨拶がTOHOシネマズ浜松で行われました。
「僕の中では蛙男商会らしくて、うすたさんのギャグのテイストを生かしつつ、うまくできたんじゃないかと思っております」とPR。そして「この作品を作っている間にいろいろ不思議なことが起こったんです。よく、かかわったスタッフが不慮の事故にあうとか不吉なことが起こるという話は聞くんですが、この映画は、次々と幸せが襲ってくるんです!!キャサリン・アルト王女の声を担当した、真木よう子さんが妊娠、ご結婚!これが収録の1週間後ぐらいに発覚しまして、僕らもぜんぜん知らなくて、びっくりしたんですよ。また、音楽監督のmanzoさんも今年に入ってご結婚されるということですし、私も春には第二子が誕生、暮れに集英社の『ジャガー』担当者に子供が生まれたりと、おめでたいことが
 
起きてるんです。ご覧になるとご縁に結ばれる作品になったらいいな〜と思っておりますので、不慮の幸せが起こりましたら、ただ『おめでとう』とだけ言ってあげますのでご連絡ください(笑)」とおめでたムービーを強調した。
質問コーナーも設けられ、アツイ蛙男商会ファンのディープな質問に、苦笑いのFROGMAN監督でありました。
取材協力:TOHOシネマズ浜松
2007年、アニメ化されたOVA(DVD全3巻)が好評だったため、映画化が決定。通常、マンガではジャガーさんの家の周辺での物語が多いのですが、原作者のうすたさんと、劇場版ということで1時間以上の作品になるし、『映画っぽい、劇場版としての広がりはほしいね』という話はしていたんです。その中で、うすたさんは『おまかせしますよ〜』という感じではあったのですが、キーワードとして出てきたのが“パラレルワールド”で、じゃあ『ジャンプ』なんで、いろんな世界に飛び散った笛を集めると、ドラゴンが出てきてなんでも願いがかなうというドラゴンボール的な要素を踏まえて、伝説の笛を求めてふえ科のメンバーがパラレルワールドに迷い込むという物語になりました」
「よく“ジャガーさん”と“蛙男商会”の作品はシュールと言われるのですが、シュールいうカテゴリーは広いし、僕は、笑いのテイストは似てないと思っているんです。その違った笑いをどうやって近づけていくかという、バランスが難しかったですね。どちらかに傾きすぎるのもよくないし、まんま『ジャガーさん』の世界観で映像化するのは難しいですし。『ピューと吹くジャガー』って、デッサンも1つに固まっていないし、意外と映像化しづらいんです。マンガ1コマの“間”にどうやって映像でオチをつけるのか…っていうのも難しい。静止した絵だから成立するものであって、動画でやったら間延びしたテンポになってしまう。コミックの“間”と動画の“間”をどうやって折り合いをつけるかと、シナリオを書きながら頭を悩ませました」と映像化はもちろん、劇場版ならではのご苦労もあったようです。
ふえ科のメンバーの演じるレギュラー声優陣に加えて、伊武雅刀、真木よう子、板東英二といった豪華キャストの勢ぞろいが見どころの1つ。
「僕がスネークマンショーをリスペクトしているという話を、伊武さんの事務所の方が聞いてくださって、僕のことをご存知だったんですよ。それで、伊武さんにオファーしてみたら、お受けいただきました。板東さんは…“事故”ですね(笑)。はじめはお笑いの方とか、坂東さんに似た声の方でというつもりだったのですが、坂東さんが引き受けてくださったものですから…。真木よう子さんは、原作のジャガーさんの大ファンで、うすたさんと対談している時に、『実写版(2008公開)に出演したかった』とおっしゃっているのを雑誌で読みまして、真木さんといったら旬の女優さんですし、これはちょっと…と、ものは試しにとお聞きしたら、快く引き受けてくださったんです。ゲストといいつつ、ハプニング的に決まっていったんですね」
