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| 映画「亡国のイージス」で、イージス艦・先任伍長仙石恒史役の真田広之さんが、7月3日(日)静岡市を訪れ、記者会見が行われました。 [一部・テレビ局記者会見 二部・新聞インタビューをお届けします。] 原作は日本推理作家協会賞・日本冒険小説協会大賞・大藪春彦賞の3賞を制覇の大ベストセラーとなった福井晴敏の同名小説で、政府・防衛庁・警察・国際社会を巻き込むダイナミックな展開、洋上のイージス艦を舞台にした前代未聞のアクションなど、そのスケールの壮大さから日本では映像化絶対不可能と思われていましたが、この度、防衛庁、海上自衛隊、航空自衛隊から史上初となる全面協力を得て、ついに映画化が実現しました。 監督は阪本順治。日本アカデミー賞主演男優賞に輝く4大実力派俳優、真田広之、寺尾聰、中井貴一、佐藤浩市の競演でも話題です。 |
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そしてここ、静岡県相良町でイージス艦のオープンセットを建設しての撮影が行われました。 巨大なセットの中で数々のシーンが撮影され、「亡国のイージス」が誕生したわけです。静岡の人にとってはご当地映画としても関わりが深い作品です。 | ||
| ――それではお待たせいたしました。主演の真田広之さんをお迎えいたしましょう。皆様拍手でお迎えください。(拍手) 本日はここ静岡にようこそおいでくださいまして、ありがとうございます。 真田:「ただいま」という感じですね。 ――「ただいま」 嬉しい言葉をいただきました。 それでは、真田さんに一言まずはお言葉をいただきまして、始めさせていただきたいと思います。 真田:きょうはようこそおいでくださいました。座ったまま失礼させていただきます。 ほんとにこの「亡国のイージス」は横須賀基地とか、日活の調布のスタジオ以外では僕にとっては、静岡がまさにイージスの郷といいますか、ここでしか僕はロケをやったことはなくてですね、2度の大きな台風にもめげず、スタッフ・キャスト一丸となって、完成にこぎつけました。その思い出の地にこうして完成品を引っさげてもどって来ることができて本当にうれしく思っています。まえふりをしていただいた中にもありましたけど、ホントにこのイージスを生み出した静岡の皆様には、ぜひぜひ、スタッフになったようなつもりで、一緒にこのイージス艦が荒波を乗り越えて大ヒットに結びつくまで応援していただきたいと思います。よろしくお願いします。 ――昨年10月に、庵原町のオープンセットも取材させていただきましたが、その時の様子を伺いたいと思います。相良町のオープンセットは海の上という設定だったのですが、実際は陸の上で、錯覚してしまうことはなかったでしょうか? |
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| 真田:いや〜風にはお世話になりましてね〜やはり、かなり危険なので、スタッフの方々は命綱をつけてるんですけど、僕とか、中井貴一ちゃんとかは、テスト、本番の時には何もつけられないという…、結構風というのは、やるうえでは気になったり危険だったりするんですけど、実際船に乗っかって海に出ますと、まさにそれくらい、もしくはそれ以上の風が吹いてるんですね。ですからそういう意味でも、あの風が、リアル感を出してくれたんじゃないですか、まあ、台風の時にはミサイルが発射台ごと発射しちゃったり、風が最大のイージス艦の敵だったわけですけど、本番中はですね、ほんとに演出に参加してくれたんじゃないかというぐらい、いいタイミングで風が吹いてくださったので、感謝しています。 ――映画の中で真田さんが一番好きなシーンと、一番伝えたい熱い想いを教えてください。 真田:そうですね、どのシーンも思い出があって、甲乙つけがたいんですけども、うーんそうですね、原作を読んで、意外だったところもあるんですけれど、夜の海、甲板で絵を描いているシーン、特に如月 行(きさらぎ こう)と、初めて心を通わせるシーンですけど、なにか全体の中でほのぼのとした、素敵なシーンだなと思いますね。 それといろんな想いはそれぞれのキャラクターにもたくさんあり、ストーリー全体としてもいろいろあると思うんですけど、特に僕の仙石という役、そして、僕自身の気持ちからいきますと、仙石というのは非常に思想的にもどちらにも傾かず、一番普通の、いってみると観客の目線に近いといいますか、非常にフラットな、兵士というよりは船乗りに近いような人情味のある男だと思うんですけど、彼にしてみますと、それぞれに正義があって、それぞれに国を思う憂いる気持ちがあるのはわかる、敵とはいえ、それはわかる。だけどやり方を考えよう、血を流し合う前に、なにか他に道はねえのかーっていうのが彼の心の叫びだと思うんです。 |
