10月30日付「ソノ仕事×コノ絶景」 新しい発想×伝統の職人技=「和紙と漆で蝶ネクタイ」
今回主に話題として取り上げたのは、黒住さんが商品化した「和紙と漆で蝶ネクタイ」。メイン写真の撮影は商品の仕上げ段階で漆を塗る職人さんの工房で行いました。工房内は展示会に向けて制作中の品物がずらり。その光景はまさに絶景です。
漆を塗る駿河漆器の若手職人・藤中知幸さん。駿河漆器の老舗である鳥羽漆芸で修業後、独立。現在は伝統的な漆器づくりの合間に、若い感性を生かした可愛らしいカトラリー「オトモシッキ」を制作しています。
この「和紙と漆で蝶ネクタイ」、実は2枚重ねてあるリボンの基本形だけで5種類あり、形がそれぞれ異なります。さらに柄の種類に至っては、黒住さん自身「何十種類作ったか分からない」ほどあるとのこと。自分好みの形と柄を選ぶ楽しさもありそうです。
注文が入るごとに1つ1つ手作業で作る蝶ネクタイ。その様子を動画で撮るために、事務所にもお邪魔しました。微妙な力加減で和紙を折り、蝶の羽部分のカーブを作っていきます。
力が入りすぎると美しい形にならないため大量生産できないのが悩みの種とのことですが、「本当に良さを分かってくれる人に愛用してもらえればそれで満足」と黒住さん。Facebookもあるので興味のある人はぜひのぞいてみてください。写真にスマホをかざすと動画が見られる「PictuAR」で、制作の様子の一部を動画で見られます。お宅の新聞でぜひお楽しみください。
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