主役はFROGMAN監督ご自身が担当されるのが、いままでの蛙男商会の作品。そのへんをお聞きすると
「台本を読んでいく中で、それぞれの役者さんがそれぞれの解釈をされるわけですけど、蛙男商会の作品は、先に声を録って、絵をつけるという作業の仕方をしているので、通常ですと、どう読もうかというより、台本を書いてる段階で、どういうお芝居をしようというのを自分で想像つけながら台本を書いてるわけなんです。役者さんに台本を渡して、そこで初めてこういうお芝居をしてくるんだ―とわかって、芝居を見ながら、どういう絵をつけようかな〜というのは初めてだったので、自分の中では不安でしたね。でも、役者さんが、予想だにしていないお芝居をしてくるっていうのは、楽しかったですよ」
「見どころはクールビューティーなお芝居と、伊武さんの「宇宙戦艦ヤマト」のデスラー総統以来、十数年ぶりの声優ご出演、坂東英二さんの自由すぎるお芝居を楽しんでいただいて、ベテランの声優陣の職人芸も楽しんでいただきたい」と話してくれました。
『ウォーリー』 大ヒット御礼!パックンマックントークショー開催!2009/01/11 
12月5日の全国公開以来、子供から大人まで幅広い観客層に愛されて、現在も大ヒット記録を更新し続けている 「ウォーリー」 の大ヒット御礼イベントがMOVIX清水と静岡ミラノ1で行われました。
今まで、“ウォーリーのお友だち1号”に山口智充さん、2号に宮迫博之さん、3号にタカアンドトシさんと、いろいろな方がお友だちになっていますが、“静岡のウォーリーお友だち1号”パックンマックンの登場でトークショーはスタート。SBSテレビ「みちブラっ!静岡十八番」で静岡のいいところをたくさん見てきたから、ウォーリーにも教えてあげられるんじゃないかな〜」とマックン。
     
「ウォーリー」を観た感想について、マックンは、「中学2年の時、彼女が初めてできた時のような甘酸っぱい気分でした」と、初めてデートで彼女の手を触った話まで披露してくれました。ピクサーが大好きというパックンは「素晴らしいです!さすがピクサー!」と大絶賛しつつ、「単純にウォーリーにあやかりたいです!700年も生きてきたウォーリーのように、『パックンマックン』もこの業界であと1、2年は生き延びたい…」とも。もちろんマックンに「1、2年かよ〜」突っ込まれました。その後も、ひとりぼっち体験、『パックンマックン』の運命の出会いと、楽しいトークを繰り広げ、「ロボットなのに愛情が湧いてくるところがスゴイ!」「感情移入もできる」「ウォーリーに近くにいてほしい」と来場した観客にメッセージを贈りました。
     
       
  非売品のパズル、オリジナルTシャツや色鉛筆がプレゼントされる抽選会が行われ、子供だけではなく、ご夫婦やカップルにも当たって大盛り上がりでした。
トークショー終了後には、来場の子供たち全員にウォーリー特製時計が配られ、みんな喜んで劇場を後にしました。3連休の楽しい思い出になったと思います。

取材協力:MOVIX清水 静活
映画「感染列島」キャンへペーンで、檀れい、瀬々敬久監督来静2009/01/08 
正体不明の新型ウイルス感染症が日本列島に上陸。有効なワクチンが見つからず、数千万人を超える感染患者が…人類滅亡のファイナルカウントダウンが始まった!この事態に人々は何ができるというのか…?
