蒸気空冷、温排水なし 御前崎港バイオマス発電計画

2018/9/12 07:51
御前崎港で計画されるバイオマス発電所のイメージ図(レノバ提供)

 御前崎港で国内最大級のバイオマス発電所の建設計画を進めるレノバ(東京都)は11日までに、発電時に生じる高温蒸気を空冷式復水器を使って除熱し、再利用する方針を固めた。漁業者を中心に懸念していた海への温排水は発生しない。静岡県環境影響評価(アセスメント)の調査結果と環境保全策などを記した準備書の縦覧を12日に開始する。
 同発電所は海外から輸入する木質ペレットを主燃料とし、県内産の木質チップを補助燃料に想定する。出力7万4950キロワット。年間発電量が5・3億キロワット時と、一般家庭13万世帯分の電力供給量に相当する。2020年の着工、22年の運転開始を予定している。
 同社は当初、発電のタービンを回すために必要なボイラーの蒸気について、施設近くの海水を使って冷やす方式を検討していたが、温排水の発生による海への影響を勘案して空冷方式に変更する。大気や景観など環境影響の調査結果と併せ、準備書に盛り込んだ。
 縦覧は10月12日まで、県生活環境課や御前崎市役所、牧之原市役所などで行う。準備書に関する説明会は9月24日、御前崎市文化会館と牧之原市相良総合センターで開く。準備書への意見は10月26日を提出期限とする。
 問い合わせはレノババイオマス事業本部<電03(3516)6233>へ。

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