コラム「あすなろ」

「ひざの重みと母の愛」の巻

2015年2月12日(木)カテゴリー:幼児  投稿者:ナグコ

週末の外出では昼寝をせず遊び続けられるほど成長した娘。
でも帰る頃には力尽き、チャイルドシートで「寝ていい?」と聞きながら眠りに落ちることもしばしば。
そんな時は、今の時期は厚手のものを、夏は手ぬぐいを、娘に掛けます。夜中、布団からも気付くとはみ出ているし…。

30代も半ばに近づき、ナマ足を平気で出していた日々も遠くなりまして、今や運転中も職場でも足もとが気になります。膝掛けが手放せなくなりました。掛けていないと、膝掛けじゃないにしても何か乗ってないと、なんだか落ち着きません。

それはきっと6年間の長距離電車通学で身についた、カバンを膝の上に乗せることに起因していると考えていました。でもどうやら、それだけじゃなかったようです。娘に膝掛けを掛けてる時にふと、「あ、これだ」と思いました。6年間よりも前に、いま私がしているように、母は何度も何度も掛けてくれたんだと。

現代の子育てでは、子どもが熱を出したら薄着にすることが常識になっています。でも、発熱中の娘にやたら服を着せて毛布で包もうとする母を思うと、イラっとすると同時に(笑)、そうやって私を育ててくれたんだと、覚えていない幼い頃の生活を見ているような気分になります。それも子どもを産むことができて良かったと感じることの一つです。

3歳児は口ごたえを覚え、私が掛けた布団や膝掛けを「いらな〜い」と投げたりもしますが、「こうなったら何度だって掛けてやるぞ!」と誓ったのでした。

(ナグコ)

子育てコラム「あすなろ」(729) 「ひざの重みと母の愛」の巻

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