瀬々敬久監督の最新作「感染列島」は、未曾有の感染爆発<パンデミック>が巻き起こすパニック・ムービーです。WHO(世界保健機関)メディカル・オフィサー・小林栄子を演じた壇れいと瀬々敬久監督がキャンペーンで来静。合同記者会見が開かれ、映画についての思いや、裏話を語ってくれました。
「製作側としては、ちょうどSARSとかが流行った数年前からそういう意向はあったみたいで、防護服を着た人たちが対処行動をしている一種異様な光景があったわけじゃないですか…、それで『感染症をテーマにした映画を作りたい―今まで未知だった感染症が蔓延したらどうなるか…みたいなものをよりリアルな形でやりたい』また、『ハリウッドみたいな、陰謀とかテロでウイルスを撒き散らすとかいうのではなくて、自然発生的に起こるような身近なテーマで扱いたい』と、言われまして、やりたいと思って参加しました」
「日本は、第二次世界大戦以降、幸いにも国が焦土と化すような未曾有の大惨事が日本全国に起こるというようなことはなく、阪神・淡路大震災はありましたが、全国的な規模で災害が起こるというような経験はないし、中東の問題に対しても、自衛隊の派遣などはしても、どこかで他国の戦争という意識があって、自分たちは安全な場所に住んでいる意識が強く、安全神話みたいなものがあると思うのですけれど、そういう日本の中で未知のウイルスによる悲劇が起こった時に、僕たちはどういうふうに立ち向かうのか、日本人としてどう行動するのだろうか?というのを考えてみました」
「未知の感染症って人間が自分たちの住んでいるテリトリーを広げようとして、自然破壊などをするじゃないですか、そうすると新たなウイルスと出合ってしまうというのがあると思います。イギリスのペストも、産業革命で森林を伐採したために、そこに住んでいたネズミが都市に移動していって、ペスト菌と人間が出合ったんです。SARSなども、確定はされていませんが、上海などで、ゲテモノ食いが流行った時に、ハクビシンっていう野獣を食べるということが流行って、ハクビシンのウイルスからSARSが起こったのでは?とも言われてますよね。人間が心地よく住むためにテリトリーを広げていく上で、未知のウイルスと出合ってしまうという流れがあるのですが、果たしてウイルスだけが悪いのか?という問題があるんですよね。最初はウイルスと闘う映画という風に思っていたのですが、脚本を作っていく段階で、それだけでは収まらないんじゃないかという風に気づいたというか、いわゆる共存とか、一緒に暮らしていくみたいなことはできないか…というテーマが重くなってきたのです。
それが藤竜也さんのおっしゃる「(人間は)ウイルスと共存することができないものかな…」というセリフで、そういうことが伝えられないかな〜という意味があるんです。単なるパニック映画―ウイルスだけが恐怖の対象であるというのではなく、もっと広い考え方において、人間、他の生物がどうやって生きていくかということを最終的には伝えられないかな…と思って作りました」と強い思いを話してくれました。
「長野の病院のシーンは、北海道で撮影したのですが、暖冬で雪がなくてトラックで集めて敷き詰めたりしました。いずみの市立病院のシーンは、新潟で実際に稼働していた病院で撮影したのですが、長期ロケで、僕らも役者さんたちもホテル住まいで、朝になると、まるで出勤のように、みんな『働きに行く』という感じで、これってリアリティーがあるな〜と自分では思っていました(笑)。フィリピンへ行ってものすごく暑くて、日本に戻ってきて“桜”を撮って、北海道で雪のシーンをと…暑かったり寒かったりで…」と各地のロケの思い出について教えてくれた監督ですが、フィリピンのロケについては、「冒頭の感染が始まるところは、マニラから車で10時間ぐらいかかる、バナウエというところです。世界遺産にもなった棚田が有名なところで、中盤のシーンは、ネグロス島で、フィリピンで一番貧しい島と言われていて、子供たちも、学校に行かないで働いたりしているんです。藤竜也さんは、そういう貧しい島の雰囲気が好きだと言ってました。藤さんは、戦争体験者で、戦後日本に引き揚げて来てらっしゃるんですよ。『戦後の焼け跡の風景が、自分にとってリアリティーがあって、日本が高度成長期で発展していったのが夢のようだった。自分が幼い頃に経験した光景と、島の風景が重なる』とおっしゃっていたのですが、『とても貧しい時期だったけれど、イキイキと生活した思いがある』と自分の人生を振り返ってらっしゃる藤さんが、僕はとても印象的だったんです。そういう藤さんの存在が、この映画にある種の力を与えてくれている気がします」と感慨深げに話してくれました。
小山町でも撮影が行われたそうで、「カンニング竹山さんと妻夫木君が出会うシーンがあると思うのですが、養鶏場の裏山の設定です。あそこは小山町で撮影しました。ちょうど、お芝居のクランクアップの日だったんです!竹山さんはそんなに出演シーンはなかったんですけど、妻夫木君には全然会ってなくて、あそこが最初で最後だったんですよ。『初めて妻夫木君に会ったらクランクアップかよ〜!!』と例の口調で言ってました(笑)」
