結果発表 〜魅力あふれる富士山の姿がカレンダーに!

「富士山を愛する輪を広げたい。」
そんな思いで、昨年に続き今年も公募した、「静岡中央銀行2022年カレンダー 富士山フォトコンテスト」。
応募者 221人/作品総数 713点の中から、最優秀賞1点・優秀賞3点・静岡新聞社賞1点・静岡放送賞1点・佳作5点が決定しました!最優秀作品は、静岡中央銀行の2022年カレンダーに採用されます。(各賞、受賞者氏名は敬称略)
◇募集テーマ
静岡県内・神奈川県内で撮影された富士山の写真

◇募集期間
2021年5月1日(土)〜7月31日(土)

◇審査員
写真専門家 藤井 晴雄 ※審査委員長
静岡中央銀行 取締役社長 清野 眞司
静岡中央銀行 専務取締役 林 道弘
静岡中央銀行 常務取締役 芦川 哲也
静岡中央銀行 営業企画部 部長 澤田 武嗣
静岡新聞社・静岡放送 執行役員東部総局長 植松 恒裕

◇講 評
藤井 晴雄

最優秀賞(静岡中央銀行の2022年カレンダーに採用されます。)

「春爛漫」 山本 武正(富士宮市)

講評

春を感じさせるきれいな花が咲き乱れ、タイトル通りの景色を切り取った作品に仕上がっています。青空の下、どっしりと構える富士山を稜線が分かるように入れ込み、淡い花々も右側はアップ気味に、左側には中景で、遠景にも高木ながら雪が残った富士山の景色を遮らず遠近感をうまく利用してバランスよく配置されています。富士山右側稜線に湧き上がる雲は、全体の景観の中で時の流れを感じさせる要素になっているのではないでしょうか。

優秀賞

「朝陽に輝く」 小林 勇(伊東市)

講評

空を桜で配置し、富士山の稜線から朝日が昇る瞬間を捉えました。計算された位置にカメラを構え、枝ぶりの開いた空間に富士山と太陽をうまく入れ込みました。大気の状態で日の出の景観が色々と変わります。富士山の影が大気に当たって上に伸び、空にも陰影を造っています。太陽を入れ込む写真は露出が難しく、絞り込めば暗く、開ければ白っぽくなってしまいます。オレンジ色に染まる右側の背景とともに、桜の調子や周りの景色も暗くならず明るく仕上がっています。

「初春の夕景」 中野 俊之(沼津市)

講評

五合目付近まで真っ白な雪で覆われまだまだ厳寒の富士山と、夕闇迫る港はオレンジ色のライトがともり、温かみのある風景を醸し出し対照的な写真に仕上げました。この時間帯から暗くなり始め、露出が少なくなってきます。絞りを稼ぐためにもシャッター速度を遅くして撮影しなければなりません。スローシャッターを切ることで、煙突の煙などが流れて動きのある写真に仕上がりました。

「高原のレッドカーペット」 山口 勉(三島市)

講評

すっきりとした稜線を見せる富士山と、朝日に照らされて赤く染まった草原をうまく捉えています。朝日が赤く染まる気象条件は限られると思います。この場所でカメラを構えた時、何時頃の撮影がいいのか、何回も挑戦したのではないでしょうか。欲を言えば、雲の形状がうろこ雲など、秋らしい雲が出ているともっとよかったですね。

静岡新聞社賞

「輝く富士と新緑」 宮崎 泰一(富士市)

講評

両端から伸びる木からなる三角のスペースに、キッチリと富士山をはめ込み見事なダイヤモンド富士を切り取りました。空の部分には新緑を配置し、逆光があたる葉が一層輝いて見えます。水面部分には何も入れず、全体の構図に安定感をもたらしています。この日の気象条件は微風だったのでしょう。湖面には大きな波も見られず、ダブルダイヤモンド富士が輝いています。

静岡放送賞

「厳寒の夜明け」 山田 司朗(三島市)

講評

ピーンと張りつめた寒さの中、オレンジ色に輝く町明かりが暖かく感じられる作品に仕上げられています。雪の積もった箱根新道付近からの撮影と思いますが、日の出前の富士山が浮き上がって見えます。芦ノ湖の湖面上空を覆う雲が、静けさの中にも動きを感じることができます。主要被写体(町明かりと富士山など)と空間のバランスがいいと思います。右の部分を少しトリミングすることで、より町明かりが強調される効果が表れると思います。

佳作

「春色の彩」 佐野 達次(富士宮市)

講評

すっきりとした青空の下、6合目付近まで雪を残す富士山を背景に、満開となったツツジが春の訪れを感じさせる作品です。大胆に画面の三分の二をツツジで占めることで、より暖かさを強調しています。富士川河川敷にはいろいろな花が咲いています。時間の余裕があれば、被写体の陰影を生かした撮影(朝、昼、夕など)にも挑戦してみてはいかがでしょうか。

「雨上がりの水田」 上野 祐司(神奈川県足柄下郡箱根町)

講評

滅多にない無風状態の中、水面には見事な逆さ富士が映し出され、その瞬間を捉えた作品です。低山に架かる雲も帯のように横に広がり、時間が止まったかのような中にも動きが感じられます。気象条件が非常によくない限り、雲、風がない風景は撮影できません。これだけ広い水面が鏡のようになるのはあまりないのではないでしょうか。そこで写真が撮れたのは素晴らしいです。

「桜吹雪」 渡辺 英基(山梨県南巨摩郡南部町)

講評

桜が吹雪く瞬間の写真は、なかなか狙って撮影できるものではありません。この作品では写真全体に花びらが乱舞している様子がうかがえます。特に、桜の根本付近や右の黒い山でははっきりとわかります。桜吹雪が広範囲に拡散しているためこの画角で撮影したと思いますが、少しアップ気味にトリミングしてみてはいかがでしょう。より吹雪が強調されるとおもいます。

「師走の風物詩」 臼井 正明(裾野市)

講評

報道などでよく知られる三島の「大根干し」。本来なら富士山を大きく、大根も大きくというアングルで撮影したいところだと思います。しかし、この作品は少し視点を変え、説明的ではありますが状況がよくわかる写真となっています。斜面にずらりと並べられた大根には、冬の日差しがいっぱい降り注いでいることが分かります。画像約半分は、雲一つない青空としてすっきりとさせました。

「ダイヤモンド富士」 山田 輝昭(静岡市清水区)

講評

富士山を中心から少し右にずらし、左には葉桜の枝を、右の空には筋状の雲が光線のように広がっています。様々なバランスを取りながらダイヤモンド富士を撮影したと思いますが、富士山に後光が差したような現象になり良い作品になったと思います。湖面は大波もたたず程よい感じで、水鳥の泳跡も動きのある写真に仕上げる要素の一つとなっています。少しだけアングルを下に向け、湖面の富士山を入れても良かったのではないでしょうか。

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