2025年12月11日(木)付
新聞を教材に活用するNIE実践指定校の沼津視覚特別支援学校(田渕尚子校長)で10日、公開授業が行われた。視覚障害や知的障害のある中学部の生徒が「私たちが読みやすい新聞」をテーマに取り組んでいる新聞づくりなどについて紹介した。
3年の瀧空峨さん(15)と2年の高橋悠真さん(14)は沼津特支の魅力や特徴について、障害のある友人や先輩に知ってもらうための新聞を作成した。学習面や生活面の違いなどを記事や図表にまとめて実際に読んでもらい、黒地に白抜きの文字の使用やフォントの変更など、相手の障害に対応した読みやすい紙面を目指した。
視覚と知的の障害がある生徒たちがこども新聞の記事を理解できるようにするため、情報通信技術(ICT)や人工知能(AI)、音声点字端末などを使って教師と一緒に読み込む授業も披露された。
授業後の意見交換会で田渕校長は、沼津特支に通う子どもたちを取り巻く現状について「情報ツールの多様化で紙の新聞に親しむ機会が少なかった。NIEをきっかけに新たな切り口から学びを進めていくきっかけになった」と説明。参加者や教員からはICT機器の活用方法や新聞の在り方について、活発に議論が交わされた。
(東部総局・藤原拓翔)
作成した新聞を発表する生徒=10日午後、沼津市の沼津視覚特別支援学校
2025年12月09日(火)付 朝刊
日本新聞協会は8日、家族や友達と新聞を読み、感想や意見を書いて応募する第16回「いっしょに読もう!新聞コンクール」の入賞者を発表した。県内からは、浜松市立東小2年の竹内詩織さんが優秀賞を受賞した。奨励賞に伊藤亜由奈さん(浜松学芸中2)、西尾和真さん(沼津市立高1)、学校奨励賞に浜松学芸中、沼津市立高が選ばれた。
国内外から計6万1428本の応募があった。最優秀賞に3人、優秀賞に30人、奨励賞に120人を選んだ。団体応募は470校あり、優秀学校賞に15校、学校奨励賞に184校を選定した。
優秀賞を受賞した竹内さんは、学校用給食に普及が広がっているストローレスの牛乳パックについて県内での取り組みを紹介した静岡新聞の広告記事を取り上げた。「新学期に学校に行ったら、ストローレスの牛乳になっていたのでうれしかった」と話し、「ストローレスになったことによるメリットとデメリットを考えようと思った。全国の学校やスーパーにも広まってほしい」と意見を述べた。
竹内詩織さん