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静岡こども環境大使2009in熊本

001)静岡こども環境大使

 「静岡こども環境大使」(静岡新聞社・静岡放送、県主催、エコロジック協力)派遣事業で、大使に選ばれた不二聖心女子学院中2年の鈴木羽美さん(14)と浜松市立細江中2年の高須里央菜さん(14)がこの夏、熊本県阿蘇山を訪れ、海外環境活動に取り組む仲間と交流し、活動の輪を広げた。

■「地球守る」思いは1つ

 熊本県の阿蘇山は、世界有数のカルデラ火山。2人は、もちろん初の阿蘇訪問だ。そこでであった韓国、スリランカ、タイの仲間と共に、自然を感じる野外活動をしたり、議論を重ねて各国で同世代の仲間たちが実感している問題を共有しあった。

 「干潟を埋め立てて土地を拡張した結果、多くの生き物のすみかを奪ってしまった」(韓国)、「森林伐採によって森林を追われた象が都市部に下りてきて畑などを荒らしている」(スリランカ)、「焼き畑農法で、必要以上に多くの森林が焼かれている」(タイ)―などの報告があった。

2人の紙芝居は各国の仲間も注目

 鈴木さんと高須さんも、用意した手作りの紙芝居で、身近な環境問題や、環境保護への取り組みを発表した。鈴木さんは、自宅近くの小川に生息していたアカハライモリが、道路工事をきっかけに姿を消してしまったことを伝えた。高須さんは、環境先進国ドイツで目にしたごみの回収装置や、温暖化防止のために自ら心掛けている打ち水、節電について紹介した。

 最終日、参加者は「アジア青少年環境宣言」と題して、白い模造紙に一人一人、環境保護への「誓い」を記した。

 「周りの自然に目を向ける」(鈴木さん)、「『地球を守りたい』という強い思いを多くの人に伝え、共に活動していきたい」(高須さん)。2人の誓いも世界の仲間と共に、阿蘇の青空に響き渡った。

      ◆ ◇ ◆

■体験を終えて

不二聖心女子学院中学校・鈴木羽美さん

自然からの恵みを次の世代に引き継ぐために、今ある恵みを大切に- 

 私は今回の熊本研修でたくさんの自然を見ることができ、火と水と大地を身近に感じられたと思います。

 中でも火を連想させる中岳火口の「湯だまり」の美しさには驚きました。まるでスープを温めた時のようにトロトロとした水面に、うっすらと湯気が立ちのぼる様子に思わず息をのみました。

 中岳は今も活動中の火山で、二万数千年前頃からそれは続いていると考えられています。火口周辺では風向きによって火山ガスが見学場所にまで流れてきて硫黄の匂いがしていました。ガスの濃度によっては生命に危険性があるほどで、今でも活発な活動をしていることが感じられました。

 静かで美しく見える「湯だまり」が実は中岳の火山活動を唯一見せてくれている場所だったのです。私はこの火口に立った時、美しさ以上に自然の偉大さにがく然としました。人は自然に生かされていると強く感じたのです。

 阿蘇山上に降った雨水が地下に蓄えられて町のいたるところで湧き出し、「水基」となり人々の生活を潤しています。そして多くの湧水地で「水神様」として祀られ大切にされています。

 自然からの恵みを次の世代に引き継ぐために、今ある恵みを大切に守り、よりよい形で未来へとつなぐことが私たちに与えられた使命ではないかと感じました。

   ▲ ▽ ▲

浜松市立細江中学校・高須里央菜さん

周りに目を向け、人間と自然のバランスを考えて生活を

 夏休み真っ只中。

 私は富士山静岡空港を飛び立ち、阿蘇くまもと空港に到着した。初めて訪れる地に私は、興奮と不安を抱いた。

 雄大な自然に囲まれた中でのエコツアー。静岡では見られない自然や息吹を体験した。事前研修で初めて登った富士山では標高が高くなる程背が小さく変化していく木々の様子を観察することができた。

 しかし、阿蘇の山は標高が低い所でも草木が生い茂り、周りを見渡せば一面グリーン色で気持ちが安らぐようなとても美しい景色だった。そして、世界最大級のカルデラに自然の鼓動を感じた。

 メインイベントである今回の国際交流プログラム。スリランカ、タイなど普段あまり交流する機会のないアジアの国の方々と交流ができた。ディスカッションでは各国の環境問題について知識を得ることができた。日本に近い韓国では、干潟に建物を建てようとし、生き物の住み家を奪おうとしている会社があり、大きな問題になっていることを聞いた。

 ほかの国でも共存関係を崩すようなショッキングな話がいくつかあり、人間と自然のバランスを考えて生活していくことが大切だと思った。

 私は、自分自身の体験や環境に関する思いを描いた紙芝居を披露した。真剣なまなざしで聞いてくれ、思いが通じたと思う。

 今回の研修で人間の欲望のせいで自然を破壊してしまい、今のような現状を招いてしまった自分たちを情けなく思った。言語が違っても互いに一つのテーマに向かって理解しあったことを忘れずこれから自分にできることを実行し、もっと周りに目を向けて生活していきたいと思う。

■交流の足跡

 

海外の仲間もたくさんできました

日本のエコ、打ち水を伝授

大自然を体感

 

「静岡」についても紹介

各国の“伝統のカレー”を料理して交流

私も頑張ります! メッセージを記入。

みんなの思いが1つに

コメント (1)

頑張れ環境大使

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