「感染の過程を映像化していく上で、厚生労働省(健康局結核)感染症課、また国立感染症研究所などに行きまして、基本的に『もし、新型インフルエンザが発生したらどうなるか…?』というようなことを聞いたのですが、そういうことに関しては、危機感を持っていて、シミュレーションをしてたりしてるんですけれども、最終的におっしゃるのは『やっぱり起きてみなければわからない』というところで…(苦笑)、そこは、どうしても想像に位置するところはあって、どのぐらいリアリティーがあるかというところの確認は絶えずありました」
役づくりについて、「実際に、感染に関する専門的な本を読んで勉強しましたし、病院を見学に行ったり、映画に入る前に、一緒に撮影をした医療チームの皆さんと医療指導を受けたり、治療シーンの緊急時の対応や、流れも覚えました」と檀さん。
また、小林栄子という女性については、「メディカル・オフィサーという立場で、自分の感情をすべて抑えて、みんなの上に立って、その時その時の状況に合わせた判断を下していかなければならないという、非常に厳しい状況に身を置いている女性だと思いましたし、弟との約束と、『たとえ明日地球が滅びようとも、君は今日リンゴの木を植える』という言葉を胸に、一人でも多くの命をつなげようとして、真っ暗闇でこれからどうなってしまうんだろうと思うような時にも、光を求めていて、本当に強い素晴らしい女性なんだなと、演じながらも思いました」
今回多かったのが、防護服やゴーグル、マスクなどを身につけての撮影。「防護服自体は軽いのですが、マスクが特殊な“N95”というもので、密着度が高くて呼吸が大変なんですよ。だからみんなカットが終わるごとに、「ハーッ」って息を整えながらやっていました。実際の医療現場でも、大変だということは言われているんです。あと、ガチッとしているので顔に跡が残るんですよ。だから跡が消えるまで、次のシーンが撮れなかったり…。あと防護服を着ているから誰が誰だかわからなかったり…でも眼の力、あと声でわかりました(笑)」と監督。
檀さんも「マスクが、普通のマスクよりも吸い込む酸素の量が少なくて、しっかり喋らなければならないところなどは、本当に息苦しくて、実際にこういう事態が起こった時には、お医者さんは大変なんだろうな〜と思いました」と撮影を振り返る。
キャスティングに関して、「妻夫木さんに関しては、リアリティーを追求したいということで、スーパーヒーローではなく、隣のお兄さん的なお医者さんが、局面に遭遇した時にどうやって医師として立ち向かうか…っていうのがあったんです。妻夫木さんは、地域医療に根ざした考え方の医師だと思うのですが、それに対して、WHOという世界的な視野に立つ女性の医師として、ヒロインを設定した時に、檀さんがいいんじゃないかということで、キャスティングが進んでいったのです。仕事をてきぱきとこなすバリバリのキャリアウーマンの設定ですが、この映画は、どこか『日本』というようなことをテーマにしているので、日本女性のような控えめな面がある、日本人っぽさがでる女性としても檀さんは適役だった。檀さんの生まれつき持っている気質みたいなものが、非常に清潔感のある感じがするんですよ。どんなに悲惨な惨状の現場にいても、清いというか、高潔な感じさえするので、こういう話の中では、清涼感みたいなものを映画全編にわたって出せたと思っています」と納得の表情の監督。
「檀さんは、役に対するモチベーションの高さというか、この役を演じたいという意識が非常に高くて、ある意味、負けず嫌いな感じは、映画撮影の中で、ある女優さんと仕事をしたというだけではなく、――これは妻夫木さんたちもそうですが、一緒に映画を作ったなという、一緒に戦ってきた戦友みたいな感じがしています。と、これだけ褒めたから大丈夫だろう(大笑)」
「褒めてくださったんですか〜?笑いながら話すから、冗談かと思いました(笑)」と檀さんが美しい笑顔で話すと、監督はタジタジ…。
檀さんの笑顔だけで、会見会場はなごやかな雰囲気に〜。
「一人でも多くの方に観ていただければ幸せです」と檀さん。
「今新型インフルエンザが話題になっています。そういう時期に、『感染列島』というタイトルで、こういう映画を作るということは、いろんなことがあるとは思いますが、単なる話題づくりではなくて、僕たちが作りたかったという志が皆さんに伝わればいいと思っています。ウイルス・パニック映画という括りで作られてはいますが、それだけではなく、ヒューマン・ドラマとしても、ぜひ観ていただきたいし、今、僕たちがこういう大変な世の中で生活しているんだということ、そしてこれからどうしていけばいいのかということを考えるきっかけになっていただければと…とにかく、ぜひ観てください!」と監督は熱いメッセージをくれました。



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