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| ――映画を見させていただいて、まさに今の時代に実際に起こりうるんじゃないかということを僕は感じたんですけど、ターゲットといいますか、こういう人に観てもらいたい、また、こういうことを感じてもらいたいこととかがありましたら 真田:タイムーリーという意味では、ほんとに原作が出た時よりも、時代が追いついてきてしまったというか、的中してしまったというか、結果的に本当にタイムリーなものになってしまいました。もうこれは、世代性別を超えてすべての日本人の方に、しかも一日も早く、観てほしい、そう意味では、いつ、何時、誰にふりかかるかわからない、誰が巻き込まれるかもわからない、そういったものが根底にテーマとしてありますんで、DVDを待ってというのは許されません!(会場・大爆笑) 一日でも早くとにかく、観ていただいてですね、次に行く時には、友達やご家族を誘って複数で観にいっていただくという、それをオススメしたいなと。それだけホントにタイムリーなものなのでね、えー公開後、一週間二週間でまた世の中変わってしまうかもしれない、それはそれでこの作品が違った意味を持ってくるかもしれませんけど、もう、一つの答えは作品として、出来上がってしまいましたので、もう変更はきかないので、今、これが公開されるという意味とか意義とかを考えますとですね、ホントに年齢性別問わず、そう意味では原作を読まれた方も読んでない方も、まっさらな気持ちで一人の日本人として、立場とか肩書きとか全部振り払って観ていただければありがたいなと思っています。 |
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| ――この映画はほんとに男臭いというか、ほとんど男性の―― 真田:そうですね紅一点でジョンヒという役がいますけど、ほんとに男ばっかりですから ――骨太な感じのする映画なんですけれども、しかも出ていらっしゃる方がほんとに今をときめく日本の俳優の方というそういう感じがするのですが、真田さんが、仙石っていう人を演じるにあたって、なんかこだわった点などはありますか?
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| ――たまに目が合うとドキドキしちゃうんですけど、(会場爆笑)←インタビュアーは男性です。 この映画を通じて、皆さんに真田さんからのメッセージというとどういう感じですか? 真田:やはり自衛隊の全面協力ですとか、こういうキャストに囲まれて、そして仕上げはロンドン、ロサンゼルスと非常に国際的なスタッフに囲まれて、いろんな意味で過去にない試みをさせていただいてますし、こういう仕上げに立ち会っている時も、あ、こんな時代が来たんだな、日本で撮ったものを向こうで仕上げて、そして音楽もつけて、なにかこういう交流戦じゃないですけど、ほんとの意味でドップリ組むという、こういうことが実現したんだな、その同じ船に乗り合わせたという幸せと充実感がありつつですね、そういったものがこの作品ににじみ込んでいると僕は信じているので、そういったスケール感を観た方に味わっていただけたら嬉しいなと。そういう意味では、テーマはタイムリーで、タッグの組み方としては最先端の仕事になったような気がするので、そのへんもお楽しみいただければと思います。 ――相良町で、この「亡国のイージス」を支える町の人たちも取材したのですが、今、真田さんは世界を舞台に活躍していらっしゃいますが、日本映画を支えるフィルム・コミッションについてどう思われますか? |
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――今回、真田さんのシーンと佐藤浩市さんシーンと全く別々でしたが、そういう撮影は今ままであったのでしょうか?またそういう撮影で気をつけることとかは? 真田:今回ほど自分が出てないシーンが未知数なものはなくて、つながってみないとどんな映画になっているのかわからないっていうのは、初めてですけれど、ただ、カットバックで作戦会議のシーンと、自分の孤独な船底のシーンとは、ぜんぜん別撮りなので、撮影所で一度も浩市君なんかは会わずじまいだったのですけど、そこは今回のキャスティングに救われたといいますか、やはり四半世紀にわたって10代のころから何年かおきに共演をしてきて時代を駆け抜けてきたという…何かこういう同世代としての信頼感みたいなのがありましたので、そういう意味では、絶対あのシーンではあいつはここまで来ているはずだ、それを受けて孤独に船底で自分も芝居をして、で、バトンタッチしてまた返すという、そういう見えない共演者としての信頼感というものは非常に強くありましたので、それは、世代を、時代を共にしてきた賜物かなという感じでした。 |
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| ――それではお時間になってまいりましたので、最後に静岡の映画ファンの皆さんに一言お願いします。 真田:「亡国のイージス」はこの静岡で生まれたといっても過言ではないので、ほんとに皆さんこのスタッフの一員になったつもりで、この映画を応援していただければと思います。7月の30日から公開されますが、先ほども言いましたけれど、一日も早く劇場に行っていただいて面白かったら皆さん誘ってまた、映画館に行っていただきたいなと思います。よろしくお願いします。 ――ありがとうございました。 |
| (C)2005「亡国のイージス」associates |
| 【第二部・新聞インタビュー】はこちら |
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