静岡ぐるぐるマップ132保存版 「やっぱり、和食がいい。」
静岡新聞社編 本体価格1200円 (税抜) 2016年10月発行
蕎麦、鮨、天ぷら、鰻、定食物とジャンルが広く、居酒屋から高級料亭まで店の雰囲気も多彩な「和食店」を大特集。TPOに応じて店探しができるジャンル別に、静岡県中部地区の108軒を紹介。いつかは足を運んでみたい名店の極上和食コースを全品見せる特集、注目の若手料理人特集、知っておきたい和食マナー、だしの基礎知識など読み物頁も必見。
- 現在発売中の静岡ぐるぐるマップ132保存版 「やっぱり、和食がいい。」からピックアップ。
季節料理 成 なる
山の滋味を楽しむ大人の贅沢
飲食店が連なるちゃっきり横丁内の一軒。静岡市の足久保にあった人気和食店「木魂庵」が2015年夏にこの地に移転。店名も改めカウンター8席だけの店としてオープンした。秋はきのこ、春は山菜、夏は川魚など静岡市北部の農家から仕入れる山の幸と旬の野菜を使った料理が評判で、店主の調理する様子を眺めながらゆっくり過ごせる大人の隠れ家だ。
ランチは完全予約制で「季節の膳」2160円と3240円の「季節のコース」を用意。夜は「季節のおまかせコース」で、山里の旬が思う存分楽しめる。特にメニューには記されていないがほかに一品料理もあるので相談を。店主お薦めのスペシャルな一皿に出合えるかもしれない。
- 「アボカドあんかけの茶碗蒸し」
- 「前菜」トマトのコンポート、枝豆、エビのエゴマ十年味噌はさみ、アスパラの梅肉ほか ※料理はすべて6月のメニューの一例
- 「焼き物」アスパラのカマス巻 スダチ添え
旬のお料理 鷹匠 すだち
お酒と味わいたい店主のアイデア料理
粋な料理が楽しめると評判の小料理店。「新しい食材や料理を探し出し、初めての味に驚くお客様の顔を見るのが醍醐味」と店主の黒岩文明さんは話す。
料理はお酒との相性がよく、手軽にいろいろな味が楽しめる「旬香コース」(料理のみ5品・3500円)が一番人気。単品は「ほう葉焼」や「炭焼」のほか、日替わりも充実。超限定酒「亀」1620円(100㎖)などの名酒も揃う。
懐石料理のフルコース5000円や、冬のフグコース、アンコウ鍋、スッポン鍋(1人前8000円~、いずれも要予約)はちょっと贅沢な酒席にぴったり。
- 「黒毛和牛 炭焼」2400円
- 夜の懐石料理「すだちコース」5000円
- 単品でも楽しめる「ほう葉焼」1080円~
茄子の花 無庵
静岡を味わう「一富士二鷹三茄子懐石」
料亭を思わせるエントランス、和モダンの格調高い個室…。そんな贅沢な雰囲気が接待や会食、慶事にぴったり。「駿河の郷土料理」をテーマとし、その最たるものが、「一富士二鷹三茄子懐石」。総料理長・早川亮介さんが静岡の食材にこだわり、腕をふるう季節替りの懐石料理で、秋には「松茸と太刀魚のお茶しゃぶ」が登場する。コースはほかにも10数種類あり、手軽に本格懐石が味わえる「季節の無庵懐石」5400円も好評。一品料理なら「天然南鮪と旬の鮮魚の刺身盛り合わせ」が地酒をよりおいしく引き立てる。
- 内観
- 外観
- 「一富士二鷹三茄子懐石」6480円、8640円
- 天然南鮪と鮮魚の刺身盛り合わせ(富士山盛り)」1人前1058円(2人前~)