手作り通園グッズ、豪雨被災地へ 静岡の有志「ママなりの支援」

2018/8/25 11:00
布を持ち寄って通園グッズを手作りする「きのこの会」メンバー=15日、静岡市葵区の市立大川こども園

 西日本豪雨で大規模な浸水被害があった岡山県倉敷市真備町地区の市立川辺幼稚園の園児のために、静岡市の子育て支援グループ「はぴまましずおか」の呼び掛けに応じた母親らが、通園に必要なリュックなどを制作した。計432点を発送。子どもたちの夏休み明けに間に合わせた。
 はぴままがフェイスブックやインスタグラムで「弁当袋や体操着入れ、巾着リュックを提供したい」と協力を求めると、個人や団体から問い合わせが相次いだ。15日には同市葵区の市立大川こども園で、長期休暇中の学童保育を行う「きのこの会」の女性らが布を持ち寄り、手分けして縫製した。
 はぴままの池田水穂子代表は「ママたちは子連れで現地ボランティアに赴くことはできない。『静岡でできること』を求める人の多さを実感した」と話す。
 はぴままに現地の母親の声をつないだ支援団体「サンサポートオカヤマ」によると、川辺幼稚園の園児約80人の9割以上が被災し、現在は親戚宅などに身を寄せる子も多いという。園舎が深刻な被害に遭ったため、園児は9月以降、近隣の園に通う計画になっている。
 スタッフの岡本恵さんは「互いに無事だと知っていても居場所がバラバラなのでずっと会えていない。手作りの品に自分の名前を書き、友達との再会の日を待つことが、子どもたちにとってどれほど尊いことか」と協力に謝意を示した。

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