20.7 タブロイド
2/24

「あ静岡赤十字病院で働く生まれ育った静岡にいながら、いつでも世界とつながれる自分の夢を叶えて、地域の役に立つeb制作会社「あんどぷらす」は、中小企業が国内外へ販路拡大する足がかりとなるネットショップの開発・運営をしている会社。「本当にこれがオフィス?」というカフェのような社内で働くのは経験者ばかりではなく未経験の新卒者も。この会社で最年少22才の石原萌花さんは、入社早々いきなり広報担当に抜■された。と言っても、彼女が入社するまでこの会社には広報もいなければ、営業マンもいたことはない。彼女が面接でポロッと「広報にも興味がある」と言ったのがきっかけだ。面接は私服で、ほぼ雑談。それW  の作戦。石原さんも雑談の中では素の人柄を見ようという社長突然「ウチ以外に狙っている会社とかあるの?」と社長に聞かれ、しばし迷って「あります」と答えた。「御社だけです!と答えなくちゃいけないとは分かっていたんですが専門学校でデザインを学んで来たので、やっぱり嘘はつけなくて」。そんな彼女が入社してから社員交流のための社内イベントも月1で開催されるなど変化が生まれた。「イベントではクラフト作りをしながら雑談したりしています。やっぱりオンライン会議と直接会って話すのは全然違います。隣にいて軽く相談したり、どうでもいいような雑談って結構、大事だと思うんです」。プレミアムフライデーには15時から外のカフェや本屋など好きな場所にでかけて好奇心を満たしている。りがとう」と言われる、というのはお金とはまた別の報酬。新型コロナで多くの人が自宅で待機している中、医療機関、交通機関、流通など生活に必要不可欠な職場で働く人に多くの人が感謝した。子どもの頃から看護師を目指し、現在、静岡赤十字病院の看護師として働いている髙橋美海さんは勤務1年目から救命救急センター病棟やICUに配属された期待の星。「学生の頃と責任感が変わりました。やっぱり人の命を預かる仕事なので…。次々に重篤な方が運ばれてきたり、見たことのない症状の患者さんもいて、毎日が緊張感の連続です」。夜勤もあり体力的にも精神的にもハードな仕事だが、子どもの頃から続けているバレーボールで培ったものが仕事にも役立った。で決められた2名1組のペアで行なう。この仕事でもっとも重要なのはコミュニケーション。「知識はもちろん大事ですが、気に掛けているのはご家族への配慮と、その方が今できないことのお手伝いです。丁寧に誠実に看護することでご家族との信頼につながると思うんです。私の祖父がこの病院に入院した時、看護師さんが『聞こえてないかもしれないけど、手を握って話しかけてあげて』と小学生の私に言ってくれたことを覚えています。その時、私も看護師になりたいと思いました。重病でICUに運ばれて来た人が回復して一般病棟に移って、家族に付き添われて退院する姿を見送る時、ああ、本当にこの仕事をしていて良かったなと心底思います」。患者のケアは、その日の当番「あんどぷらす」広報として働く石原萌花さん。パソコンに写っているのは社内イベントでてるてる坊主を作った時の写真。オフィスの椅子やインテリアにもこだわる髙橋美海さん。勤務時刻の30分前には身だしなみを整えてスタンバイ。今日の受け持ち患者さんのカルテを読み込むFutureしずおかでは、静岡で働く色んな職種の人に「あなたが働くのは、なぜ?」か、を聞いてみた。大人になったら、働くもの。でも、どうして大人になったら、働かなくてはいけないのだろう?もしかしたら、この中に何かヒントが見つかるかもしれない。働くのは、なぜ?

元のページ  ../index.html#2

このブックを見る