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暮しの手帖の魅力

 8月は生活情報誌「暮しの手帖」に関する展示が静岡市内2カ所で開かれました。「懐かしい」と言って来場される方が多かったそうです。(の)

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 暮しの手帖より以前、「スタイルブック」の名前でファッション冊子が発行されました。1946年、戦後間もなくと言ってもいい時に「おしゃれ心を失はないでゐよう」と記しています。色使いも鮮やか。ファッションの流行は繰り返すものといいますが、スタイルブックには「素足のよろこび」としてサンダルが紹介され、そのイラストの一つが最近はやりのレースアップシューズのようです。

 そして、1948年に「美しい暮しの手帖」は創刊されました。あとがきには、具体的な暮らしの記録を送ってほしいと書かれています。「ひとが、どんなに生きたかを知ることは、どれほど力づけられ、はげまされるか知れない」と。弊紙朝刊には「ひろば」、夕刊には「つぶやき」と読者の投稿が掲載されています。思いや書きっぷりに心打たれることもあり、自らの思いと「あとがき」が重なりました。

 静岡市女性会館では生活を映す記録として残すため、大切に保管しています。寄贈された約200冊を点検していたら、「田中屋」(昔の静岡伊勢丹)のチラシが出てきたとか。創刊当初の1~13号など欠番がいくつかあり、探しているそうです。

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