静岡の地酒が呑める店vol150「Neo Japanesque Bar  MANDO」  | 静岡新聞SBS

静岡の地酒が呑める店
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内観
Neo Japanesque Bar MANDO
(静岡市葵区呉服町)
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静岡の酒&地産地消メニュー充実のスペイン風バル
2010年3月、静岡市の繁華街のど真ん中に、地酒ファンが気軽に立ち寄れる洒脱なバーが誕生した。呉服町通りから玄南通りを西進してすぐ。一見、日本酒が呑めるとは思えない南欧カフェ風の路面店で、扉をあけるとウエイティングや立ち飲みができるワイン樽が置かれ、奥までカウンターが連なる。カウンターの上にはタパスと呼ばれるお惣菜が並び、壁には日本酒や焼酎の瓶がズラリ。それでもまったくミスマッチに感じないから不思議だ。それもこれも、店のコンセプトからメニューまですべて指揮した平井武さんの、若かりし頃の地中海旅行が原点だという。「スペインのバル(居酒屋)で、言葉が解らない自分でもカウンターに並ぶ大皿タパスを指さして気軽に頼める。料理も雰囲気も最高に楽しかった」。帰国後に料理の世界に進み、静岡吟醸の星「國香」に出遭って衝撃を受け、和洋中どんな味でも受けとめる日本酒の懐の深さに魅了された。私は以前、ある静岡酒のリーフレットに『人を感動させる酒とは、感動を知っている者が造った酒』というコピーを書いたことがあるが、この店に心揺さぶられるのは、平井さんの感動体験が原動力になっているからだろう。料理は地元産にトコトンこだわり、静岡緑茶もメニューに掲げるほど丁寧に飲ませてくれる。県外客を気軽にもてなすにも最適だ。
 
マネージャー平井武さん ご主人のこだわり
酒肴 地酒
新世代の地酒伝道師
マネージャー平井武さん
 
藤枝市出身の平井さんにとって、地酒は普段着のような存在だったが、20歳のとき1年間地中海沿岸を放浪し、その後料理の世界に進み、勤めた静岡市内の和風ダイニング店で「國香」と出遭い、静岡酒への畏敬を深め、地酒専門店『篠田酒店』に移って日本酒をトコトン学んだ。地酒を熟知した上で「日本酒マニア向けやコテコテの和のイメージにせず、地酒との出会いを楽しめるフランクな店にしたい」と語る平井さん。新世代の地酒伝道師として大いに期待したい!
  富士山麓の青木養鶏場で平井さん自らさばいたという特選地鶏のグリル(500円)。地鶏メニューはMANDOに来たらぜひお試しを!   篠田酒店ドリームプラザ店で店長を務めた平井さんだけに、地酒のラインナップと商品管理は完ぺき!燗酒用の酒器にもこだわる。「どの酒もお望みの温度に燗つけます」とのこと

  地酒リスト
  白隠正宗(高嶋酒造)、正雪(神沢川酒造場)、初亀(初亀醸造)、
磯自慢(磯自慢酒造)、杉錦(杉井酒造)、開龍(志太泉酒造)、
喜久醉(青島酒造)、始郎(大村屋酒造場)、小夜衣(森本酒造)、
開運(土井酒造場)、國香(國香酒造
   
※掲載内容は取材時点のものでその後変更されている場合もあります。【最終更新】2010年5月

地酒ライター
Profile
鈴木真弓・コピーライター、しずおか地酒研究会主宰。静岡県の味と技にこだわって取材活動20数年。ご縁の多かった地酒の造り手や売り手&マジメな?呑み手の応援に努めています。地酒ドキュメンタリー映画『吟醸王国しずおか』制作中。
ライター日記『杯が乾くまで』もぜひご覧ください。