大腸がん最新治療法などを解説 三島でがんセンター公開講座

2018/9/9 08:17
大腸がんの外科治療法について解説する塩見明生大腸外科部長=8日午後、三島市民文化会館

 県立静岡がんセンター公開講座2018「知ってなるほど!がん医療」(静岡新聞社・静岡放送主催、スルガ銀行特別協賛)の第4回講座が8日、三島市民文化会館で開かれた。塩見明生大腸外科部長が「大腸がんの最新外科治療」、池田宇次血液幹細胞移植科部長が「血液がんの診断と治療」と題して講演した。
 塩見部長は近年罹患(りかん)者が増加している大腸がんは早期発見し、適切な治療を受けることが大切とした。患者の腹に小さな穴を複数開け、手術器具を入れる腹腔(ふくくう)鏡手術や、手術支援ロボットを用いたダヴィンチ手術を解説。大腸がんの外科治療は排便や排尿など日常生活に関わる機能に関係するため、医師の技術力が重要と訴え、「経験豊富な専門医療機関を選んで」と呼び掛けた。
 池田部長は白血病や悪性リンパ腫など代表的な血液がんを紹介し「県内では毎年千人以上の患者が発生している。決してまれな疾患ではない」と述べた。進行が速く、初診時から長期入院することもあるなどの特徴を説明。抗がん剤を用いた化学療法や、造血幹細胞を移植する治療法についても詳説した。
 約600人が聴講した。次回は10月13日午後1時から。

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