南伊豆に災害対策訓練所 東大が廃校活用、11月に開設

2018/8/5 07:42
災害対策トレーニングを体験する参加者。東京大が11月に研修場所のセンターを開設する=4日午後、南伊豆町の三坂地区防災センター

 東京大は11月、南伊豆町に災害対策トレーニングセンターを開設する。小学校跡地などを活用し、自治体職員や企業の防災担当者らが実践的に災害対策を学ぶ場所とプログラムを提供する。
 廃校になった旧町立三浜小と、町が2017年に整備した三坂地区防災センターを会場として利用。座学やゲーム中心の内容ではなく、より実践に即した体験型の研修を受講できる。大学によると、国内では珍しい取り組みという。
 災害対策本部の運営、情報収集と伝達、支援物資の受け入れと運搬などのプログラムを用意。(1)小学校体育館に避難所を開設する(2)ドローンを使った被害状況の確認(3)罹災(りさい)証明書発行のための家屋の応急危険度判定(4)支援物資の仕分け、運搬-などを実際に体験してもらう。
 8月2~5日に会場で、研修内容や運営方法を確認する検証会を開いている。災害ボランティアを含む県内外の76人が参加。4日は「海岸線が入り組み、孤立地域発生も懸念される南伊豆町に応援に入る」との想定で研修に臨んだ。
 町内には東京大の研究施設があり、町が会場提供を快諾したため、開設場所に決めたという。同大講師の沼田宗純さんは「頭だけでなく体でも災害対応力を身につけてほしい」と話している。

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